こんにちは。Johnです。
ルアーフィッシングに限らず、あらゆるジャンルの釣りで最重要アイテムである釣り針。
考えれば考えるほど、試せば試すほど迷走しがちなのは、効果の差がわかりにくい物だからです。
逆に言えば、差がわからないほど全体的なフックの性能が向上していると言う事。
これ自体はとても良い傾向です。
今回はライトゲームに限定して、STX-38がどれほど優れているのか語りたいと思います。

STX-38はバラシが減る?
ルアー用フックと言えば、オーナーのSTシリーズが世の中の基準となっています。
しかし、ナイロンライン全盛期にデザインされたフックのため、伸びが少ないPEラインで使用すると、バラシ多発や強度の問題が出てきました。
フックの掛かっている箇所に負荷が集中して身切れで外れてしまったり、フックに負荷が集中して伸びてしまうなど。
↑詳しい解説はこちらの動画を参考に。
そこでPEラインの使用を前提としたSTXシリーズが登場したのです。
私は、シーバスや青物に関しては全てSTXに乗り換えているのですが、ライトゲームに関しては大量にストックされたフックがあったので、乗り換えまでに時間がかかっています。
STX-38はライトゲームやトラウト、ブラックバスなどの魚が想定されたフックです。
ST-26とST-36両方の対象魚をカバー出来るような刺さりの良さと、強度を併せ持った物です。

私の場合は、メバルプラッギングで使用する事がほとんどで、去年ようやくカマス釣りに使いました。
ご存知の通り、私は全てのフックの返しを潰し、バーブレスとして運用しています。
人に優しく、魚に優しくが基本です。
ガチでバレない!
最初に気が付いたのは、STX-38(返潰し)を使ってカマスを死ぬほど釣りまくっていた時でした。
おや?そういえばまだ1匹も落としてないな。
それまでは同サイズのSTBL-36を使っていたのですが、ガーグリップで掴む前にカマスが外れてオートリリースする事が多かったのです。
ところがSTX-38を使うと、カマスが外れて落ちる事がありませんでした。
1時間ほどで数十匹のカマスを釣り上げ、落としたカマスは0匹。
全然違う。
これがフック性能の差か。
圧縮ロックでバラシが減るって本当だったんだ。
当時、フックを変更しただけでここまでバラシが改善されるのかと感動したものです。
おそらく、「圧縮ロック」の謳い文句を実感する機会はほとんどないと思いますが、入れ食いになると大きな差となって感じられました。
バラシを大きく減らす事の出来るフック形状、バラシを減らすための貫通力。
STX-38は確実にバラシを減らしてくれる素晴らしいフックです。
ST-36でのバラシ軽減方法
それから、帰宅後にフックをよく観察し、バラシを軽減できる方法について考えました。
STX-38に完全に乗り換えたいけれど、あと少しだけST-36が残っていたからです。
これを何とか使い切りたい。
STX以外のフックでもバラシを軽減する方法はないだろうか。
そこで試したのがフックを少しだけ内側に曲げてみる事。


STX-38ほどでないにしても少しだけバラシが改善されたら嬉しいな、くらいの安易な考えです。
これがなんと効果がありました。
水中ではそう簡単に外れないフックも、水から魚が出てしまうと極端に外れやすくなるものです。
浮き袋によって無重力に近い状態で暮らしてる魚。
しかし、それはあくまでも水中限定の話であり、水から出した途端に誤魔化しの効かない本来の重量が刺さっている箇所に集中します。
身切れや高速ヘッドシェイクによるフックオフ。
これが今までの当たり前でした。
ところが、フックを少しだけ内側に曲げると言う、たったこれだけの事で大きく改善されたのです。
驚くほどバラシの少ないST-36が誕生。



