こんにちは。

IMG_0605

現在、アジングではエステルラインが主流となっています。
理由は感度と水切りの良さ。
PEでは感度が良くても、水の抵抗を余計に受けてしまう為レンジを細かく刻みながら探っていくアジングには不向きです。
ツルッとした1本のラインと、何本かのラインを束ねたPE。
想像していただければわかると思います。
水深が深くなればなるほど、この差は顕著なものとなりラインに余計なたるみを生みます。
デカイアジだけを狙う、磯場でやる等のことがなければ、波止から尺までのアジを狙う軽量ジグヘッドを使用した釣りにはエステルラインが最適です。
何でもかんでもPEラインを使うのではなく、大人しく風や流れの影響を軽減できるエステルラインを選ぶことがアジングを成功させる近道となります。
エステルが難しければナイロンやフロロの方がPEより遥かに使いやすいラインです。

ちなみに、アジングにこだわる必要はなく、アジでもメバルでもエステルが一番使いやすいと感じています。
ゴロタとか磯で釣りをする場合など例外もありますけどね。




ではどのラインが良いのか?



①ティクト ジョーカー

54

強度◎
他のラインと比べると号数に対しての強度が低めに設定されていますが、 全く問題はありません。
2017年現在、リニューアルされて強度も他と同じくらいに。
ドラグ締めすぎ注意。
感度◎
感度はとても良いです。 
トラブルレス◎
特に気になるトラブルはありません。
耐久力◯
普通。悪くない。
エステルラインというか極細系は劣化が早いので、ラインチェックとこまめな交換が必要です。

ライン交換時に長さの目安となるマーカーが付いています。
これがかなり便利で、アジングでは200メートルもラインを使うことがありません。
100メートルずつリールに巻いて使えば経済的にお得です。
正直言ってこれから紹介するラインと大きな違いはありませんが、アジングゲームの基準となる使いやすいラインの一つです。


②バリバス アジングマスター

04

強度◎
エステルラインの中でも、より細く高い強度があります。
シーバスやチヌなど、不意の大物でもなんとかなりました。
感度◎
ジョーカーと同程度の感度を備えています。
トラブルレス◎
特に気になるトラブルはありません。
耐久力◯
こちらもジョーカーと同程度。

エステルの劣化スピードと100メートルラインマーカーが改善されれば最強ラインです。
ジョーカーの強度が増したことで、ラインマーカーのない不便なエステルラインという印象。
アジングマスターは初期の頃からずっと愛用していましたが、現在はジョーカーの勝ちです。
ジョーカーもアジングマスターも極細ラインは劣化が超早い為、かなりの頻度で新品への巻き直しが必要です。
一気に200メートル全部を巻くのではなく、半分ずつ100メートルに分けて使うことがコストを抑えるコツです。


③サンライン 鯵の糸

11

強度◎
こちらも不意の大物でもなんとかなってしまう強度があります。
感度◯
使いやすさ(しなやかさ)を優先しているため、上記ラインより少し劣りますが、釣果に差が出るほどではありません。
トラブルレス◎
特に気になるトラブルはありません。
耐久力◎
他のエステルより劣化が遅いです。
劣化スピードが気になる場合はこのラインがオススメです。

しなやかで扱いやすさはダントツのため、初めてエステルを使う場合はこちらがオススメです。
感度が劣ると言っても釣果に影響はないレベルで、ジョーカーやアジングマスターなどの硬さが気になる場合や劣化スピードが気になる場合(巻き直しが面倒な場合)はこれを使いましょう。
また、劣化が少し遅いと言っても過信は禁物です。



④ダイワ 月下美人エステル

56

強度◎
上記ラインより若干太いような気がするけど、気のせいかな?
0.090mmときちんと表記されていて好感が持てますね。
表記通り強度は十分です。
感度◯
感度はジョーカーに少し劣り、ジョーカーと鯵の糸の間くらいに感じます。
使いやすさをアピールしているメーカーのラインはどうしてもここが弱い。
と言っても、釣果は変わりませんけど。
トラブルレス◎
特に気になるトラブルはありません。
耐久力◯
劣化スピードはジョーカーやアジングマスターとあまり変わりません。
若干持ちは良いのかもしれないけれど、いずれにせよ交換が必要なレベルに劣化するため意味なし。

アジを釣るには必要十分な性能を持ちながら、他のラインと比べて若干安く仕上がっています。
この辺りはさすがダイワといったところでしょうか。
パッケージをもっと簡素化すればコストは下げられそうですが、これ以上安っぽくすると釣り具大手の威厳が失われるため出来ないのかな?
値段と性能の兼ね合い、そしてダイワというブランドの安心から迷わず選べるラインと考えて良いです。
当然ながら100メートルの位置にマーカー付き。
私は結構気に入りました。



⑤よつあみ アンバーコードS-PET

33

強度◎
強度は抜群です。
0.25号という他社より細いライン径で同等かそれ以上の強度。
感度◎
アジングマスターやジョーカーとあまり変わらないレベル。
トラブルレス◎
特に気になるトラブルはありません。
耐久力◯
巻きグセが付き難く、結構長持ちする印象です。

