こんにちは。Johnです。

雨がひどい。
梅雨第二波の到来です。

それでも私はイカが釣りたい。
どうせやるならある程度のレベルまではやり込みたいところです。



イカを狙いに

この時期のナイトゲームと言えば比較的簡単に狙えるケンサキイカが魅力的です。
警戒心の高いアオリイカと異なり、エギを見つけると迷わず抱きしめてくる素直さがいいところです。

雨のパラつく中、ここでなら釣れると思われる常夜灯のあるポイントへ向かいました。
予報では結構な降水量があると言う話でしたが、到着するとほぼ雨は降っておらずカッパも必要ないレベルです。

悪天候の良いところは釣り人が少ない事です。
流石に今日は誰もいないだろうとタックルを準備して向かうと、こんな日でも私と同じく「釣りをしなければ死んでしまう病」の患者の姿が・・・。

ただ、釣りをしているのは完全に外向き方向で、降りる堤防も異なるためお互いに干渉する事はありません。
この美味しい常夜灯ポイントを独り占めです。

一応アジング用タックルも持って来ていますが、これはあくまでもケンサキイカが近くにいなければ仕方ないのでアジを釣るくらいのもので、私が釣りたいのはイカです。
とりあえず、いればすぐに反応がある素直なイカへエギ王K2.5号をキャストして下調べをします。


着水から10カウント沈めてから、水面から飛び出さないように小さく鋭いしゃくりを3回行ってテンションフォール・・・。

すると、弛んでいたラインがスーッと引き込まれてロッドに僅かに重さが感じられました。

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これは入れ食い確定。

アオリイカだと近寄ったり離れたりを繰り返しながらエギを抱きますが、ケンサキイカに迷いはないのです。
いればすぐに反応があります。

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イカは釣り過ぎても冷凍すればしばらく刺身で食べられるので、イカのアタリに慣れるためにひたすら釣り続けます。

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そして、常夜灯の下には秋によく釣れる小型のアオリイカの群れです。
雨ばかりのじめじめした日が続いていますが、その影響で水温が下がり海の中はすっかり秋モードのようです。

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小さいアオリイカを経験値稼ぎのためにサイトフィッシングで仕留めます。

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しかし、食べると言う点から言えばケンサキイカの方がサイズが良い。
小さなアオリは避けてケンサキイカを狙う事にします。

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この時点でほぼワンキャストワンヒット状態です。



イカの釣り分け

こうやってたくさん釣れる時にこそ色々と検証を行って疑問を解決しましょう。
エギ王LIVE2号を試して反応の違いを調べます。


エギのサイズによってイカの反応が変わるのか検証です。

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こんな状況ですから何を投げ込んでも釣れそうですが・・・。

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これは・・・。
2.5号だとアオリイカよりもケンサキイカがヒットする事が多かったのですが、エギのサイズを落とすとたくさん追尾してくるアオリイカが迷わず抱いてくるようになりました。
肝心のケンサキイカがヒットする前にアオリイカが釣れてしまいます。

再びエギ王K2.5号に戻して継続します。

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釣れるケンサキイカのサイズはこの写真と同じかひと回り小さいくらいがアベレージです。
釣り味、食材として楽しめる大きさです。

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2.5号に変更すれば明らかにアオリイカのヒットは減るものの、完全防ぐのは無理でした。
割合としてはケンサキ8に対してアオリ2という感じです。

墨の汚れ対策として、ここからは堤防の端に並べていく事にします。
これならいくらか汚れても1箇所を洗い流せば大丈夫です。



アニサキス?

