こんにちは。Johnです。

今回も不慣れな初心者をつれての釣行です。
アジは魚の量が比較的多く、この辺りだとイージーに釣れるので初心者が釣りに慣れていくには適しているかと思います。

釣りの基本を覚えるだけであれば、管理釣り場に行けるならそっちの方が良いです。



ノットを練習しろ

これまでシングルハンドでルアーを投げたことのない人でもキャスティングに関しては、初回で十分釣れるレベルまで引き上げる事ができました。
が、今一番問題に感じているのがラインの結び、つまりノットができない点です。

厳密に言うとできないわけではないですが、やたらと時間が掛かってしまうのです。
本人には何度も言っているノットの練習をサボっているとこうなりますよ、と言う悪い例となってしまいました。

どのくらいまで練習すれば良いかと言うと、少なくとも風のなく明かりもある室内で5分以内に完璧に結べるようになればとりあえず合格かなと私は思います。
合格と言っても、実際釣り場に出ても何とかなるギリギリの最低レベルです。

私も学生の頃、ビミニツイストから始まり納得のいく強度の結びを探して最終的に一番簡単で強度も安定しているFGノットへと辿り着きました。



動画は色々出ていますが、信頼できる人物で尚且つ非常にわかりやすいのが宇宙飛行士向井千秋さんの弟であり、バスフィッシングを村田基さんと共に世に広めたヒロ内藤さんのFGノット解説です。
マスターしていない人は他の動画は一切見ずにこのやり方をひたすら練習しましょう。



回遊待ち

この日は月明かりの影響でいつものように集魚灯での釣りが難しく、夕まずめの回遊待ちからそれが終わってからは少しでも明るい常夜灯の周辺で粘る事にしました。

回遊待ちの場合は、魚がいつどこへやってくるのかわからない状態で釣りをするわけですから、まずはワームを何とかアジに見つけてもらえるように努力します。
ここで言う見つけてもらえる努力と言うのは、アクションやカラー以前の問題です。

それはズバリでかいワームを使えと言う事です。

このブログでは何度も書いてきましたが、アジがワームを食う食わないの判断をするためにはその前にまず発見してもらう必要があります。
ワームを見つけて初めて食べるか食べないのかと言う選択肢が訪れるわけです。

そして、あまりにも小さなアジ狙っているのでない限りは(大抵の人が20センチ以上)3インチや4インチワームでも全く問題なく食い付き、フッキングします。

つまり、大きなワームの方が小さなワームと比べてアジが見つけやすく、釣りやすいと言えるのです。

釣りビジョン、YouTube、雑誌だとどうしてもメーカーの商品のCMになるからすごく小さなワームばかりを使用して釣りをしていますが、ワームは大きくて問題ないどころかメリットだらけです。



↑長くなるので詳しくは以前書いた記事を見てください。

釣行の話に戻して、今回私がパイロットワームとして選んだのはアジリンガープロバーチカルシラッシュです。


どちらも大変良く出来たワームですが、手に入る方を使ったので良いです。
目立たせる事と食い込みがどちらも満足いくレベルの仕上がりです。

回遊待ちの場合、特に今回釣り場に選んだところはそれなりに水深があるところなので、カウントダウンして各層を探るのですが、メインはボトムとなります。
色々なところで釣りをして来て、アジが浮く要因がなさそうな時はとりあえずボトムを攻めておけば間違いありません。

初心者にこの全層を投げる毎にカウントダウンして探ってくださいと言うのは難しいので、私が探って群れのいる水深を見つけたらそれを伝える作戦です。

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この日は夕まずめになってもなかなかまずめラッシュが起こらず苦労しましたが、何とかボトムで1匹仕留める事が出来ました。
台風の影響もあり、いつもよりもかなり魚が少ない印象を受けます。

ちなみに、ジグヘッド1.8gで50から60です。
この場所は初心者には難しいと判断して常夜灯が効き始めたタイミングで移動しました。



ここも回遊待ち

私がこれからアジングを始める初心者へ釣りを教える上で絶対に気を付けているのが、「大きなワームだと釣れない」「このカラーしか食わない」と言ったよく動画や釣り雑誌に書いてありそうな嘘に騙されない経験をまずしてもらう事です。

今回同行した方は以前大きなワームで釣りまくっているので、この2点についてはクリア出来ています。

このカラーじゃないと釣れないような表現をする動画や雑誌が数多くありますが、実際そんな特殊なシチュエーションに巡り合う事はほぼありません。
10回釣りに行って1度もないレベルです。
好きな色で釣れば良いのです。

ただ、全くないわけではなく数%の確率でそんな状況に出会う事もあります。
でもそれは、例えばクリアとクリアの中にラメが入ったワーム程度では差を感じるものではありません。
カラーを揃える場合はクリアとクリアでないもの2色あれば十分だし、それで釣れないのは釣り人が悪いと言う事になります。

カラーを考えるよりもこの広い海のどこにアジがいるのかを探し出し、その層を的確に攻める事の方が圧倒的に大切です。
これを釣りを始めた最初に知っておくとその後の釣りが大きく変わる事でしょう。



(考えてみて欲しいのが例えばワームを1色だけで販売すれば大抵の場合、一人一つだけ買っていきます。でも、10色販売すれば人によっては全色買ってくれる人もいるわけです。つまり、一色だけで売るよりも売上が数倍に膨れ上がるのが多色のメリットです。そりゃあもうメーカーとしてはカラーをたくさん揃えましょうと言うアナウンスになりますよ。)



実際、この日に移動した常夜灯下でもいつもアジがいるわけではなくて時々やってくる少数の群れを狙い撃つ展開となりました(群れは目視可能)。
ワームカラーもサイズも私と同行者でバラバラでアジの群れが足元まで寄って来てくれた時だけそれぞれヒットしていました。

こんなシチュエーションだとたまたまワームカラーを変更した時に群れがやって来て釣れてしまったら「この色じゃないと釣れない」と勘違いする人も出てくるのだと思います。

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釣れるのは20センチから23センチほどアジです。

常に魚が射程圏内にいない事と、ラインの結束で苦労していたため二人でそれほど多くは釣れませんでしたが、アジがやって来た時だけ釣れると言う点は経験してもらう事が出来ました。

その人は頑張ってもアジが見えないと言うので、私が「あっちの方に泳いでいくのが見えたので投げてみてください」と言うと15分ほど全く釣れていなかったのに着水とほぼ同時にヒットさせていました。
餌を食べたいと思っている魚さえいてくれればこうやって簡単に釣れてくれるのがアジなのです。






ロッド:ソアレエクスチューンS58SUL-S
リール:ルビアス2000S-XH
ライン:アーマードF+Pro0.2号
リーダー:プレミアムマックス1号
ジグヘッド:自作ジグヘッド
ワーム:アジリンガープロ、バーチカルシラッシュ



それではまた。








最後までお付合いありがとうございました。
わかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。