今回は初心者のおじさんと一緒にライトゲームを楽しみます。
昼間に50センチ級のエソは3本釣れているので、食材として最低限の確保は済んでいます。
しかし、アジが釣りたい。
メバルでもいいですが、ライトゲームをするために釣りに行っているのでアジかメバルをなんとか釣る必要があります。
この次の記事でアジのリリースサイズに関して述べますが、23センチ未満はリリースと言うルールのもとで釣りを行っています。
アジを探し回って
何度も何度もランガンを繰り返しました。
この辺りの海は私はあまり来ないので、Googleマップやおじさんの経験を生かして。
しかし、アジがいない。
いても15センチ程度の赤ちゃんばかり。
これでは話になりません。
わざわざそんなアジを釣りに地元の人は来ているようですが、「こんな釣りを続けているからアジがいなくなってしまったのでは?」と感じるほど積極的な成長乱獲が行われている様子でした。
坊主逃れの垂直釣りでもカサゴが少し釣れた程度。
ダメだこれは。
エリアを大きく変えるしかない。
シラス付き
おじさんもついに集魚灯を手に入れたので、それを積極的に活用するために真っ暗闇の堤防で試してみる事にしました。
正直ここまで全然釣れていないので、半ば諦めモードの中、30分試してダメならもう帰りましょうと言う話をして釣りスタート。
まずは1.4gジグヘッドにワームの組み合わせで上から下までじっくり探ります。
しかし、アタリがない。
産卵中の個体が多く、それもあってまだ本格的に釣れる状況にないように感じますが、全ての個体が散乱しているわけではなく、産卵がすでに終わっている群れもあるはずです。
そういった、産卵絡みでないアジを狙うのが目的です。
バシャバシャ!
おっと、明かりの向こうでシーバスらしき魚が暴れている。
アジはだめかな〜
そう思いながら続けていると、ライトの当たっている範囲でライズが発生しました。
バシャバシャ!
アジじゃん。
ライズの規模は暗闇で聞こえてきた音と同じ。
アジの群れが集中して同じ場所でライズするので、それが大きな音として聞こえてシーバスだと誤認していたのです。
このライズの仕方は・・・小魚だ。
この時期のベイトフィッシュの傾向、今日見てきた小魚の具合から考えるとまず間違いなくシラスを食べている。
釣り方はフライで
これだけの激しいライズが目の前で発生する中、私の操作するジグ単にはほとんどアタリがありません。
ゼロではありませんが、あれだけ魚がいるのに時々小さなアタリが感じられる程度。
つまり、釣り方があっていない。
こんな時に釣れない理由を魚のせいにする釣り人は一生上手くなれません。
自分が悪い。
どうすればいいのかと考え続ける釣り人が成長するのです。
ここで必殺のクレイジーチャーリーを登場させます。
これまでにも明るい常夜灯下でシラスを食いまくっているアジやメバルを釣ってきた経験が生かされます。
風と足場の高さを考慮してシンカーは1.5gを組み合わせ、デッドスローリトリーブでライズが発生している表層を探ります。
釣れました。
一発です。
これだ。
この釣り方だ。
先ほどまでのワームでは考えられなかった釣れ方がここから始まります。
初心者のおじさんにもなぜ23センチ未満はリリースなのかを車内で伝えているので、23センチ以上のみおじさんの食材としてキープします。
入れ食いフィーバー状態であり、25センチを超える個体も複数混じるため余裕を持ってリリースができます。
フライはシラスを意識して、細身でクリアなライトゲームスペシャルを使用しています。
置き竿でも釣れる
私がたくさん釣れる事を確認してから、おじさんにもクレイジーチャーリーを渡して二人で釣っているのですが、私が釣り上げると魚を受け取りにおじさんがこちらにやってきます。
その時、おじさんは仕掛けを回収せずにその場に釣竿を置いて来るのですが、それで何度もアジがヒットしていました。
足元にぶら下げているだけでもアジが釣れるほどの完成度に感動していました。
プライドを持ってリリース
これまでは私も明確なリリース基準を持っていなかったため、21センチ程度や22センチ程度のアジでもおじさんに提供してきました。
しかし、それは成長乱獲になり、将来のアジの資源量を減らすことに繋がると学んでからは23センチ未満のアジはリリースする事を厳守しています。
よく考えてみれば15センチとか20センチのアジを釣って自慢しているようでは、下の下。
恥ずかしい。
ちゃんと未来を考えてキープサイズをきちんと選べるのがかっこいい釣り人、ベテランの証だと思います。
今回、フライの威力に改めて感動したおじさんからクレイジーチャーリー20本ほどの注文が入りました。
釣りまくって余裕が生まれれば、リリースは苦も無く行えるのです。
ロッド:ソルティセンセーションリライアンス
リール:ヴァンフォードC2000SHG
ライン:ザ・ワン0.4号
リーダー:グランドマックスFX1.5号
それではまた。




コメント