こんにちは。Johnです。
アジングと迷いましたが、せっかく良い潮なので朝マズメに大物を狙ってみることにしました。
サワラーでサワラ釣れたらいいな。
本記事では、科学的根拠に基づき未成熟魚は原則全てリリースしています。
稚魚・若魚の持ち帰りは資源の減少を招き、釣り人自身の首を絞める結果に繋がります。
また、魚へのダメージを抑えるため、バーブレスフックを使用しています。
サワラージャーキングチューン
そもそも、「サワラー」とは何か?から説明します。サワラーとは、とあるルアーにつけられた別名、通称のようなものです。
タックルハウスのコンタクトノード130FD(正式名称)のリング、フックを変更し、オリジナルカラーとしてゴーフィッシュから販売されているルアー。
それがサワラー(ノード130SPD)。
ゴーフィッシュではキーパプースをカマサーと呼んでいますが、それと同様にサワラがよく釣れるこのルアーをサワラーと呼ぶのです。
そのサワラーをシンキングに変更、さらにリングとフックも変更し、ジャーキングを前提としたバランスに仕上げた物がサワラージャーキングチューン(ノード130SDJ)。

では、通常のコンタクトノードやその他ミノーではジャーキングが出来ないのかと言えば、そうではありません。
トゥイッチやジャークと言えば、ミノーの世界ではやって当たり前、出来て当たり前の操作方法です。
しかし、サワラ狙いで行われているジャーキングは、エギングで行われるワンピッチショートジャークのように左右へ大きくダートさせる特殊な方法になります。
ワインドと言っても良いレベルです。
その特別激しいジャークにも耐えうるようにカスタムされたものがサワラージャーキングチューン(=ノード130SDJ)。
サワラ対策のワイヤーリーダーの使用も問題なし。
どのようなジャーキングなのかについては、動画を見てもらえればすぐにわかると思います。
このルアーは、シンキングゆえにカウントダウンで沈めてから使う事も出来るし、着水直後に連続ジャークしても水面から飛び出す事なく快適に使用出来ます。
しかも、驚く事にこのルアーの発売は2008年。
そんな昔に登場したルアーが今も現役、しかもジャーキングチューンと言う特殊な使い方にも対応させることに成功しています。
基本設計がしっかりしていないと無理だし、とあるメーカーのようにすぐ生産終了させていたら実現できませんでした。
流石タックルハウスと言うべきでしょう。
また、ノードの特徴である飛距離も健在(矢のように飛んで行く)。
一般的なシーバスタックルでも扱える普通の重さのミノーであるため、投げ続けてもタックルや体への負担は最小限に抑えられます。
かなりゴツいシーバスロッドや、青物ロッドでないと綺麗に飛ばないルアーはみんな嫌いなはず。
一方、ただ巻きや早めのリトリーブでは、バランスを崩したように動きが悪くなる事がありますが、これは設計時には想定していなかった太軸フックの採用、フローティングモデルをシンキングに無理やり変更しているために犠牲になった部分だと思われます。
しかし、この若干のバランスの悪さがオートマチックな食わせのきっかけになっているように感じられるシーンもあり、そこまで気にする必要はありませんでした。
ジャーキングメインで使用しながら、疲れたとか、反応がないと感じられた時にリトリーブ中心の釣りへ切り替えても、全く問題なく魚を呼んでくれます。
既存のサワラーと、今回のサワラージャーキングチューンはあまり難しく考えず、サスペンドモデルとシンキングモデル程度の「認識と使い分け」でいいのではないかと感じています。
もちろん、バシバシアクションを入れたいならジャーキングチューンを選びましょう。
サワラを狙う
実際のところ、サワラでもハマチでも何でもいいので釣りたい。午前4時半に到着し、空が明るくなるまでは前回サワラを釣らせてくれたM108SWを信じてキャストを続けます。
いや〜体が楽。
頑張ってロッドを振らなくても良く飛んでくれるから、いつ魚が釣れるかわからない状況では、集中力を長続きさせてくれる良き相棒です。
イワシなどの小魚が水面付近にいて、それを意識している場合はこれで釣れるはず。
ところが、今回は大潮で期待値が高いはずなのですが、ベイトフィッシュらしきものが全く見えません。
おかしいな。
前回は時々ではあっても小魚の気配もあったし、ボラもたくさん跳ねていたし、生命感に満ち溢れていました。
そして、最も釣果の期待できる午前6時になりました。
ライズ、ボイル、ナブラ、小魚のざわつきなど一切見えません。
ダメじゃん。
今日は無理か?
そうは言いながらも、最も期待できる午前6時から6時半まではサボってはいけません。
私自身は、ジャークだから釣れる、ジャークしないと釣れないとは考えていないのですが、この状況では何かを変えなければボウズで終了してしまいます。
こうなったらダメもとでサワラーJ入れてみるか・・・。
サワラーJに変更
釣り開始から1時間半が経過。表層では全く反応が得られないため、その少し下のレンジを攻められるサワラージャーキングチューン(サワラーJ)に変更しました。

