こんにちは。Johnです。

ジグヘッド単体の釣りからプラグ、メタルジグ、ボトムワインド、エギングまで幅広く楽しむためにブルーカレント82をしばらく使用していました。

軽量で良く曲がり、十分なパワーを備えながら比較的安価(約22000円)で使いやすい良いロッドと言う印象です。






これまではボトムワインドも普通にこなしていた事から「エギングも問題ないだろう」と考え、ブルーカレントをしばらくエギングに使用したところ問題が発覚。

小さな2号や2.5号のエギで秋イカやケンサキイカを楽しむ分には不自由を感じなかったのですが、3号のエギを使用して回遊している良型アオリイカを狙っていると腕に痛みを感じるようになりました。

「なんか右腕が痛いぞ」

また、これは私のロッドがたまたまの可能性がありますが、激しくしゃくっているとロッドが抜けそうになるくらいインロー部分がゆるゆるになるのです。

腕の痛みは1時間程度の釣りでは起こらないため、我慢するのもありでしょう。
しかし、ロッドが途中で抜けてしまうのは論外です。

抜けそうになっても抜けた事はありませんが・・・。

「これはやはり専用ロッドが必要だ」

そう考えた私は最新のエギングロッドを購入する事にしました。

ちなみに、ロッドの抜け防止と固着防止のためにフェルールワックスは必ず使用しています。




エメラルダス


エギングをそれほどやり込むかどうかも分からない段階であまり高級な物は必要なく、プラグやキャロ、ボトムワインドも楽しめる何でもロッドとして、アウトガイドのソリッドティップモデルを選びました。

アウトガイドとインターラインのラインナップがありますが、私がエギングだけをするのであればストローガイドに近い機能を持ったエメラルダスILを迷わず選びます。

最近ミドルゲームと言う言葉が出現していますが、それはもうエギングロッドの独壇場でしょう。
そう思えるくらい非常に満足出来る使用感です。

今回、このエギングロッドを購入してから様々なターゲットを仕留め、ある程度使い込んだのでインプレを決意しました。

細かなスペックはメーカーのWebページで見てください。




インプレ

まず、腕が痛くなくなりました。
長い時は午前中から21時まで休憩を挟みながらしゃくり続けていましたが、腕の痛みは皆無です。

不思議なもので、重量はブルーカレント(83g)の方がエメラルダス(86g)よりも軽いにも関わらず、ブルカレでは腕を痛めエメラルダスでは痛めない。

その代わりにやりすぎると手首に腱鞘炎のような痛みを感じる事があります。
これはしゃくり方や力加減で軽減可能なため、それほど大きな問題ではないと考えています。

そして、一番重要なロッドの繋ぎ目の緩みが解消されました。
ブルーカレントを使っていた時に感じていた、「時々チェックしないとロッドが抜けて割れるかも」と言う不安は一切ありません。

この2つの問題を解決するために今回エメラルダスに手を出したわけですが、副産物としてボトムワインドが相当楽になりました。
左右にバンバン飛びます。

しかも、軽い力で。

なるほどこれはいい。
ブルーカレントなどのロッドで尺ヘッドやエギをダートさせる時には腕力で動かしていたところを、専用設計のロッドでは竿自体が仕事をしてくれるので腕に負担なくリグがバシバシ動いてくれます。

だから以前は腕が痛くなっていたのかと納得しました。

「どのロッドもそんなに変わらないだろう」と思っていた頃と比べると考えは180度変わっています。
エギング専用設計は伊達じゃない。

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ボトムワインドでオオモンハタ。
思い切りリフトしてゴリ巻きするので一番ロッドが曲がりました。

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カマスやカサゴなどの小物釣り。

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2.5号エギでケンサキイカ。

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2号エギで秋イカ。

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3号で500gのアオリイカ。

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3号でキロ越えのアオリイカ。

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3.5号で500gのアオリイカ。

もう何でも釣れます。
流石に1gのジグヘッドでアジを狙うのは何をやっているのか分からないと思いますが、軽すぎるリグやターゲットが巨大な魚以外であればショアからのほとんどの釣りで使用可能です。

このエギングロッドは繊細なソリッドティップを搭載しているため、一般的なエギングロッドよりも軽い方向への適性が広がっています。
重量で言えば5g前後の尺ヘッドから、プラグはシュガーミノー50Sでも大丈夫です。
さらに、あくまでもエギングロッドですから特にパワー不足も感じません。
約1オンスの4号エギまで使用可能な万能ロッドです。

エギングを中心にロッド一本で幅広く釣りを楽しみたいと言う場合には、自信を持ってオススメできます。






外観

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↑ソリッドの継ぎ目です。
よく見ると反射の違いでわかります。

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私がいいなと思ったソリッド部分のガイドの距離。
ソリッドの曲がりを生かすためには当然の距離感です。
また、ティップへのライン絡みも抑えられます。

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継ぎ目は印籠ではありません。
現在の技術で作るとわざわざ印籠にしなくとも問題ないらしく、ひと手間かけて高級感を演出するかどうかの違いのようです。

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カルディア2500を装着してバランスはこの指の位置です。
基本的にエギングはロッドを下げた状態で待機するため、このくらいのバランスがちょうど良いです。

見た目に関しては値段の割には良いですが、高級モデルと比べるとやはり見劣りします。
それでも一見して安さは感じないレベルでまとまっており、外見にお金をかけるよりは中身にお金をかけているロッドと言えます。



改善して欲しいところ

ストローガイドシステムの搭載希望!

今のところそれくらいです。

また、基本的にペンデュラムキャスト推奨です。
3号エギをオーバーヘッドキャストはちょっと怖いと感じました。

フェルールワックスはこのロッドに限らず使用した方が良いでしょう。


大変素晴らしいロッドに出会えました。
今後も相棒としてアジにメバルにハタにイカに、積極的に様々なターゲットを狙っていきます。




発売したばかり、おまけに秋イカシーズンと言う事で売り切れが目立ちます。



それではまた。





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最後までお付合いありがとうございました。
わかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。