こんにちは。Johnです。

少し前にボトムワインドでマダイを釣る方法をアップした時に、「あの魚も釣れるはずだよね」と考えていたのがアコウという魚です。
これまではテキサスリグで釣るのが私の中の定番でしたが、探るのに時間がかかって嫌になっていたのです。
今回の魚とは偶然というか運命というか、そんな出会いでした。



東予か南予か

大潮とか中潮であればシーバスを狙いに行く。
増水して河川がいい感じであればなお良し。
ですが、今回は潮が悪く、雨後の激流、タイミングも朝まずめにようやく満潮という具合で淡水域のシーバスフィッシングは難しいということから、なんとか遊べそうな対象魚を絞り込みます。
アナゴ、アジ、メバル、アコウ。
かなり迷いました。
というのも、どの魚を狙いに行くのかによってタックルが変わり、釣り場所が変わります。

ボトムワインドをアコウに試したいという思いはあったものの、仕事の疲労を考えるとたどり着けそうになかったので、アナゴ、アジ、メバルから選択することにしました。
アコウを狙うのであれば今治方面に向かい、それ以外なら南予方面に行くのが私の基本的な行動パターンです。
まあ、アナゴに関しては底質が砂であればどこでも釣れると思いますけどね。

アナゴを狙うのであればアオムシが欠かせない。
となると仕事終わりに釣具屋に寄ってから家に帰る必要があります。
ただ、この日は疲れているせいか元気が出ずに直帰。
ということでアナゴは無くなりました。

台風の影響を考慮すると水温が下がってメバルが元気を取り戻していてもおかしくないこと、増水で水路から泥水が海に流れ込み、その周辺でメバルが入れ食いになったことを思い出してメバルもいいな〜と。
それとも水深のあるエリアでレンジを刻みながらアジを楽しむか。

何れにしても老化のせいか元気が出ないので、家から1時間ほどの場所でアジかメバルのどちらか釣れる方を釣ることにしました。
シーバスを狙うには川が荒れ狂っていて危険です。

狙うタイミングとしては夜が開ける前の潮位の高い時間帯。
午前3時から5時前と言ったところでしょうか。
それまでは車で疲れた体を癒すことにします。



フグ祭り

到着した場所は一般的な常夜灯のある波止。
波止の先端部分にはテトラが設置されていて、テトラが切れた先には海藻がチラホラ確認できます。
基本底質は砂。
少し前にシュガーミノーでマダイを釣り上げたのはこの場所です。

まずは18カルディアのテストも兼ねてSPMを使ったプラッギングからスタートします。
いい感じに滑らかでキャストした時のライン放出もスムーズ。
ゆっくりリトリーブをすると早速コツッとアタリを感じますが、フッキングには至らず、アタックしてきた魚がアジではないかと言う予想を立てました。
そこで、いつものアジング用タックルに持ち替えて表層をフォールの釣りで誘ってみると、またもやアタリがあるものの掛かりません。

もしかして極小サイズのアジなのだろうか?
常夜灯が水面を照らしている部分に魚が見えたので、ライトを点けて確認してみるとなんと正体はフグの群れ。

あ、これはダメなやつじゃん。
全部フグか。



ボトムワインドに変更

表層は今までに見たことがないほどの大量のフグが群れているため、すぐにレンジをボトムまで落として、少なくともフグ以外の魚が釣れることを狙ってワインドを開始しました。
水深が深いところで5メートル程度、水流もほとんどないことから尺ヘッド2グラムにシュラッグミノー を選択。
着底後に3回から5回ほどダートさせてカーブフォール。
流れがないことと、海藻がたくさんあることを考慮してボトムスライドは行わずに、再着底したらすぐにまたダートさせます。

ちょうど海藻の上から手前のテトラに差し掛かる部分でフォールに入った瞬間、ジーッとドラグが鳴り、何かしらの魚が沖に向かって走っていくのがロッドを通して伝わってきました。

メバルはこんなに走らない。
アジはこんなに重くない。
またマダイか?

マダイかチヌかシーバスくらいしか思いつきませんでしたが、走ったのはファーストランだけでその後は重いだけ。
25センチ程度のメバルであればドラグを出さずにやり取りできるくらい締めてあります。
それを何メートルか引っ張り出してこんな引き方をする魚はなんだろうかと考えながら、ゆっくりと手前に寄せてくると、ついに姿を見せました。

カサゴか!?
いやアカメバルの尺だ!

エステルライン0.3号では抜き上げるのは無理だと判断して、少し危険ですが、テトラを降りてハンドランディングをすることにしました。

あれ?
メバルじゃない。
アコウだ!

ここでようやく正体が判明します。
アコウって、ここは長浜ですぞ。笑

アコウの牙に指を傷つけられながらなんとか波止の上まで戻ってくることに成功し、記念撮影。

IMG_2034

34センチ。
なかなか良いサイズじゃないですか。
今日は刺身に決定です。

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尺ヘッドがしっかりと上顎を捉えていますね。

不思議なこともあるもので、アコウが釣りたいな〜と言う想いはあったものの、まさかここで、しかも予定していたボトムワインドで釣り上げることになるとは。

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その後、小さなアカメバルもワインドでヒットしました。



テキサスリグとワインド

テキサスリグ
  • 根掛かりが少ない
  • 移動させずにじっくり攻められる

ボトムワインド
  • アピール力が強い
  • 答えが出るのが早い
  • 何でも釣れる一口サイズ 
大きな違いとしてはこんなところでしょうか。
釣れる場所がわかっている場合や根掛かりが多発する場所はテキサスリグが適していますが、広範囲を広く探って様子を見たいときはワインドが適しています。

最大の違いは、魚種を問わないと言うところ。




ボトムを攻めるなら

魚種を問わず何でも釣れる方法がボトムワインドです。
ボトムを攻めるときはぜひボトムワインドを試してみてください。

リグのサイズ自体は小さめですが、ダートさせると言う特性上アピール力が強く、勝負が早いと言うのが最大のメリット。
テキサスリグでなければ釣りにならないような場所は流石に根掛かりが多発して難しいですが、そうでなければ無類の強さを誇ります。

じっくり待つような釣りが苦手な方や、とりあえず何でも良いから釣りたいと言う方にはオススメの釣り方です。








ロッド:ブルーカレント76TZ
リール:カルディアLT-2500S-XH
ライン:アーマードフロロpro0.3号
リーダー:プレミアムマックス1.2号
ルアー:SPM、シュガーミノー50

ロッド:UTR-55-one-TOR CQC
リール:ルビアス 1003
ライン:ジョーカー0.3号
リーダー:プレミアムマックス0.8号
ジグヘッド:自作ジグヘッド、尺ヘッド
ワーム:アジリンガープロ、シュラッグミノー 



それではまた。






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最後までお付合いありがとうございました。
また見て頂けるようなわかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。