こんにちは。Johnです。

昨年から本格的にエギングを始めた私ですが、何百匹かのイカを釣ってきた中でスタイルと言うものが一つの形になってきました。
今回は私がなぜドラグを緩めに設定してエギングをするのか、について理由を述べたいと思います。



なぜ緩めるのか

まず一般的な意見として、身切れを防ぐためと言う理由があります。

イカではなく魚を釣る場合でもたまに「いつの間にか魚が掛かっていた」経験があるかと思いますが、まだ魚の場合はアタリがわかりやすいためイカと比べて多くのアタリを感知できるはずです。
ところが、イカを相手にするとそうはいきません。

プロのエギング動画を見た事のある方は、「イカが抱いている事に気付かずに次のしゃくりを始める」シーンを何度も見たはずです。
一般人より遥かに多くのイカを釣り、遥かに長い時間を釣りに捧げてきた人達でさえわからないのがイカのアタリなのです。

ご存知の通り魚の硬い顎と異なり、イカの足は非常に柔軟にデザインされているため「気付かないで強くしゃくる」とその足だけが千切れてイカには逃げられてしまいます。
それを回避するためにドラグを緩めに設定し、間違ってしゃくってしまったとしても衝撃を逃して足が千切れないようにするのです。

さらに、無事イカが掛かったとしてもギリギリ足一本の場合に強烈なジェット噴射で逃してしまう事も回避可能です。

ちなみに、イカのアタリがわかった上でフッキングしたとしてもイカが小さかったり、掛かり所が悪ければ普通に千切れます(あくまでも身切れの可能性を下げるだけ)。
また、アタリは手元にトンッと感じたり、ラインの動きの変化を目視で捉えます。

慣れてくると少しずつアタリを感知できるようになってきますが、それでも全てはわからないのです。



私の理由

私がドラグを緩める理由は二つ、一つ目は前述した身切れを防ぐ事、二つ目糸ふけを作るためです。

糸ふけを作ると言うと「なんで?」と思う方もいるでしょう。

それを説明するために私が普段行っている釣り方の説明をする必要があります。
エギングと言えば、エギを激しくしゃくってイカを誘いその後のフォール(エギを沈める)でアタックさせる釣りです。

そして、フォールにはテンションフォールとフリーフォール(ノンテンションフォール)と言う方法が存在し、私の場合はその9割がフリーフォールとなります。
時々、変化を付ける意味でテンションフォールを使用する事がある程度です。

ではなぜフリーフォールを愛用するのかと言うと、ズバリ圧倒的にイカが釣りやすいからに他なりません。
これは以前にも記事にした事がありますが、エギをいかに美しく自然にフォールさせる事が出来るのかを追求した結果がこのフリーフォール中心の釣りです。

そして、エギをフリーフォールさせるにはラインを張らない事、つまり糸ふけを釣り人側でコントロールしながら沈める必要が出てきます。
エギが沈む分の糸ふけが不足している場合はベールを起こして糸を出しますが、しゃくった時にある程度ラインが余った状態を作り出せればより楽にコントロールが可能となります。

だから、しゃくった時にドラグが滑りラインが少し出るように緩めているのです。
身切れを防ぎなら糸ふけも作れるので私からすれば一石二鳥です。



二つのフォールの違いはこの動画でわかりやすく解説してくれています。



ラインの選択

ついでに私が使用しているラインの話もしておきましょう。
条件は風や水の抵抗を抑え、飛距離も稼ぎたい事から可能な限り細くて見やすいもの。
当然、細くて弱いものは選択肢に入りません。

私が使用しているのは、セフィア8+アンサーエギングの0.5号です。


どちらも実売2000円台で購入可能な上に、品質も素晴らしいと感じています。
かつては、この値段のPEラインはゴミしかありませんでしたが、技術の進歩でここまでコストパフォーマンスに優れたラインが手に入る事を嬉しく思います。

私は可能な限り細く0.5号を使用(リーダー2.5号)していますが、根掛かりでエギをロストする事はまずありません。
海藻にカンナが引っ掛かっても根から引きちぎって回収出来るだけの最低限の強度は備えています。

エギをロストする最大の理由は、スナップの選択ミスおよび劣化でした。
通常のルアーフィッシングに使用するスナップをエギングに使用していた頃は、釣りをしている間に気付いたらスナップが開いている事が多く、根掛かりから回収しようとすればスナップが開いてエギをロストする事がありました。

おそらく、エギング特有のしゃくりがスナップをダメにするのでしょう。

それからは専用設計のイージースナップを使用し、長時間使用した場合や頻繁にエギを交換した際には不安を感じる前に即交換するようにしています。

この方法に変えてから今のところはエギのロストなしです。

また、他のスナップもそうですがどんなに長くても1度の釣行で新しい物に交換しましょう。
そこまで高価な物ではないので、エギやルアーをロストするよりはスナップをどんどん交換する方が経済的だし、精神的ダメージも少なくて済みます。
PEラインも釣行毎に5メートル程度は捨てましょう。






それではまた。






にほんブログ村 釣りブログ ソルトルアーフィッシングへ
⤴️Gクラ使いのブログランキングはここから確認✨
ポチッとしていただけると励みになります。

最後までお付合いありがとうございました。
わかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。