こんにちは。Johnです。

前回、調子の良かったイワナの谷に再び行って来ました。
ただし、今回の釣行は梅雨に突入した事もあって濁りと増水、パラつく雨という普通は釣りに行かないようなコンディションになります。

それでも釣りに行く決意をしたのは、河川の最上流エリアという事で濁りや増水の影響がそれほどなく、渇水時と比べて魚も元気になっているのでは?という予想をした結果、居ても立ってもいられなくなってしまったからです。

推奨される事ではありませんが、台風の時にもシーバスを釣りに行っていた事を思えば、魚種が変わっただけです。
もちろん、流石にこれは危ないと感じれば釣りをせずに帰還するつもりです。



濁りと増水

向かう途中に車から確認できた別の河川は激流と化していました。
強い濁りと分厚い流れ。
鮎が良く獲れるこの川はこのタイミングだと絶望的です。

目的の川に到着してみるとそれなりの濁りは出ていますが、釣りにならないほどではなく、魚から釣り人の姿が見え難くなる程度の程よい濁りです。
水量も人が歩けないレベルではないので釣りをする事を決定しました。

そして、今回先発で結んだルアーはスミスのスピナー(AR-S)です。

話によると、トラウトが一番イージーに釣れるハードルアーはスピナーらしく、無難で一番評判の良かったスミスの製品を選びました(思ったより安かった)。

メーカーサイトはこちら

プラグからスタートする事も考えたのですが、以前経験したスプーンの集魚力と今回の濁りを踏まえて最もアピール力の高そうなスピナーをパイロットルアーとしてセレクト。

カラーセレクトの定番として、クリアな水質ではシルバー、濁りが入ればゴールドを選びます。
今回は濁りを考慮してゴールドです。

使い方は、スピナーですから基本的に投げて巻くだけ。
気にしなければならないのは、ボトムを擦らず水面を割らないロッドポジションとリトリーブスピードを維持・調節する事です。

すると・・・



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いきなり釣れちゃいました。
増水の影響があるのでアップストリームではほとんど釣りにならず、クロス方向へ投げ込んで巻き始めるとすぐにヒットしました。

この水量と濁りを考えれば、たった1尾でもARスピナーの威力を実感できます。
確かに「簡単に釣れすぎてつまらない」と言われるだけの事はあります。
メバリングで例えるとカブラに相当するルアーと言っても良いのではないでしょうか。

トラウトもカブラやワームでたくさん釣れそうですが、それはまた機会があれば検証してみようと思います。



トラウト最強AR-S

そして、その後もヒットとバラシを繰り返しながら釣り上がって行き、途中でプラグも試しましたが、フッキング率もプラグを超えているようです。
フック自体にアタックしているような印象を持ったほどです。

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プラグと比べても圧倒的に集魚力のあるARスピナー
流石、その道に精通しているスミスが作っているだけの事はあります。
バシバシとアクションさせてプラグを動かしても魚がチェイスして来ないのに、スピナーを投げてリトリーブ、もしくはドリフトさせると今まで見えなかった魚が突如姿を現します。

釣り過ぎて飽きたらプラグに変更してください(笑)。



スピナーの弱点

しかし、優秀なスピナーにもたった一つだけ非常に大きな弱点があって、それは糸よれが防げない事です。
私が使用しているのがまだベイトリールだから大したトラブルには繋がりませんが、これがスピニングリールだと絶望的な糸よれが襲い掛かります。
しかも、糸よれを軽減するスイベル付きのスピナーにも関わらずです。

いくらARスピナーで簡単にトラウトが釣れると言っても、トラウト人口を見た場合にまだスピニングを使用される方が圧倒的に多いように感じられます。
トラブルに直結するスピニングだと、寧ろスピナーというカテゴリに苦手意識を持っている方も多そうです。

また、ベイトリールに糸よれはあまり影響ないとは言ってもゼロではありません。
ティップに絡みやすくなる上に、バックラッシュ修復時に引き出したラインが絡まってダンゴになってしまう可能性が高くなります。

糸よれの部分だけ理解して使用してもらえれば、これほど心強いルアーはありません。



スピナーのシングル化

私はトラウトを狙う上で全てシングルバーブレスに変更する事を誓った人間です。
当然ながらスピナーもシングル化しています。

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スピナーはスプリットリングを介さずに、ルアー本体にトレブルフックが直接取り付けられています。
これをシングルフック化するためには、まずフックをペンチやニッパーを使用して切断する必要があります(思ったより簡単に切れる)。

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無事にトレブルフックを外す事が出来たら、スプリットリングを付けてお好みのフックを取り付ければそれで完成です。
フックの取り付け向きはどうしようか悩みましたが、どうせクルクル回ってしまうのだから関係ないのではないか?と言う事でミノー用のシングルフックを取り付けています。
今の所は不自由を感じていません。

また、写真のスピナーは2gくらいのものですが、使い難くて仕方がなかったので3.5gのスピナーを使用しています。

これが例えばスプーン等の空気抵抗の少ないものであれば3.5gで非常に快適です。
ただ、スピナーは空気抵抗が大きいせいか3.5gでもキャスト時に若干の気持ち悪さがあります。

もしこれからベイトリールでスピナーを使用される方は、最低でも3.5gのスピナーを選ぶ事をオススメします。



カラーと使い方

私も渓流を始めて間もない人間ではありますが、実際に使ってみて気がついた事を簡単にまとめます。

カラーは水色がクリアな場合はシルバーを選択、濁っている場合はゴールドを選択すると言う基礎を大切にしつつ、そこに拘り過ぎる事無く現地では両方を試して魚のチェイスの具合や食い付き具合を確認してください。

この日は明らかにゴールドが有効でした。
シルバーも反応がなかったわけでは無く、チェイスしている姿も確認できてアタックしてくる瞬間も見ています。
しかし、チェイスの頻度が圧倒的にゴールドが多く、アタックしてくる場合もキスするように軽く触れる事が多かったのに対してゴールドだと深いバイトが出ていました。

また、使い方は基本的に投げて巻くだけです。
アップに投げて前述したボトムに擦らないレンジを通せて、ブレードが回転する速度でリトリーブします。
さらに、この日は対岸方向へのクロスからドリフト気味に流しながら使うのが効果的で、ほとんどの魚をこのドリフトで仕留めています。
このドリフトをプラグのタダ巻きでやると簡単に見切られてしまいます(スピナーはブレードが回っていれば良い)。

ミノーだとレンジが浅くなり過ぎてしまうような場合にも効果的で、深みを攻める時にドリフト気味にボトム付近を流すように引いてくると深い位置にいた魚をヒットに導く事が出来ます。


基本的にはスプーンと同じような使い方だと考えてもらえれば良いかと思います。



昔からトラウトを楽しんでいる方にとってはスピナーは常識かと思いますが、使用された事のない方はぜひ一度試してみてください。
驚くほど魚が反応してくれます。






それではまた。






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最後までお付合いありがとうございました。
わかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。