こんにちは。

ダイワ(グローブライト)のアルティメットトーナメントドラグ(UTD)をオートマチックトーナメントドラグ(ATD)に自分でカスタマイズする方法をまとめておきます。



現在販売されているモデルには当たり前となっているATD

今ある程度の価格以上のリールを買えば、ドラグはATDになっているはずです。
しかし、この方法を使えば13セルテートや12ルビアスなどの旧モデルを低コストでATD化することができます。
公式な方法としてはメーカーにカスタム依頼に出すことですが、余計なコストがかかることとメンテナンスの度に1週間2週間使えなくなるのは困りますよね。

この方法なら誰でも簡単に、好きなタイミングでサクッとカスタム・メンテナンスできちゃいます。



ATDとは・・・動画で紹介



UTDと比べてより滑らか、かつ粘り強いドラグです。
フッキングはビシッと決まるのに、魚の走りにねっとりと滑らかに追従してバラシやラインブレイクを防止することができます。
そんな夢のドラグシステムATDを格安で手に入れてみましょう。



①ATDドラグワッシャを注文する。

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参考までにリールの番手とコードを書いておきます。

1000-2000番(10-20フィネス) 1枚入り 144189
2500番フィネス(25フィネス) 1枚入り 144190
2500番(25) 3枚入り 144191
3000番(30-40) 3枚入り 144192

SLPのHPに対応表がありますので、確認の上注文してください。

2017年現在、SLPのHPで探し出すことができないため、おとなしくネットで注文した方が良さそうです。
釣具屋さんで注文をするときに上記のコードが必要となりますが、今も受付してくれるのか不明です。

また、釣りを始めたばかりの方は、自分のリールがどれに相当するのかわからないかもしれないので、ルビアスのスペック表を例に説明します。

55

10-20=1003〜2004H
25フィネス=2506、2506H
25=2508PE-H〜2510PE-H
30-40=3012、3012H
ドラグワッシャが1枚のものは最大ドラグ力3キロ以下。
それより大きなドラグ力のものはワッシャが3枚搭載されています。
また、商品に16セルテート用と記載されていますが、そこは気にしなくても大丈夫です。
そもそも、UTDのATD化は現行リールではなく、旧モデルが対象のカスタマイズです。

10-20フィネス 1枚

25フィネス 1枚

25 3枚

30-40 3枚



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ATDワッシャ各サイズ一覧はこちら
LTシリーズはワッシャのサイズが全く異なるため、こちらのリンク先から探してください。



②ワッシャが届いたら自分のリールに組み込む。

まずは、ドラグを分解しパーツをよく洗浄します。

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このパーツの洗浄という部分がとても大事で、既存のドラググリスが混ざってしまうと、性能低下の原因となるとのことです。
ホームセンターで売っているパーツクリーナーできれいに洗います。

そして、UTDのワッシャと入れ替える形で組み上げていきます。
UTDとATDは、ワッシャに染み込ませるオイル(グリス?)が異なるだけのようなので、単純にワッシャを入れ替えて組み直すだけで完成です。


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UTDワッシャをATDワッシャに入れ替えました。
上段の黒ずんだワッシャがUTDのものになります。

コストはワッシャ1枚あたり500円。
3枚入りなら1500円。
格安でATD化できる上に、その後の自己メンテナンスもコストカットできます。
ATDの特徴として、負荷がかかった時に粘っこくチリッ・・・チリッ・・と滑らかに動作します。
UTDに劣る部分は一つもないので、変更できる人はカスタムすることをお勧めします。



それではまた。






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