こんにちは。Johnです。
2020/2/3実釣インプレ追記
2020/2/28ルビアス2500XH到着

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ついに予約していた20ルビアスが到着しました。
今回届いたのは1月発売予定の2000番なので、ギリギリ1月納品が間に合った形です。

そして、動作はとても良好(流石メイドインジャパン!)。
非常に軽くてしっかりとした回転です。
大変素晴らしいリールを手に入れる事ができました。

もう1台注文していた2500番は2月末に到着。
2000番はエステルを組み合わせてジグ単、2500番はPEを巻いてプラッギングに使用します。






↑実売で約30000円。
ポイントを考慮するとアマゾンが一番高くなります。

さらに、噂では「made in japan」は初期ロットだけとの事です。
それが終われば海外生産に移行するらしいので、購入を考えている方は急いだ方が良いかもしれません。

先日、この噂についてダイワに電話して聞いてみました。
今の段階ではそのような話は来ていないが、そのような噂がある事は知っている。
この価格帯のリールは生産国を状況に合わせて変更する事がある為、そのような過去の例から噂として流れているのではないか。
という事でした。
可能性としては今後の国外生産もあるという事ですが、今のところそれが決まっている訳では無い様です。

すでに中国生産に移っているとの情報が入って来ました。
噂通りになってしまいましたね。



ルビアスに使われている素材一覧
  • ボディ:ザイオン
  • ローター:ザイオン
  • スプール:アルミ
  • ハンドル:アルミ
  • ドライブギア:超々ジュラルミン
  • ピニオンギア:真鍮
  • メインシャフト:超々ジュラルミン
18イグジスト以降、モノコック採用の機種は冷間鍛造の技術を使用しています。



注意事項!

注文したリールが到着してまず一番最初にする事は、写真を撮る事でも、傷が付かないように棚にしまう事でも、付いた指紋を拭き取る事でもありません。
ネット通販の場合、値段はかなり安く手に入るのですが、回転やその他の部分に異常を抱えている個体が多くなります。

リールに異常がない事を何よりも先に確認してください(最重要!)。

もしここで不良品に当たってしまった場合、とにかく直ぐに購入したショップに電話連絡を入れ(電話が無理ならメール)異常がある事を伝えましょう。
そして、出来れば連絡が取れた当日に送り返します。

これをやるか、やらないかでその後の釣りが快適に出来るかどうかが変わってくるので、確実に動作チェックと必要であれば交換を依頼しましょう。

例えば不良であるとか、調子が悪い事が分かっていてもそれを言い出せない方もいると思いますが、そこは勇気を出して伝えましょう。
実店舗で購入する場合でも、「在庫を全て見せてくれ!」と言わないと本当に良いリールに出会える確率がとても低くなります。

そして、幸いにも今回私の元に届いたルビアスは一発目からアタリ個体だったので、交換の必要はありませんでした。

滑らかかつ軽い巻き心地がアタリ個体の特徴です。
また、コリコリ、コツコツといった違和感がない場合でも回転が少し重い場合があります。
回転が少し重い程度であればそのまま使い続けている内に軽くなると思われますので、交換の必要はありません。



ルビアスを観察

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メーカーHPに載っている事を私が解説しても仕方がないので、まず外見とHPに載っていな部分を中心に観察していきたいと思います。

ボディはモノコック特有のネジがないコンパクト設計です。
基本的にこれまでのLTコンセプトリールで培った技術を全て納めたように感じられます。
何と言ってもリール史上初のザイオンのモノコックですからね。
18カルディアも軽い(170g)と思いましたが、それをまた大きく超えてくるとは(150g)・・・。
また、新型ザイオンローターの影響で巻き出しはカルディアに比べると明らかに軽い
そして、ガタがかなり少なく思います。

外箱は特に何も変わっていません。

ここからは、ボディ以外をバラして見ていきましょう。
私はマグシールドが搭載されてからのリールについては、ボディを分解することはやめました。
なぜなら調子が悪くなる事がほとんどなくなったから。
1年〜2年に1度オーバーホールに出せば十分です。

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LTコンセプトを代表する水が入り込まないドラグまわりの溝。
LTコンセプトで一番良いのはこの部分かもしれないというくらい、私は気に入っています。
今まではシャワーで洗浄するたびにドラグに水が侵入していました。