風を突き抜け、矢の如き飛びを見せるサワラー。
まあ、せっかくだからとジャーキングを繰り返して、ルアーをできるだけ大きく左右へダートさせ、魚へアピールします。
この魚がいないのではないか?と思われるような状況では、目立たせてなんぼです。
15分ほど続けますが、一切の反応がありません。
やはり今日は無理なのか。
ジャーキングに疲れた私は、ただ巻き中心に軽いジャークを加える操作へと変更しました。
すると、そろそろ回収という距離でゴンッ!とアタリ。
!?
あたった。
間違いない。
ちょっと深いところを探り続けていた甲斐がありました。
当然、このタイミングでようやく魚が回遊して来たというのもありますが、水面に生命感がないのだから、少し深いところを攻めようと判断した事で、状況が一気に好転します。
アタリがあった時は、リーダーチェックを忘れずに。
次のキャストでジャーク、ジャーク、ジャーク・・・ゴンッ!
来た!
今回もハマチを想定してドラグはしっかり締めています。
遊ばずに一気に寄せると、姿を見せたのはサワラでした。
サワラーでサワラを釣る。
釣れて当たり前かもしれませんが、なんか嬉しい。


サイズは75センチほど。
取引先の人が欲しいと言っていたから確保しよう。
持ち帰りには、良心的価格のおさかな袋厚手を使用しました(1枚100円未満)。

小さいのはサゴシ、中くらいのはヤナギ、大きいのはサワラ。
あまりにも魚が大きい時は、しっぽを落とせば袋に収まるはずです。
そして、先ほどのアタリとサワラのヒットから、おそらくレンジさえ合わせれば問題なく釣れると判断しました。
今度は、リトリーブを中心に軽いジャークで探ります。
グリグリグリ、トントンくらいの感じ。
すると、ドンッ!とヒット。

サイズは50センチ台だからサゴシでいいんだろうか?
この魚は科学的根拠に基づいてオートリリース。
それほど大きくはなかったのですが、狙い通りヒットさせられたので満足度は高いです。
この日の釣りはこれで終了。
6時45分にセットしたタイマーが終わりを告げます。
8時とか9時くらいまでやってもいいのですが、疲れるので最も魚が釣れる時間に絞りました。
基本的に午前6時から午前7時までやれば、その日の答えは出せると思います。
M108SWや、サワラーを使ったショアからのミノーイング。
かなり面白いです。
ルアーの使い方を自ら狭めず、色々な方法を試してみてください。
それがルアーフィッシングの醍醐味です。
ロッド:ワールドシャウラ2832
リール:ステラC3000XG
ライン:完全シーバス1号
リーダー:ヴァルカンEXTRA8号
それではまた。


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