ジョーカー、アジングマスターを超えるレベルの高品質ライン(私の中ではナンバーワン)。
が、しかし150メートル巻きしかなく75メートルラインにマーカーも付いていないのでその点が評価を下げています。
正直アジング、メバリングのジグヘッド単体の釣りであれば75メートル巻いていれば十分なので、これをハンドル回転数から計算して半分ずつ使うのもありです。
そう考えれば値段を抑えつつ、ジョーカーと同じかそれ以上のラインを使えることになります。
私はライトキャロ用に0.4号を使用中。
0.25号か0.3号を計算しながら半分ずつ使おうかな。
ルビアス1003で1回転60センチで計算して、125回転で約75メートル。

2018/3/27追記
アンバーコード0.4号で70センチの真鯛の捕獲に成功。
これだけ強ければPEはもはや不要です。

2018/11/1追記
グリーンのラインカラーが追加。
視認性向上、値段向上。
お好みで。
アマゾンであれば非常に安価に手に入れることが出来ます。


⑥よつあみアンバーコードD-PET


スクリーンショット 2018-11-02 16.37.28

強度◎
S-PETと比べると少し落ちるが十分な強度。
結束強度はこっちの方が上らしい。
感度◯
S-PETと比べてラインに伸びがある分少し落ちるが、釣果には影響なし。
トラブルレス◎
使いやすさにステータスを振った結果、しなやかで使いやすくなりました。
耐久力◯
S-PETと同じくらいで問題なし。

いつの間にか新製品が出ていたので早速使ってみたところ、基本的にはS-PET、D-PET共に同じレベルで十分使える高品質のラインでした。
違いとしてはラインの素材組成を少しだけ変更し、鯵の糸のように使いやすさにステータスを振った点にあり、そのため少し強度が低下していますが、少し柔らかくなり、少し伸びるようになった代わりに扱いやすさが向上しています。
個人的には一押しのコスパ最強ライン。
引っ張り強度は低下、ただし結束強度は向上(違いは体感できないレベル)。
また、200メートル巻きが登場し、エステルラインを初めて使う方やエステルラインに苦手意識を感じている人には、鯵の糸と同様にオススメのラインです。
ただ、相変わらず100メートルのマーカーはなく、スプール二つが連結した新スプールに100メートルずつ巻かれています。
もちろん、途中で切断されているわけではないため、200メートル巻きたい人も大丈夫。
エステルラインに慣れている人はS-PETでも良い(0.3号以下の場合)。

メバル用にS-PETの0.4号や0.5号を多用するようになったところ、ライントラブルが増加
ラインが固すぎる故であり、D-PETにすることで改善されたことから太いエステルを使用する場合はこちらが一番オススメできるラインとなりました。
PEを使用しないメバルプラッギングには0.5号が最高にマッチします。

2018年12月現在、アマゾンで1500円ほどだった値段が約半額に!
買うしかない!

 

総評

使いやすさ、汎用性で言えば鯵の糸が頭一つ抜けてる感じですね。
ライントラブルに関しては、どれを使ってもまずバックラッシュしないので違いがわかりません。
逆に言えば、この中のどれか、0.3号を使ってトラブルを起こすならそれは釣り人側か、リールの性能の問題だということです。

続いて、ジョーカーとアジングマスター、アンバーコードはほぼ同じような性能と考えて良いですが、ラインマーカーの有無で差別化できます。
アジングマスターは相変わらずマーカーを付けないので、月下美人の方がオススメできます。


どれも優秀なエステルラインですので、この中から選べば間違いありません。 

また、一応書いておくと、ジグヘッド単体用の標準号数は0.3号です。
0.3号か0.35号くらいのものを選ぶことをおすすめしますが、強度に不安がある場合0.4号から慣れると良いでしょう。
0.4号であれば若干太くなることでラインの劣化も実感できるレベルで遅くなります。

また、キャロを使う場合もかなり使いやすく、メバル釣りやキャロ用にエステルを選択する場合は0.4号以上を使うことでラインブレイクを軽減することができます。
ちなみに、エステル0.4号以上を使用してトラブルが増加した場合には、しなやかさが売りのアンバーコードD-PETを使用することでトラブルを抑えることができます。
アジとメバル兼用するのであれば、私は0.4号を選びます。

※極細ラインは劣化が早いため、2〜3回くらいの使用毎に巻き直し(交換)が必要です。
1度使っただけでも長期間使用していない場合は交換するようにしましょう。
その手間を惜しんで大物を逃したくはないはずです。

また、初めて極細のエステルを使うとラインの扱い方次第ですぐに切れてしまう経験をします。
私もそうでした。
慣れが必要ではありますが、それさえ乗り越えればアジングにおいてここまで使いやすいラインは存在しません。



追記7/22
ルミナシャイン
というラインが安かったので、捨てることを覚悟の上で使ってみました。
使えなくはないですが、アタリが上記のラ
インと比べるとぼやけるため、即ゴミ箱行きとなりました(ゴミラインというわけではないが二度と買わない)。
値段と性能は比例するということです。
値段が安いので選択肢としてないわけではないのですが、最初は鯵の糸かアンバーコードDPETが無難かと思われます。
初めてのエステルラインは信頼できるものから選択しましょう。




↑ライトゲームに使えるモノフィラメントそっくりな使用感のPEラインはこちら。



それではまた。



にほんブログ村 釣りブログ ソルトルアーフィッシングへ
⤴️Gクラ使いのブログランキングはここから確認✨
ポチッとしていただけると励みになります。

最後までお付合いありがとうございました。