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軽くバラしてみると、スプール内にはベアリングは搭載されていない様子。

ここに1つベアリングを追加できます。

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そして、ボディを眺めているとこの部分(お尻のカバー)にネジがない事を発見。
つまりこのキャップは「基本的に外すな!」という事でしょう。

モノコック以外のダイワリールはシャワー洗浄後にボディ内部にいくらか水が入り込む事があり、それをここのキャップを外す事で排出していたのですが、モノコックとストッパーレスになったからそもそも水が入らないという強気の設計です。

まあ水が入らないなら何の問題もないですね。

リールにとって一番のダメージは、海水が蒸発して残った塩がベアリングやギアに付着してジャリジャリ、ゴリゴリとそのまま回転してしまう事です。
ダイワはマグシールドとモノコックボディという防水を意識した設計にする事で、リールの心臓部であるギアを海水飛沫から守り、滑らかな回転を長期間持続させる事に成功しました。

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また、特にこのルビアスの巻き出しの軽さはローターの軽量化とコンパクトになった事が大きく影響しているのだと思われます。

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続いて、スプールを外してみると、スプール受け部分へのベアリング追加が出来そうです。
スプール内やスプール受けにベアリングが無いのはこの価格帯では普通です。

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ラインローラーは19セルテートと同様の2BB仕様。
言うまでもなくベアリングの追加は必要ありません。
流石にマグシールドベアリングではないようです。

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続いて、ハンドルノブを外してみると中途半端に1つだけベアリングが入っていました。
ベアリング1つとカラー(ベアリングの代わり)1つ。
そこは全部ベアリングにしておけよ!と思ってしまいますね。



ベアリングを追加する

手元にこれまで使っていた18カルディア(フルベアリングチューン)があるので、そこからベアリングをいくつか取り外して適合するか見てみました。
私はベアリングが入るところは、全てベアリングになっていないと気が済まない人間なのです。

結果から言うと、ベアリングのサイズはカルディアと全く同じです。
カルディアのスプール内ベアリングスプール受けベアリングハンドルノブベアリングを流用できます(計3つ)。


20ルビアスのベアリング追加キットはこちらから



スプール受けへ追加!

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まずはスプール受けへのベアリング追加から行きましょう。

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こちらの小さなネジのようなもので固定されています。
専用工具が必要で、ホームセンターに売っているのか不明ですが、私の場合はヘッジホッグスタジオのベアリング追加キット購入時にセットで付いて来た物を使用しています。

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取り付け方も18カルディアと全く同様です。
バラしてからカラーをベアリングに交換して戻すだけ。

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カラーをベアリングに入れ替えて同じように戻します。

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ネジを締めて固定。

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まずは1ヶ所目のベアリング追加完了です。



ハンドルノブ内へ追加!

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次はハンドルノブ内のカラーを1つベアリングに交換します。
こちらはドライバーでネジを外して入れ替えるだけでかなりイージーに交換できるかと思います。

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この小さな穴にワイヤーを入れてハンドルノブキャップを取り外します。

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これも同じく専用工具なのですが、以前は家にあるものを加工して使用していました。
穴に入るサイズのワイヤーであればクリップや安全ピン等を代用する事も可能です。

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ハンドルノブキャップを取り外すとネジが見えるので、ドライバーを使用します。

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後は、一つだけ入っているカラーをベアリングに入れ替えて戻すだけです。



スプール内へ追加!

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最後はスプール内のカラーをベアリングに入れ替えます。
ここの作業中に多くの方が固定用ワイヤーを飛ばして紛失するかと思われます。
気をつけて作業にあたりましょう。

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小さく、強いワイヤーが入っているので飛ばさないように注意。

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カラーを取り外してベアリングに交換します。

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ワイヤーを慎重に取り付けて・・・。

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バラした手順とは逆の手順で組み上げていきます。
ここはパーツを無くさないように気をつければ問題ありません。



フルベアリングチューン完成

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そして、ついに完成した20ルビアス(フルベアリングチューン)。
カルディアのベアリングをそのまま流用できたのは大きかったです。

