こんにちは。Johnです。
この大雨による水温低下と濁りはアコウに影響するのか。
こんな天候でもいつものように釣れるのか。
「26ハードロッカーエクスチューンB710M」と共に検証し、インプレします。
- 本記事では、科学的根拠に基づき未成熟魚は原則全てリリースしています。
- 稚魚・若魚の持ち帰り(=成長乱獲)は資源の減少を招き、釣り人自身の首を絞める結果に繋がります。
- また、安全性と速やかなリリースのためにバーブレスフックを使用しています。
ハードロッカーエクスチューンB710M
2026年に登場した「26ハードロッカーエクスチューンB710M」の基本スペックはメーカーHPで確認してください。私はこれまで堤防やテトラのアコウ(キジハタ)狙いにスコーピオン1651を使用していました。
それなりの数とサイズを釣っているものの、やはりロッドの短さとティップの柔らかさがこの釣りでは欠点になっていると感じました。
それらの問題を解決するために、ロックフィッシュ専用ロッドに手を出した形です。
MHやHなどのもっと強いモデルもラインナップされていますが、私が堤防やテトラから使用するシンカーは7gから20g程度です。
30gや40gを使用する事は基本的になく、ロッドが長すぎるとキャスト時にテトラに接触するリスクを増やすだけなので、まさにど真ん中の番手としてB710Mを選びました。
堤防からのキジハタ、オオモンハタ、アカハタ、アイナメ、クロソイなどにちょうど良い長さと強さです。


開封してみると、まず見た目のカッコ良さに感動しました。
艶消しブラックのブランクスにツヤありブラウンの組み合わせ。
袋に止水ファスナーが付いている点も実用性を加味した時に便利です。


そして、このリールシートのガンメタがアンタレスに最高にマッチします。
見た目は最高の仕上がりと言って良いでしょう。



これだけ幅広いルアーウェイトに対応しながら、111gという軽さはロッド操作の多いロックフィッシュでは大きな武器となります。
私が探した限り、これより軽く、同じくらいのルアーウェイトに対応したロッドは他に見つかりませんでした。










チタンガイドは全部で10個。
チタンはステンレスと比べ少し軽く、いつの間にか錆びてしまうステンレスと違いほぼ錆びないという利点があります。
せっかくの高価なロッドも、ガイドに僅かでも錆が出ると非常に残念な気持ちになります。
軽さよりも、錆を気にしなくて良いところがチタンガイドの最大のメリットかもしれません。




25アンタレスを取り付けてみました。
まるでアンタレスのために設計されたようなリールシートです。
完璧な調和を見せています。
ちなみに、私はトリガー部分の置き傷対策でトリガーカバーを装着して使用予定です。



25アンタレス100XG(215g)を組み合わせた時のバランスはこの辺り。
もっと重いリールであれば、重心がさらに手元に寄ります。
ティップは程良いしなやかさを持ち、2ピースのティップ側(1番)がMLからMクラス、バット側(2番)がH以上と言った感じの組み合わせです。
バット側は手で曲げようと思ってもほとんど曲がりません。
また、ティップはある程度の硬さを持たせなければ根掛かりが増えてしまうため、根掛かり前提のロックフィッシュでは特に重要な部分となります。
根掛かりは回避したいが、あまり硬くすると軽量リグが扱えない。
まさに絶妙な硬さと柔らかさのバランスに仕上げられています。
「相当ロックフィッシュをやりこんだ人が作ったんだな」と言うのが伝わってきます。
ロックフィッシュロッドの最高峰を名乗るに相応しい仕上がりと言えるでしょう。
実釣インプレ
6月下旬、瀬戸内海のとあるテトラ帯に到着したのは午前2時。ここから午前4時までの上げ潮2時間勝負です。
かなり雨は降っているものの、2時間だけなんとか頑張って探ってみます。
使用するのはいつものズボラなジカリグ。
足元のテトラだけでなく広範囲を探りたいので、タングステンシンカー14gとアジャストハントを組み合わせます。

濁りを考慮してアピール力の高い、カーリーテールモードを選びました。
パドルテール、ツインテール、カーリーテールと、その時の状況に応じて使い分けられるアジャストハントは本当に便利です。
おまけに、根掛かりで海中に残してしまってもバクテリアに分解されるため、環境負荷を可能な限り抑えることが出来ます。
私の求める要素を全て合わせ持ったパーフェクトワームです。
今日の潮の流れは左から右。
フルキャストした先で着底まで30カウント。
ツンツンとほんの少し持ち上げてからのフォールで、ボトム付近を丁寧に探ります。
クラス最軽量の111gゆえに片手でのロッドアクションも問題ありません。
ハードロッカーエクスチューンB710Mはティップの硬さが程良く、食い込みや聞きアワセを邪魔しない柔軟さを備えながら、根掛かりをしっかり回避可能な硬さも持っています。
ティップは硬いほど根掛かりを回避しやすく、柔らかいほど軽量リグを投げやすくなります。
近頃、タングステンシンカーが驚くほど高騰しているため、根掛かりによるロスト率が下がるのはありがたい話です。
いくつか投げ込んでみたところ、下限で「7gシンカー&ワーム」の組み合わせから普通にキャストする事が出来ました。
ルアーウェイトに関してはほぼ表記通り使えると考えて良いでしょう。
そして、この絶妙な硬さと弾性がリグをこれまで以上に遠くへ運んでくれます。
良く飛んでくれて気持ち良いの一言です。
しかも、反響感度抜群。
遠投した先の底質が手に取るように分かります。
また、程良いティップのおかげでテンション感度も申し分ないです。
快適な遠投性と、ロッドを通して感じられる情報量の多さに嬉しくなります。
テトラの上を少しずつ移動しながら、可能な限り遠投をして沖から足元のテトラ付近まで丁寧にネチネチと探ります。
何か固いものはないだろうか?
ゴツゴツ引っ掛かるようなところはないだろうか?
普段はもう少し早いテンポなのですが、この日は大雨による濁りが入っていたためワンアクションの移動距離を抑えるように意識しています。
時々、コッ、グググッとカサゴのアタリがあります。
手前のテトラよりも、沖の固いところの方がカサゴのアタリが多い印象。
となると、やる気のある魚が多い沖を意識して攻めるべきか。

