こんにちは。Johnです。

夏から秋のデイゲームで楽しめるカマス釣り。

私はこれまでにカマスを釣った事は何度もありますが、その全てが他魚種狙いのついででした。

例えば、エギング中にカマスの群れを発見したら、持っているミノーに付け替えて狙う事はありました。

しかし、今回は最初からカマス狙いです。

メバルやアジではなくカマスだけを狙う。

これだけ長くルアーフィッシングを楽しんでおきながら初めての経験です。

そして、そのきっかけとなったのはこの動画。



カマスが爆釣しております。

使用しているルアーはタックルハウスのキーパプースです。
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あまりにもカマスが釣れる事から、カマス狙いの人にとっては当たり前のルアーのようです。

また、キーパプースのカラーをGO-Phishカラーに変更したものをカマサーと呼びますが、ルアーとしては同じものになります。

キー・パプース=カマサー

タックルはキーパプースをキャスト出来るものであれば何でも良いので、私はアジ・メバルタックルやエギタックルを流用しています。

ちなみに、カマスを狙う人の事もカマサーと呼ぶみたいです。



カマサー

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タックルハウスのホームページでは、キーパプースはウルトラライトゲームで活躍するルアーであり、特にカマス専用設計である事は表記がされていません。

(実際のところカマス以外にも色々釣れます)



実はこのキーパプースは、20年以上前にタックルハウスの社長がカマスを釣りたいがために作り上げたルアーなのです(知らなかった)。

カマス専用設計!

例えば、多くの人がカマスをミノーで狙う場合に積極的にトゥイッチを入れると思いますが、カマスの反応が悪くて食わないから仕方なくロッドアクションを加えているのです。

それが私の知るカマスのミノーイングでした。

ところが、このキーパプースはカマス専用に作られているだけあってただ巻きだけでアホのようにカマスが釣れます。

いやいや、カマスはただ巻きで釣れる事もあるかもしれないけれど、トゥイッチなしではそんなに釣れないから。

私もそんな疑いを持って使用してみたのですが、ただ巻くだけで「嘘だろ!?信じられない」と驚くほど簡単に入れ食いになってしまいました。

カマス専用設計の話は嘘ではない。

そう確信しました。

カマスを釣るためだけに数百万円を金型代に突っ込む勇気に脱帽です(1998年発売)。

(普通のメーカーはそんなニッチすぎるルアーにお金は使いません)

おそらく、世界で唯一のカマス専用ルアーでしょう。






トゥルーチューン

動画内でも言われていますが、ルアーは必要に応じてトゥルーチューンをしてやる事が大切になります。

キャストしてある程度早めにリトリーブした時に、ルアーがまっすぐ自分に向かってくるのか、それとも左右のどちらかに逸れながら向かってくるのかを確認してください。

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今回は、例として自分から見て右方向に寄りながら泳いでくるとしましょう。

その場合はルアーのアイを左にほんの僅かに曲げます。

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明らかに曲がっているのが目視できるほど曲げるとやり過ぎになります。

これ曲がってる?と疑問に感じる程度曲げるだけです。

それからキャストして泳ぎを再度確認しましょう。

改善されていなければ再度曲げるし、曲げ過ぎて左に泳ぐようであれば少し戻す感じで、綺麗にまっすぐ泳ぐまで繰り返し続けます。

キーパプースに限らず、この方法でルアーがまっすぐ泳ぐように調節して使用するのが常識です。



サイズとカラー

キーパプース(カマサー)は42mm3.5g、50mm5.9g、60mm8.5gの3つのラインナップがあります。

中心となるのは50mmで他のサイズは状況に応じて使い分ける形になります。

概ね20センチ以上のカマス相手であれば50mmで問題ありません。

ショートバイトが多発する、カマスのサイズが小さくて掛からないと感じる時は42mmを、より目立たせたい時やより大きなカマスがいる状況では60mmという感じです。

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私はカマスゲーム初心者なので、とりあえず50mmを3色用意して挑みました。

特別カラーのカマサーから選んでも良いし、標準カラーのキーパプースから選んでも良いです。

(キーパプースから選ぶ方が値段は安い)

カマスを釣っているとデイゲームなだけあって、途中でアタリが激減する事がありました。

そんな時にルアーカラーを変更すると再びアタリが連発します。

従って、最低2色、できれば3色以上のバリエーションを用意するのがオススメです。

同じようなカラーを3つではなく、ガラッと変わるものを3つが理想です。

例えば、シルバー系、ゴールド系、クリア系の3つだったり、ゴールド系、クリア系、マット系と言う感じです。

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今まで釣れていたカマスが釣れなくなったらカラーを変更して、魚を飽きさせないようにするイメージで使用します。

