こんにちは。Johnです。

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タチウオは、秋から冬にかけて数釣りが楽しめる人気の魚です。

しかし、釣れるサイズが小型化してきたことに不安を感じている釣り人も少なくありません。

この記事では、タチウオの成熟サイズや産卵期をもとに、科学的なリリース・キープ基準を示します。

なんとなくリリース、なんとなくキープ──そんな曖昧な判断から卒業しましょう。



目次



釣れる時期と産卵期

タチウオは一年を通して釣ることができますが、特に数が出やすいのは秋から冬です。

この時期に釣れる個体の多くは、その年に生まれた若い魚と考えられており、急速に成長してエサを活発に捕食します。

タチウオは、初夏から秋にかけて複数回に分けて産卵を行う「分割産卵型」の魚です。

富山湾の調査では、産卵期は7月から10月とされており、紀伊水道でも6月から9月を中心とした長い産卵期間が確認されています。

つまり、夏から秋に釣れるタチウオには、まだ産卵に関与する成熟個体と、産まれて間もない未成熟個体の両方が含まれています。

この時期に釣れる個体の状態を見極めるには、サイズによる判断が欠かせません。



成長速度と成熟サイズ

タチウオは成長が速く、1年で40〜50cm、2年で70cm前後まで成長します。

秋に釣れる40〜60cmの個体の多くは、当歳魚(その年に生まれた個体)である可能性が高いとされています。

紀伊水道の調査によれば、初めて成熟するのは全長70〜75cm前後。

80cmを超えると、ほとんどの個体が成熟済みとされています。

以下に、全長ごとの成熟割合と資源状態の目安を示します。

全長(cm) 成熟割合 資源状態
〜64cm20%未満未成熟個体が大半
65〜69cm30%未成熟個体が多い
70〜74cm50%成熟途中の個体が半数程度
75〜79cm75%多くが繁殖可能だが未成熟も残る
80〜84cm90%繁殖に十分関与できるサイズ
85cm〜95%以上ほぼすべてが成熟済み個体



成長乱獲とは何か

成長乱獲とは、魚が十分に成長し、成熟して産卵する前に大量に漁獲されることによって、将来の資源回復力が失われていく状態を指します。

外見上は釣果が出ていても、実は再生産が追いつかず、じわじわと資源全体が減っていくという静かな悪循環です。

成長乱獲は、海外の多くの漁業先進国では最も避けるべき漁業形態の一つとされており、漁獲サイズの規制やキープ可能な最小サイズの設定によって、未成熟個体の保護が徹底されています
一方で日本では、この概念自体があまり知られておらず、漁業でも釣りでも対策が取られていないのが現状です。



キープサイズの判断基準

以下に、タチウオのリリース・キープ基準を全長(cm)で示します。

全長(cm) 判断基準 解説
〜64cmリリース未成熟個体が大半。資源の将来を守るために放流を。
65〜69cmリリースまだ成熟途中の個体が多く、繁殖に十分関与できない。
70〜74cmリリース成熟が始まるが、未成熟個体も多いため慎重な判断を。
75〜79cmリリース多くが成熟しているが、繁殖経験がない個体も含まれる。
80〜84cm可能な限りリリースほとんどが成熟済み。繁殖に十分貢献した個体と考えられる。
85cm〜キープ可ほぼ全個体が成熟済みで、繁殖を終えた個体と考えられる。


キープ可能だからといって乱獲を推奨しているわけではありません。

「キープ可」とされるサイズであっても、それは資源への影響が比較的小さいという科学的な判断に過ぎません。

必要な分だけを持ち帰るという意識が前提です。



まとめ

タチウオは「指◯本」という曖昧な表現で語られることが多い魚ですが、資源管理の観点では全長(cm)で判断すべきです。

一応の目安としては、指4本〜4.5本程度が全長85cm前後に相当し、キープの最低ラインと考えられます。

ただし個体差が大きいため、できる限り実寸での判断をおすすめします。


資源を守るためには、「この魚は成熟しているのか?繁殖を経験済みだろうか?」という視点が不可欠です。

科学的な根拠に基づいた判断ができる釣り人こそが、これからの釣りを支えていく存在になるでしょう。



参考文献

  • 兵庫県農林水産技術総合センター(2022)「兵庫県水産試験場年報 第37号」
  • 独立行政法人 水産総合研究センター(2005)「タチウオ資源評価報告書」
  • 富山県水産研究所(2022)「富山湾におけるタチウオの産卵と成長」
  • FAO (2022). “Growth overfishing: A definition and impact.” Fisheries Glossary.
  • 水産研究・教育機構(2020)「成長乱獲とはなにか」水産資源管理入門資料
※本記事の構成・調査・執筆は、ChatGPTがサポートのもと作成されています。


魚種別一覧表はこちら。





それではまた。





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