スプール内に1つ、スプール受けに1つ、ハンドルノブに1つの全部で3つ。
元々9つのベアリングが入っている為、MAX12BB20ルビアス2000S-XHの完成です。

特に私は、ベアリングを追加しないと気が済まない人間なもので、これをしないとダメという訳ではないので、あくまでの趣味として楽しめる方はチューンも良いかと思います。


20ルビアスのベアリング追加キットはこちらから
 

まだ届いたばかりなので、これ以上のインプレは難しいのですが、軽さ、回転の滑らかさ、防水性等を考えると間違いなくこれまでのルビアスを余裕を持って超えるリールが完成しています。

また、私がルアビスを使用する用途がライトゲーム全般である事を考えると、耐久性やパワー不足といった部分ではまず問題にはならないと思われます。
それほど負担が掛からない釣りである事と、これまでのリールよりさらにタフになっているからです。

何れにしても、ある程度使いながらこちらに使用感を追記していく予定です。



実釣後インプレ

早速、エステル0.4号にジグヘッド単体を使用したアジングに行ってきました。

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ヒットしたのはアジ(〜24センチ)とカサゴ(21センチ)君。
これまでに散々釣ってきた獲物ではありますが、ヒットして負荷が掛かった時の巻き上げが15ルビアスや18カルディアと比べて圧倒的にスムーズ

私はカサゴ等の根魚を考慮してドラグはかなり締めて釣りをします。
特に、今回ヒットした20センチを超えるカサゴを一気にボトムから引き離す時に明らかに巻きが安定しているのが感じられました。

しかし、これは他のリールと比較して初めてわかる事です。
これまで15ルビアス、18カルディアでカサゴ、メバル、アジと色々と釣り上げてきましたが、特に不満も感じず、「スムーズじゃない」とは一度も感じませんでした。
それが今回20ルビアスを使用して全然違うと感じています。
つまり、それらのリールと比べてはっきりと違いがわかるのが20ルビアスという事になります。

おそらくこれはザイオンモノコックボディと、超々ジュラルミン製タフデジギアの恩恵かと思われます。
ボディにガタツキや歪みが発生せず、これまで以上に安定したパワフルかつ軽快な巻き上げが可能になりました。
やっぱり20ルビアスはめちゃくちゃ良いリールです。
これだけ良いリールがこの値段で購入できるのは、おそらく歴史上初めてのことではないでしょうか。

コストパフォーマンス最強!
という言葉がこれほどぴったりなリールは他にありません。

ただし、もう一度言いますが、物の良さというのは比べて初めて分かります(相対的な価値)。
釣りをこれから始める方がいきなり20ルビアスを使っても、その素晴らしさは理解できないかもしれません。



リールスタンド

また、18カルディアに取り付けていたリールスタンドは付ける事が出来ませんでした。

15ルビアスに取り付けていたモアバイツのリールスタンドは問題なくセットできました。
メーカー対応の公式発表にはまだ時間がかかるかと思われますが、ダブルハンドルやリールスタンドの社外品は15ルビアス対応モデルであれば取り付けが出来る可能性が高いです。


ゴメクサスのイケメンリールスタンドも注文しているので届き次第結果をお知らせします。
※無事取り付けできました。


さらに、ゴメクサス (Gomexus) パワー ハンドル98mm カーボン製 は20ルビアスに取り付けできました。

20ルビアスFCモデルはリール自体が小さめなのでハンドルの長さは98mmよりは短い物の方が合っているように思いました(82mmか72mm)。
2500番以上であれば98mmがぴったりです。

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そういえばバリスティックだっけ?
ルビアスとほとんど同じ値段でモノコックを搭載されなかった可哀想なリールの名前は。
もうみんなルビアス買うから売れなくなってしまいます。

この価格でこれほどの完成度を誇ったリールがかつて存在したでしょうか。
出ると信じて待った甲斐がありました。
20ルビアスはとんでもなく素晴らしいリールです!




ダイワ 20ルビアス FC LT2000S

ちなみに一番安く買えるのは、PayPay利用者に限りヤフーショッピングです!




↑18カルディアもとても良いリールなので、ルビアスはちょっと値段が・・・という場合は非常にオススメです。



それではまた。






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最後までお付合いありがとうございました。
また見て頂けるようなわかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。