こんにちは。Johnです。

ワールドシャウラの偽物があるらしい。

これを聞いて私が想像したのは、色だけ似せた明らかに偽物だと分かる偽物。

まあ、可愛いイタズラ程度の物を想像していました。

ところが、メルカリを開いてどんな物か覗いてみると、本物そっくりのワールドシャウラリミテッドが多数出品されていたのです。

しかも、本物と見分ける事が極めて困難。

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「え?こんなのどうやって見分けるの?」

可愛いイタズラレベルではなく、本気でコピーしています。

あまりにひどいので、私なりにメルカリの画像を見て勉強し、見分け方を解説しているところで照らし合わせて心眼を鍛えました。

その時に感じたのは、コピー品を作っている国(中国と思われる)は本気だと言う事。

本物との僅かな違いが発見されると、それを修正した物を作って売りに出しているようです。

これと似たような話にハチミツがあります。

世界で流通するハチミツと呼ばれる物は、その多くがシロップを混入した偽ハチミツであると言う事実。

ひどい物だとハチミツが一切使われていない物もあるようです。

(寒い時期に容器の底で固まるのが本当の蜂蜜)

見分ける方法を考え出す人と、騙してシロップを売ろうとする人。

完全にイタチごっこだそうです。

そして、今回その対象がワールドシャウラにまで広がりました。

2025年3月現在は真贋を見分けられる箇所があるのですが、来月には修正されて完成度がさらに高まった偽物が登場している可能性が高いです。

従って、見分け方を紹介したところで、後日その情報を参考に購入したばかりに「実は修正済みの偽物でした」と被害の拡大を招く恐れがあります。

だから、ここで見分けましょう、あそこが違います、と具体的な見分け方は書きません。

意味がないどころかデメリットしかないからです。

絶対にハズレを引かない方法はただ一つ!

ちゃんとしたお店で新品を購入する事です。

それ以外の方法では偽物の購入を防ぐ事が出来ません。

厄介なのは、偽物を本物だと思い込んで購入した人が出品している場合です。

「偽物を売ってやろう」と考えている人以外に、その被害者が知らずに自分の偽ワールドシャウラリミテッドを売りに出しているのです。

見る人が見ればコピー品だと分かるとしても、被害者の方にしてみればそれが本物なのです。

本物と偽物、完全に見分ける事はほぼ不可能ですが、現在はまだ騙そうとする側に粗があります。

例えば、Xガイドの有無、SICのタグ付き、保証書やレシートの有無、粗悪品ロッドベルト、ぱっと見綺麗すぎるコルクグリップ、メルカリで取引をした形跡がほぼない人、日本語がどこかおかしい人、若干安価な価格設定などです。

しかし、これらの情報は前述した通り100%見分ける方法ではありません。

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最新のコピーモデルはXガイドも作っている事から、そのうち保証書のコピー品も出てくるだろうし、ロッドベルトだけ本物を入手するなどの対策も可能です。

彼らは、問題があればきちんと対処・改善できるタイプの悪人です。

さらに、既に世に出ている「偽シャウラを見分ける方法」をうまく利用してくるはずです。

もう既にやっているか?

例えば、今までの典型的な偽物の写真を比較対象とし、修正済みの偽シャウラを本物であると偽って販売する方法もあり得るのです。

「この写真のシャウラは偽物です!だからこっちの本物(嘘)を買ってくださいね!」と。

もう誰も信用できません。

実物を見てではなく、写真での判断は困難を極めるでしょう。

(実物を見ても難しいか)

騙されないためにちゃんとしたお店で新品を購入してください。

メルカリをざっと見ただけでも偽物がいくつも出品されている状態であり、それでもなお購入しようとするのは賢い行動とは呼べません。

中古の偽物に8万払うのか、新品本物を10万円で購入するのか。

そして、もし偽物を発見してしまったら容赦なく運営に報告しましょう。


一応、シマノとしてもQRコードを読み込めば正規品かどうか判別できるアプリを作っているようではあります。

しかし、それに対応した商品がごく僅かで(自転車パーツのみ)、今のところ役に立ちません。

メーカーはもっと本気で取り組む必要があると思います。

少なくともコピーする側は全力でやっているわけですから、それと同じくらいの熱量は必要でしょう。

最後にもう一度。

ワールドシャウラリミテッドは信頼できる店舗で新品を買いましょう。

「自分は見分けられるから大丈夫」
「コメントで確認するから問題なし」

そんなあなたをターゲットにしていると気付いてください。

彼らは、あなたに買わせるために騙しの技術を磨いているのです。





それではまた。







最後までお付合いありがとうございました。
わかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。