すると、まあまあサイズのカサゴがヒットしました。
カサゴのアタリは出来るだけフッキングしないようにしているのですが、フッキングなしで勝手に掛かっていました。
そんなにガルプは美味しかった?
そのまま続けていると、今度は海藻らしき重い何かに引っ掛かりました。
なんだ?
海藻?
・・・生命感を感じないな。
少し聞いてからシェイクして外そうとすると、グンッと魚の感触と共に重さが消えました。
あ、今のは絶対アコウじゃん。
嘘だろ・・・食ってたのかよ。
これはハードロッカーが悪いのではなく、アコウの居食いを考慮していなかった私の責任です。
もう少し時間をかけて確認すべきだったか・・・。
それほどまでに今日のアコウは元気がないようです。
カサゴはあんなにアタリが出るのに。
おそらく、大雨による水温低下や濁りが影響しているのでしょう。
ガツガツ食ってくる感じではないようです。
貴重なアコウを逃してしまったショックが大きいですが、次を期待して諦めずに続けます。
すると、15メートルほど探り歩いた先で再び海藻の塊が引っ掛かったような感触。
また居食いか?
それとも今度こそ海藻か?
この雨でゴミもたくさん浮いていて判断に迷います。
先ほどの経験を活かし、ラインを軽く張って聞いてみます。
全く魚らしさを感じない・・・。
やはり根掛かりなのか?
僅かな違和感があるため、適度な柔らかさのティップを活かして待っていると、ヌ〜ッと引っ張られました。
これは魚だ!
もしかしたら根掛かりかもしれないけれど、全力フッキングしてみよう。
ドシッ!
この重量感。
確実に魚!
確実にアコウ!
沖の深みで掛けた魚をテトラに向かって寄せてくるわけですから、潜られるリスクはあるものの、ハードロッカーの程よい長さとパワーを活かして海中を強引に回収します。
スコーピオン1651を使用し、毎回タックルを破壊するつもりでファイトしていた時と比べ、かなり余裕を持って寄せられる事に驚きました。
さすが最高のロックフィッシュ専用ロッド。
深いところから、テトラに一切干渉させずに海面まで上げることができました。
これほどしなやかに、パワフルに曲がり込んで111gしかないってマジ!?
やはりスパイラルXコアとハイパワーXの組み合わせは素晴らしいです。
スコーピオンで50センチ近いアコウを抜き上げていた事を思えば、ハードロッカーエクスチューンでのブチ抜きは児戯に等しいレベルです。
しかし、わざわざ魚に優しいシリコンラバーネットを用意しているので、それを使ってランディングしました。


キャッチしたのは45センチの立派なアコウ(キジハタ)でした。
嬉しい。
これまでにもハードロッカーと共にアコウを何度か狙いに行ったものの、カサゴしか釣れなかったり、テトラの穴でヒットさせた良型アコウを逃したりと失敗が続いていました。
ようやくハードロッカーでのアコウキャッチ成功です。
しかもこのサイズ。
本来であればもう1匹釣れていたはずですが、それは私が居食いを考慮していなかった未熟さゆえの失敗です。
ここまで厳しい状況もあるのだと知ることが出来て良かったです。
大雨の中、本当によく釣れてくれました。
アコウをリリースして本日の釣りは終了です。
キジハタだけでは勿体無い
このクラスでは最軽量のハードロッカーエクスチューンB710M。長時間ロッド操作を続けるロックフィッシュでは、軽量化により手首への負担を軽減する事は最重要課題と言えるでしょう。
そして、絶妙なティップの硬さで根掛かりを軽減しながら、7gから40gまで扱える懐の広さと良型アコウを余裕を持ってリフトできるパワー。
ガチガチの沖磯でやるならMHやHという選択肢がありますが、そこらの堤防やテトラでロックフィッシュを楽しむなら710Mがちょうど良い長さと強さになると思います。
私のキジハタ釣りが相当楽になりました。
また、ロックフィッシュに限らずシーバスや青物にも転用可能です。
何にでも使えるロッドとしてワールドシャウラがあるのですが、ロッド重量、長さ、ルアーウェイト、ティップの硬さをロックフィッシュ中心に考えた時に、自然とハードロッカーに絞り込まれます。
ロックフィッシュを中心に、時々その他の魚を狙うならハードロッカー。
その他の魚を中心に、時々ロックフィッシュを狙うならワールドシャウラ。
今回活躍したハードロッカーエクスチューンB710Mは、まさに最高峰と言えるロックフィッシュロッドです。
長時間の釣りに耐えられる軽さ、絶妙な硬さのティップ、感度、遠投性能、圧倒的なリフトパワー。
これら全てがエクスチューンに備わっています。
さすが世界のシマノの技術力。
私は相当気に入りました。
ロックフィッシュだけでなく、秋の青物トップゲーム、ショアラバでのマダイ狙い、激流シーバスなど、今後は全部これでやろうと思えるくらい素晴らしい完成度です。
ロッド:26ハードロッカーB710M
リール:25アンタレス100XG
ライン:アップグレードX8 1.2号200m
リーダー:ヴァルカンEXTRA8号(生分解性ライン)
なぜ未成熟魚をリリースするのか?正しいキープサイズとは。
それではまた。


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