圧縮ロックは備わっていないためフックが魚の口に固定されないものの、ノーマルのST-36と比べてオートリリースの機会は随分減りました。
ちょっと曲げただけでここまで変わるのか?
驚きです。
そもそもバーブレスとしての運用をやめれば魚の落下率は低下すると思われますが、あくまでもフック形状よってバラシを減らす事に意味があります。
返しがあろうとなかろうとバラシが減る訳ですから。
また、針先が長持ちするのもバーブレスの特徴であり、捻りながら(針先を痛めながら)無理やり引き抜くフックと、そのままスッと抜けるフックでは随分と差が出ます。
グリグリ、ブチッと引き抜いていると思った以上に針先を痛めてしまうのです。
当然、魚にも優しくありません。
ライトゲームにはSTX-38
ライトゲームで使われることの多いフックにST-26、ST-36、STX-38があります。
その中で刺さりは一級品、細さの割に強度も充分、さらにバラシが非常に少ないのがSTX-38になります。
刺さりの良い順にST-26 ≥ STX-38 > ST-36。
強度の高い順にSTX-38 > ST-36 > ST-26。
バラシ難い順にSTX-38 > ST-26 = ST-36。
軸は細く、刺さりが良くて強度は抜群、初期掛かりの良さとその後の保持、バラシの少ない形状など自分の理想を追求すると結局はオーナーに辿り着くのです。
STX-38は、現時点では100点満点のフックだと考えています。
また、もう一つの定番フックにST-26と言う、これまた優秀で価格の安い物があります。
(アマゾンで458円で売られていました)

こちらでも充分ではあるのですが、時代はPEライン全盛期、何がヒットするかわからないプラッギングではもう少し強度が必要な場面も多いです。
メバルを強引にストラクチャから引き剥がす際にも、強度があれば安心してやり取りできます。
強度やバラシ難さ、使用するライン、コスト面などで自分に合ったフックを選ぶと良いでしょう。
バラシが多いなとか、シーバスがよくヒットするんだよなとか、自分の釣りの中で気になる部分をフックセレクトで解決してください。
私は、今更ながらSTX-38の本当の良さと言うものを理解できました。
ライトゲーム用のトレブルフックを探している方は試してみてください。
それではまた。



最後までお付合いありがとうございました。
わかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。
ルアーフィッシングに限らず、あらゆるジャンルの釣りで最重要アイテムである釣り針。
考えれば考えるほど、試せば試すほど迷走しがちなのは、効果の差がわかりにくい物だからです。
逆に言えば、差がわからないほど全体的なフックの性能が向上していると言う事。
これ自体はとても良い傾向です。
今回はライトゲームに限定して、STX-38がどれほど優れているのか語りたいと思います。

STX-38はバラシが減る?
ルアー用フックと言えば、オーナーのSTシリーズが世の中の基準となっています。
しかし、ナイロンライン全盛期にデザインされたフックのため、伸びが少ないPEラインで使用すると、バラシ多発や強度の問題が出てきました。
フックの掛かっている箇所に負荷が集中して身切れで外れてしまったり、フックに負荷が集中して伸びてしまうなど。
↑詳しい解説はこちらの動画を参考に。
そこでPEラインの使用を前提としたSTXシリーズが登場したのです。
私は、シーバスや青物に関しては全てSTXに乗り換えているのですが、ライトゲームに関しては大量にストックされたフックがあったので、乗り換えまでに時間がかかっています。
STX-38はライトゲームやトラウト、ブラックバスなどの魚が想定されたフックです。
ST-26とST-36両方の対象魚をカバー出来るような刺さりの良さと、強度を併せ持った物です。