釣れている間は変更する必要はありません。



飛距離

このキーパプースは最近主流になっている飛距離優先のルアーではなく、釣果優先のルアーになります。

つまり、あまり飛びません。

飛ぶけれど釣れないルアーではなく、飛ばないけれど信じられない釣果をもたらすルアーです。

日本で最もシーバスを釣っているラパラのカウントダウンみたいなものです。

キャストの際は力一杯振り抜くのではなく、優しく丁寧に投げる事を意識するとライン絡みも軽減できます。

飛距離は微妙ですが、釣果は圧倒的です。

入れ食いです。

釣れ過ぎます。

しかも、ただ巻くだけです。

こんなに簡単にルアーで釣れる魚は他にいないのではないか、と思えるくらいガンガンアタックしてきます。

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トゥイッチ&ジャーク

ロッドアクションはダメなのか。

否。

トゥイッチがダメなわけではありません。

ジャークが有効な場合ももちろんあります。

が、やり過ぎは厳禁です。

カマスを狙っている人なら経験があると思いますが、あいつらの歯は非常に鋭く簡単にラインを切断してしまいます。

あ・・・切られた・・。

トゥイッチやジャークでルアーの姿勢が崩れ、ラインが漂っている時に頭側にバイトされるとルアーをロストする可能性が高いから「ロッドアクションはやめましょう」と言われているだけです。

もちろん、無理にアクションを入れなくてもただ巻くだけであれほど釣れるのですから、そもそも必要ないとも言えるのですが、もしトゥイッチする場合でも少しだけにした方が無難です。

私の場合は、ゴンッ!コツッ!とアタリがあって乗らなかった時に1回か2回アクションを入れる事があるくらいです。

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基本的にルアーを追う時は1匹だけではなく、何匹かまとまって追尾しているので、掛かり損なった個体以外のカマスにアピールする意味でトゥイッチを入れ、その後はただ巻きに徹します。

しかし、こんな事を書くとトゥイッチを積極的に入れる人が出てくる可能性があるため、このルアーはただ巻きで使う事が前提であると理解してください。

ただ巻くだけ、たったそれだけの事でカマスを狂わせられる力がキーパプースには秘められています。

釣りなんかした事ない。

そんな小学生でも雑に巻くだけで釣れてしまいます。



フックサイズ

キーパプース50にはST-26の12番、カマサー50にはST-36の12番が搭載されています。

どちらも同じルアーですので、細めで刺さりの良い26か刺さりと強度のバランスが良い36の選択になりますが、このサイズのルアーは何が釣れるかわからないのでST-36(STX-38)がベストかと思います。

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12番が小さすぎると感じれば10番でも問題ありません。

スローではなくある程度のスピードでリトリーブする前提ですから、少しくらいフックが大きくても大丈夫です。



場所と時期と時間帯

カマスは基本的に夏から秋に狙える魚です。

7月から11月くらいの認識で良いと思います。

つまり、この記事を書いているまさに今がシーズンです。

時間帯は朝方か夕方。

目安としては9月であれば午前5時から、午後16時からといった感じです。

一番釣れる可能性が高い時間帯に行ってサクッと入れ食いさせて帰るイメージです。

カマスがいればすぐにアタリがあるかヒットするので、釣り場所の特定は容易かと思われます。

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釣り場所の選び方は動画を参考にしてください。



使い方

そして、使い方は非常に簡単です。

通常のミノーであれば、カマスを釣る際にトゥイッチングは必須となりますが、キーパプース(カマサー)は中速でリトリーブするだけでボコボコに釣れます。

着水後に即リトリーブを基本に、魚が沈んでいる場合はカウントダウンでルアーを沈めてから同じようにグリグリ巻きましょう。

丁寧にリトリーブしなくても、釣りを初めてする小学生でもキーパプースならカマスを釣らせてくれます。



キーパプースの実力

私は今までカマスを本気で狙った事がなく、キーパプースの威力も知らなかった事を恥じています。

こんなに凄まじい力を秘めたルアーがあったのかと。

なぜこれほど長くルアーフィッシングを楽しんでいながら、カマスと言う最高のターゲットを見逃して来たのかと。

別の釣りのおまけ扱いしていた事をカマスに謝罪する必要があるでしょう。

これだけ釣りをしていても知らない事がまだまだあるのです。

やればやるほど新しい発見があるのです。


面白すぎるぜカマス釣り。

釣れすぎるぜキーパプース。

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明るい時間帯にルアーを巻くだけでこんなに簡単に釣れる魚は他にいないし、ここまで簡単に釣れてしまうキーパプースも唯一無二です。

傑作ルアーです。

大変素晴らしいルアーをありがとう。

これを知ってしまったから、しばらくはカマス釣りに行かざるを得ません。






それではまた。








最後までお付合いありがとうございました。
わかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。