こんにちは。Johnです。

風速12メートル以上。
波しぶきは道路まで届き、波止は波を被る状況。

本来は釣りに行くようなタイミングではありません。
しかし、そんな時に比較的安全、かつ良型が釣れる場所もあります。



風表の風裏

海から陸へ向かって吹く風は良型を呼び込む可能性がかなり高くなります。
みんなが嫌がる向かい風の強風が魚にとっては都合の良い捕食チャンス、接岸する理由となるからです。

ここ最近は近場である程度釣れる事がわかってそれほど遠くまでメバルを狙いに行く事はなかったのですが、それでも今回わざわざ2時間ほどの移動時間を消費してまでメバルプラッギングに行ったのは、良型が釣れる可能性が非常に高いタイミングだったからです。

強風時に釣りをするのは身の危険というリスクを伴います。
私も出来るだけ安全に釣りをしたので、むやみやたらとどこでも荒天時に出撃する訳ではなく、このタイミングであれば立ち位置は風裏なのに、キャストしてルアーが着水するところは風表という安全かつ良型が釣れるポイントを知っているからです。

そんな場所なんてまず無い!

と思われるかもしれませんが、風の向き次第でいつもの釣り場所にそのような条件が揃う事があります。
そして、そんな場所は実はかなり多いと思っています。
波風のない穏やかな時はそれほど好釣果に恵まれない場所が、荒天時には好ポイントに豹変する事があります。

また、荒天時に釣りをするメリットはもう一つあります。
他に釣り人が誰もいない事です。

釣り人が自分だけであればどんな釣り方をしようが、どんな流し方をしようが自由です。
いくら釣っても噂が広まって人だらけになる事もありません。
基本的に誰もいない場所をわざわざ探して釣りをする私には、これほど都合の良いタイミングはないのです。
しかし、年齢的な問題もあって今後はそのようなタイミングで釣りをする頻度が減ってくるとは思います。
ある程度体力のあるうち、体が動く間限定の釣りであると言えます。

スクリーンショット 2020-03-16 17.51.52

これで伝わるかどうかヘタクソな図で申し訳ないのですが、適当にグーグルマップのスクショに書き入れてみました。
私の言う風表の風裏とはつまりこう言う事です。
⭐️のところに立っていれば風と波を回避しつつ、良型の潜む流れを撃つ事ができます。
あくまでも一例とヒントです。



荒天時の選択

強風が吹く中釣りをする場合、いくらリアルデシテックスが細いと言ってもPEラインは非常に扱いが難しくなります。
だから、こんな時は私はデュエルARMORED F+ Proを積極的に使います。

PEラインとしての品格はリアルデシテックスの遥か下に位置しますが、モノフィラメントライン、例えばフロロカーボンやエステルとして考えるとこれほど強風時に使い易いラインは他にありません(あと値段が安い)。




また、立ち位置も出来るだけ横から風を受けなくて済むようなところを選び、風の影響を最小限に抑える努力は必要です。

使用するルアーもある程度飛距離の出るものでないと使い難くなります。
こんな時に表層をハイアピールで探る事の出来るプラグが有効な訳です。



大きなプラグから

私が釣りをするのはあくまでも常夜灯のある場所です。
海は荒れ気味でも常夜灯の集魚効果と風の影響で魚は浮き気味な事が多く、トップゲームや水面直下で意外なほど良い釣果を得られる場合があります。

当然、小さなプラグが有効なシーンというのもあるのですが、ここはルアーフィッシングのセオリー通り大きなプラグからスタートし、状況に合わせてサイズダウンしていく方法が推奨されます。
何と言っても海は荒れて、平穏な時と比べても多少濁りが入っている状況ですから、少しでも目立たせてやる事が状況を探るという点でも有効となります。

大きなものから使う、表層から順にレンジを下げていくのはルアーフィッシングの最も基本的な部分でもありますが、「メバルプラッギングはルアーが大きいと釣れる気がしない」「釣れるのは知っているけれど釣った事はない」という誤ったイメージ・認識を覆すには絶好のタイミングです。

私の場合は、スープラ65PDメバペンマグナムからスタートし、どちらも表層を流して良し、巻いて良しと使い分けが出来るプラグです。

いわゆるパイロットルアーと言うやつです。



シャローゲーム

プラグを使用するメリットは表層を攻められる点にあります。
ジグヘッドにワームの組み合わせだと絶対に出来ない、止めて流す事や20メートル以上先で水面下30センチより浅いレンジをデッドスローで引いてくる事が可能です。
ジグヘッドをリトリーブしているだけでは知る事が出来なかった、「表層を意識しているメバルがこんなにたくさんいる」と言う事実を体感出来ます。

だから、みんながアジを釣っているポイントで、釣り方を知っている人だけメバルがボコボコ釣れるという事が起こるし、特にトップに反応する時はいくらジグヘッドを投げてもカスリもしない事が多く、その場所でメバルが釣れる事自体を知らないアジンガーもいるくらいです。

そして、今回の釣行でも色々なプラグを悪天候の中試しましたが、リトリーブでメバルを釣る事は出来ていません。
全て止めて流している最中に、グググッと持って行かれるアタリでした。

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25センチが2尾、26センチが1尾の計3尾の良型メバルをガンシップ45Fのちょっとだけ巻いてからの10秒放置で仕留める事ができました。

強風下でのコントロールのし易さ、魚の反応を考えると私が持っていたプラグの中ではおそらくベストな選択だったと思います。

そして、こんな恐ろしく天気の悪い日でもメバルは関係なくトップに出ると言う事が証明されました。
例えば「リッジスリム60SSでもレンジが浅いから釣れるのではないか」と思われるでしょうが、実際に私も試して一切反応が得られませんでした。
いくら巻いても釣れないのに、投げて放っておくとバシャッとアタックしてくるのがメバルであり、メバルプラッギングの面白さです。



とは言え、安全は最優先でお願いします。



ロッド:ブルーカレント76TZ
リール:カルディア2500S-XH
ライン:アーマードフロロpro0.4号
リーダー:プレミアムマックス1.5号
ルアー:スープラ、メバペンシリーズ、リッジシリーズ、ガンシップシリーズ、ジェイド



それではまた。






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最後までお付合いありがとうございました。
また見て頂けるようなわかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。