私の場合は、メバルプラッギングで使用する事がほとんどで、去年ようやくカマス釣りに使いました。
ご存知の通り、私は全てのフックの返しを潰し、バーブレスとして運用しています。
人に優しく、魚に優しくが基本です。
ガチでバレない!
最初に気が付いたのは、STX-38(返潰し)を使ってカマスを死ぬほど釣りまくっていた時でした。
おや?そういえばまだ1匹も落としてないな。
それまでは同サイズのSTBL-36を使っていたのですが、ガーグリップで掴む前にカマスが外れてオートリリースする事が多かったのです。
ところがSTX-38を使うと、カマスが外れて落ちる事がありませんでした。
1時間ほどで数十匹のカマスを釣り上げ、落としたカマスは0匹。
全然違う。
これがフック性能の差か。
圧縮ロックでバラシが減るって本当だったんだ。
当時、フックを変更しただけでここまでバラシが改善されるのかと感動したものです。
おそらく、「圧縮ロック」の謳い文句を実感する機会はほとんどないと思いますが、入れ食いになると大きな差となって感じられました。
バラシを大きく減らす事の出来るフック形状、バラシを減らすための貫通力。
STX-38は確実にバラシを減らしてくれる素晴らしいフックです。
ST-36でのバラシ軽減方法
それから、帰宅後にフックをよく観察し、バラシを軽減できる方法について考えました。
STX-38に完全に乗り換えたいけれど、あと少しだけST-36が残っていたからです。
これを何とか使い切りたい。
STX以外のフックでもバラシを軽減する方法はないだろうか。
そこで試したのがフックを少しだけ内側に曲げてみる事。


STX-38ほどでないにしても少しだけバラシが改善されたら嬉しいな、くらいの安易な考えです。
これがなんと効果がありました。
水中ではそう簡単に外れないフックも、水から魚が出てしまうと極端に外れやすくなるものです。
浮き袋によって無重力に近い状態で暮らしてる魚。
しかし、それはあくまでも水中限定の話であり、水から出した途端に誤魔化しの効かない本来の重量が刺さっている箇所に集中します。
身切れや高速ヘッドシェイクによるフックオフ。
これが今までの当たり前でした。
ところが、フックを少しだけ内側に曲げると言う、たったこれだけの事で大きく改善されたのです。
驚くほどバラシの少ないST-36が誕生。



圧縮ロックは備わっていないためフックが魚の口に固定されないものの、ノーマルのST-36と比べてオートリリースの機会は随分減りました。
ちょっと曲げただけでここまで変わるのか?
驚きです。
そもそもバーブレスとしての運用をやめれば魚の落下率は低下すると思われますが、あくまでもフック形状よってバラシを減らす事に意味があります。
返しがあろうとなかろうとバラシが減る訳ですから。
また、針先が長持ちするのもバーブレスの特徴であり、捻りながら(針先を痛めながら)無理やり引き抜くフックと、そのままスッと抜けるフックでは随分と差が出ます。
グリグリ、ブチッと引き抜いていると思った以上に針先を痛めてしまうのです。
当然、魚にも優しくありません。
ライトゲームにはSTX-38
ライトゲームで使われることの多いフックにST-26、ST-36、STX-38があります。
その中で刺さりは一級品、細さの割に強度も充分、さらにバラシが非常に少ないのがSTX-38になります。
刺さりの良い順にST-26 ≥ STX-38 > ST-36。
強度の高い順にSTX-38 > ST-36 > ST-26。
バラシ難い順にSTX-38 > ST-26 = ST-36。
軸は細く、刺さりが良くて強度は抜群、初期掛かりの良さとその後の保持、バラシの少ない形状など自分の理想を追求すると結局はオーナーに辿り着くのです。
STX-38は、現時点では100点満点のフックだと考えています。
また、もう一つの定番フックにST-26と言う、これまた優秀で価格の安い物があります。
(アマゾンで458円で売られていました)

こちらでも充分ではあるのですが、時代はPEライン全盛期、何がヒットするかわからないプラッギングではもう少し強度が必要な場面も多いです。
メバルを強引にストラクチャから引き剥がす際にも、強度があれば安心してやり取りできます。
強度やバラシ難さ、使用するライン、コスト面などで自分に合ったフックを選ぶと良いでしょう。
バラシが多いなとか、シーバスがよくヒットするんだよなとか、自分の釣りの中で気になる部分をフックセレクトで解決してください。
私は、今更ながらSTX-38の本当の良さと言うものを理解できました。
ライトゲーム用のトレブルフックを探している方は試してみてください。
それではまた。


最後までお付合いありがとうございました。
わかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。
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