夢中になってたくさん釣っているとイカを入れているバケツに異変が起こっている事に気が付きました。

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え?
ちょっと待ってアニサキス先輩ですか?
キモすぎるんですけど。

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こんなにいるのかよ。
食べる気なくすわ。

と思って後から調べてみると、イカの精子が入っている精莢(セイキョウ)という部位だそうです。
恐ろしい量のアニサキスがいると思っていたので安心しました。
口に入るとすごく痛くて刺さって抜けないらしい・・・(怖い)。



エギのサイズアップ

2号ではアオリイカが入れ食い、2.5号ではアオリイカを避けながらケンサキイカを狙える事がわかりました。
今度はエギ王K3号を使用して反応の違いを確認してみましょう。


試してみると3号でも2.5号と変わらない程度にイカを釣る事が出来ました。
しかし、ここで重要なのはフォールスピードのようで3号シャロータイプでしか釣れませんでした。

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エギを大きくしてもアオリイカを完全に避ける事は難しいようです。
3号は飛距離が出るため、明かりの届かない位置にいるイカを釣るのに適しています。

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また、2号と2.5号はケイムラカラーで常夜灯の明かりの中ではクリアとなります。
3号シャローでカラーによる反応の違いを確認したところ、上の写真が示す通りテープ系の方が明らかにヒット率が高くなりました。

明かりの影響が薄いエリアだとテープの方がアピール力が高いのだと思われます。

紫外線の降り注ぐ昼間は目立つと言われるケイムラカラー。
夜はクリアカラーとして状況に応じてテープと使い分ける必要があります。

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その後も無限に釣れ続け、アオリイカとケンサキイカをそれぞれ30杯以上、合計60杯を超えるイカを釣る事が出来ました。
アオリイカは小さいので全てリリースし、ケンサキイカは15杯ほどキープして後は全てリリース。



アタリについて

これだけ入れ食いになれば、常夜灯で捕食シーンが見えれば発見もあります。

まず、イカがエギを抱いてからロッドにアタリを感じるまでに5秒から10秒ほどのタイムラグがあります。
次に、明らかにイカがエギを持って行っているのが見えてもフッキングするのは5割程度でした。
さらに、エギをイカが軽く抱いて離すシーンが何度もあり、アタリが出るまでに5秒以上かかる事を考えると実際にはロッドには伝わらないバイトが頻発しています。

簡単に言うとイカがエギを100回抱いたとすると、その中でフッキングするのは50回程度(もっと少ないか?)と言う事です。

結構な割合でフッキングせず、ロッドまでアタリが伝わるのは長時間エギを抱いたままのイカですから、思ったよりも確率の低いゲームになります。
しかし、ルアーで他の魚を狙っている時にもおそらく同じような現象が起こっているのだと考えられます。

そして、今回の場合は一度しゃくってから10カウント後(約10秒)に再びしゃくっていました。
イカがアタックしてくるのはフォールの前半なのか、それとも後半なのかと言う疑問もサイトフィッシングは解決してくれます。
9割以上はフォール前半のアタックでした。
つまり、ほとんどのイカが遅くともフォールを始めて5カウント前後までには抱いていると言う事です。
例えば5カウントでイカがエギを持って行った場合、10カウントした頃にアタリが認識出来ます。

また、イカのアタリは3つあります。
  • コンッと魚のように感じられるアタリ。
  • グーッとラインが引き込まれるアタリ。
  • フッとラインが弛む(止まる)アタリ。
ナイトゲームの場合はイカがエギを抱きやすい分ラインの動きが見えない欠点が存在し、デイゲームはイカがエギを見切りやすい分ライン変化でのアタリを感知しやすくなります。

しかし、この僅かな違和感を覚えた時にはイカがエギを抱いてからすでに数秒経過しています。
いつエギを離してもおかしくない状況である事を思えば、普段と違うと感じたら即フッキングを決めるべきでしょう。

例外としてコンッと感じられるアタリはイカがエギにアタックしたその瞬間です。
イカが一瞬だけエギを抱いた時にもよく感じます。
従って、アタリの中では最も掛かりの悪いアタリと言えると思います。

逆にラインが引き込まれるアタリとラインが弛むアタリはそれまでに長時間保持しているイカのため、一瞬触れて離れるイカと比べるとフッキング率はかなり高くなります。



今回は釣りをしていて感じたのはこんなところです。
引き続きイカを狙いながらエギングの理解を深めていきたいと思います。







ロッド:エメラルダスMX711MLM-S
リール:カルディア2500-XH
ライン:ボーンラッシュ0.5号
リーダー:フロロカーボン2.5号
ルアー:エギ王K、エギ王LIVE



それではまた。






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最後までお付合いありがとうございました。
わかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。