こんにちは。Johnです。

10月ももう終わり。
去年はこのくらいの時期から青物がたくさん寄ってきていましたが、今年はまだ魚が遠いように思われます。

なんなら9月の方が明らかに魚の寄りは良かったです。

こればっかりは自然相手の釣りですから人間の思うようにはいきません。
それでも積極的に釣り場へ通い、自らの目でしっかりと状況を確認しておく事が大切です。

また、青物がダメでもベイトフィッシュがたくさんいるのであれば、シーバスやヒラメが釣れる可能性が高いのでそれらを意識した釣り方も必要になってくるでしょう。

今週は朝マズメだけですが、3回出撃ました。
それぞれ別の釣り場所です。

例えば魚が釣れたり、ボイルしているのを見かければ同じ場所へ釣りに行くのですが、3回とも見えるのはベイトフィッシュばかりで肝心のそれを捕食している魚の気配が感じられませんでした。

沖から小魚目当てに接岸する魚を狙っているので、集魚能力に優れ、最も目立つポッパーやダイビングペンシルを投げ続けます。
トップウォーターを投げる理由は、射程距離内に入ってくれるほんの僅かなタイミング(5分から15分)でルアーを発見してもらう必要があるからです。

私の好む釣り場と言うのが釣り人に不人気なシャローです。
水深は深くても5メートルほどだと思われます。

足元からしっかりと水深のある外洋ポイントの方が魚との距離が近い事が多いのですが、そんな場所は青物釣りで有名な堤防やテトラだったりするので、恐ろしく人が多いです。

ストレスを感じながら釣りをするよりは、気持ちよく釣りをしたいから不人気ポイントを選択しています。
そんな場所であれば、魚を釣り上げても翌日から釣り人がたくさんやってくる事もありません。

これが人気ポイントだと魚を釣れば釣るほど、釣り人の数は増えてしまいます。

1時間ほどトップを投げ続け、水面で逃げ惑うベイトフィッシュの姿はなく、小魚を狙うカモメの姿も見えません。

「今日はもう寄ってこないな」

こんな時は気持ちを切り替えてその他の魚を狙います。
もちろん、青物がメインターゲットではありますが、他の魚も同時に狙いやすい方法に切り替えるのです。

選んだのはマグナムサージャーです。
ジグミノーと呼ばれるカテゴリーに属しますが、わかりやすく言えば重いシンキングペンシルです。



12センチのボディに52gで良く飛び、良く沈み、良く泳いでくれる名作ルアーです。

サージャー自体は昔からあるルアーなので、釣り歴の長い人ほど知っているけれど、最近釣りを始めたばかりの人には馴染みのないルアーかもしれません。
少なくともフラッシュブーストのような人を釣るルアーではないのです。

あくまでも魚を釣る事を最優先に考えて作られた優れものです。

既に使っている人にとっては当たり前のただ巻きでの素晴らしいアクション。
ローリングメインでありながらお尻もしっかり振ってくるいかにも釣れそうな動きをしています。

使い方のベースとしては、まずはただ巻き。
着水してすぐに低速から中速くらいのただ巻きを行ったり、任意のレンジまで水平フォールさせてからのただ巻きが定番です。

また、メタルジグのように着底後に軽くジャークを加えながら巻き上げてくるのも良い方法です。
ボイルしている状況ならスキッピングで狙うのも多くの人が行なっています。

フックはツインアシストフックをフロントに取り付け、同じくツインやシングルをリアに取り付けるのが一般的です。
魚が食い付くのはメインが多くなるので、リアはおまけ程度に考えておきましょう。

ちなみに、今だと一番おすすめできるフックはファイアツイン60gです。

ファイアフックは最高です(全てのルアーのフックを変えたいくらい)。
おそらく異論はほとんどないと思います。

この辺りのフックセッティングはメタルジグと同じだと考えれば大丈夫です。

フルキャストして100メートル近くは飛んでいるでしょうか。
一度着底させてからただ巻きで中層を引いてくると、ゴッ!とアタリ。

マジかよ。
青物狙いから「なんでも良いから作戦」に切り替えた瞬間に何かがヒットしました。

引きの強さ的に一番確率が高いのがエソ、次にヒラメやマゴチです。

なんだろうか。
何も釣れないよりはエソでも釣れてくれた方が嬉しいです。

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ヒラメじゃん!

嬉しい外道です(私は食べない)。
トップウォーターで釣れる事もあるヒラメですが、確率的にはミノーやシンキングペンシルの方がよく釣れます。

そして、私が不人気ポイントを選ぶ理由もこんな魚と出会う事が多くなるからです。

人気ポイントだとたくさんの人が押し寄せ、ほぼ全員がメタルジグをひたすら投げ続けます。
すると、どうでしょうか。
エソ、ヒラメ、マゴチと言った魚達は岸に近寄った瞬間に釣り上げられていなくなってしまいます。

ある程度ベイトを追って回遊する魚達ではありますが、青物ほどのスピード感はありません。
そんな魚達が釣られずに残っている可能性が高いのが不人気ポイントです。

今後も私は不人気ポイントを探して開拓を続けるでしょう。
開拓精神なくして魚釣りは上手くなれないのです。



それではまた。








最後までお付合いありがとうございました。
わかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。