こんにちは。Johnです。

私が以前記事にしたエギに付けるフォーミュラについて検証が終わりました。
検証に使用したのはその代名詞とも言えるエギマックスです。

これはすごいです。
驚異的。
圧倒的。

なんと1ミリも効果がない!

全く効き目がないにも関わらず20年くらい前から生産が続いている素晴らしいアイテムです。

ちなみに、エギマックスに限らずこれ系統のエギ用アイテムは全て効果がないと言うのが私の出した結論です。

例えるなら水素水やマイナスイオン。
意味がないのに信じて買っちゃう私のような人間がいる、藁にもすがる思いで買ってしまう人がいる。

もしかしたらアオリイカ以外には実感出来るレベルで効果があるのかもしれませんが、アオリイカを狙うエギングには全く必要のないアイテムでした。
無駄な買い物はやめましょう。

ワームに塗るなど別の方法なら活躍出来る可能性はあります(熟成アクアを買え)。



導入の経緯

私が味と匂いをエギに付ければいいかもと考えるようになったきっかけはイカが釣れないからではなく、一瞬エギにタッチするイカや一瞬エギを掴むイカがしっかり抱き直してくれるのではと言う期待からでした。

イカは吸盤で味を感じられるとバークレイかどこかに書いてあったので、それなら一瞬タッチしたイカが「あ、これは餌じゃん」と感じてがっしりと掴んでくれるはずだと思ったからです。
うまくいけば釣果が数倍になるな・・・なんて考えていました。

また、遠くからイカを寄せてくる効果に関しては使用する前から「ない」と確信していたので、そこは期待していません。
イカはエギの動きやフォール姿勢などを目で見て本能を刺激されて寄ってくるのです。

実際、撒き餌をしていて気が付くと周辺がイカだらけになっていたなんて経験をした人はおそらくいないでしょう。
撒き餌でガンガン寄ってくるならそんな釣り方が一般的となっているはずです。

ところが、不思議な事に無味無臭のエギをしゃくっているとワラワラとイカが集まってくるのです。
イカを寄せると言う点に関しては、味や匂いは特に必要のない要素と言えます。



今書いていて気付きましたが、エギの周囲に魚がいるとイカは釣れないので魚を寄せてしまう要因になり得る味と匂いは何もない方が良い気もします。
強烈な匂いで魚を寄せてしまうと釣れるイカも釣れなくなってしまいます。



実際にスプレーしてみて

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釣れました。
味と匂いなしで。

この時期は好奇心旺盛な赤ちゃんイカがたくさんいるのでテストにはもってこいです。
そして今、足元まで寄せたイカの群れがエギを一瞬触ったり離したりを繰り返しています。

まさにこんな状況を攻略するために味と匂いを用意したのです。
早速スプレーして(たっぷりかけて)エギを投入。

イカが接近!
エギに触る!
エギを離す!

あれ?

・・・状況はまるで改善されず。

スプレーする前とした後で何度投入しても本当に何も変わりませんでした。
少なくともイカが逆に寄ってこないなどのマイナス要素は確認出来なかったので、悪い物ではないです。

プラス要素も確認出来なかったので良い物でもないです。

良いのか悪いのか一切影響を与えませんでした。

ダメじゃん。
釣果倍増計画失敗だ。

その後、大人しくエギのサイズを変更すると味も匂いもなしでいつも通り釣れました。
あれだけ粘ってダメだったイカが、あれだけ味を付けまくったエギで釣れなかったイカがサクッと釣れたのです。

つまり、イカがエギをしっかり掴むために必要な要素とはシルエット、フォール姿勢、フォールスピードなどの視覚的な物が大切であり、味や匂いはそれらと比べればどうでも良い部分だと証明されたのです。

アオリイカを釣るには見た目が大事。
味や匂いに関しては無味無臭のまま気にする必要はないのです。
もしその強烈な匂いで魚を寄せてしまうとイカが嫌がって釣れなくなってしまいます。

(アワビシートはこれまで使ってきた限り効果を感じるような物ではありませんが、味や匂いよりは視覚的なアピールが大切なわけですからそう言う意味ではありだと思います。例えば100杯釣れるイカがもしかしたら101杯や99杯になるかもと言ったレベルで統計学的に検証してもおそらく有意差は出ないでしょう。)



餌だと思ってる?

イカがエギを襲う理由。
それは一般的には餌として美味しそうだから食べようとしていると考えられています。
(私は本能を刺激される動きだからだと考えています。)

でも、それなら味と匂いを付けたエギで釣れてもおかしくありません。
今回試した限りでは全く効果が感じられませんでした。

おそらく、同じアオリイカでもエギを餌だと思うイカと興味本位で近付くイカ、全く興味を示さないイカに別れるのだと思います。
個体差なのかその時のイカのやる気次第なのか不明ですが、一瞬だけタッチするイカは好奇心と本能を刺激されて思わず手が出てしまっているだけなのかもしれません。

エギを餌と思わず、食べたいから触っているわけではないから例え美味しいと感じてもしっかり抱き締めるまでに至らない。
自分にとって害のないものかどうか確認するために触っているとも考えられます。

あるいは、あれだけスプレーしても実際のところエギに味はほとんど付いていないとか、イカの吸盤の味覚が鈍感だからなのかもしれません。

何れにしてもエギに味や匂いを付ける必要は現時点では必要なく、それよりも私が何度も言っているエギの美しいフォール姿勢を意識した釣りをする方が確実に釣果へと結び付きます。

ラインは細い方が良いのかと言う記事でも書きましたが、他のもっと大切な部分を気にした方がよく釣れるようになると言う話です。
動きで食わせる、見せて食わせる、それを釣り人側がコントロールして意図的に口を使わせるのがルアーフィッシングの面白いところです。



それではまた。








最後までお付合いありがとうございました。
わかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。