こんにちは。Johnです。

2020年11月追記
オススメの結束方法(ノット)を追加。

エステルラインを愛用していた私もここしばらくはPEラインをメバルプラッギングで愛用しています。
ナイロン、フロロ、エステル、PEをプラッギングで試して来た中で、ようやく納得のいくラインに出会うことができました。



↑それがこれ。もう既に使っている方も多いと聞きました。



全てPEが良いと思ってないか?

私は何でもかんでもPEを使うように推奨するような、現在の釣業界のやり方が気に入らない人間です。
バカの一つ覚え?
あれだけメディアで垂れ流していれば、使い辛くて仕方がない場合でも、釣り経験が浅い人は「PEの方が良いんだよね」と思ってしまいます。
 
何でもかんでもPEが最適じゃない。
ナイロンが良い時もあれば、フロロが良い時もあり、エステルが良い時、PEが良い時があるのです。
それぞれの長所と短所を理解し、使い分けてこその上級者。
なぜかって、その釣り方に最適なラインを選択すれば使いやすい上にストレスなく釣りに集中できます。
釣りの最中に余計なことを考えたり、余計なことに手間を取られたりすることを嫌うのが本気で釣りに向き合っている釣り人です。

そんな我儘な私が唯一認めたライトゲームに使えるPEライン。
PEラインと呼ぶのが正しいのかどうか疑問ですが、ナイロンやフロロ、エステルと言ったモノフィラメントラインと同じように扱えて、しかも強度は遥かに高い。

編み込まれたPEラインはその表面積の大きさから風や流れの影響を大きく受けてしまうが故に、特に軽量な仕掛けで臨むライトゲームでは余裕の戦力外通告でしたが、もしそれが解決できたとすれば、風や流れの影響を抑えたPEラインが存在するとすれば、それは釣り人にとって非常に強力な武器となります。



理想のPEライン

DUEL アーマード フロロプラス プロ F+pro アジ メバル 150m 
スクリーンショット 2019-05-19 22.36.00

このラインはコーティング系のPEという事になりますが、フロロカーボンラインの芯としてPEラインを使用したものと考えた方がしっくり来ます。

PEを編み込んでいないため、PE本来の高感度性能をフルに活かすことが出来る上に、表面をフロロカーボンで覆う事でナイロンやフロロを使う感覚で使用することができる素晴らしい仕上がり。
 
PEラインは編み込むと感度が悪くなるという事実を知っていましたか?
なぜかと言うと、毛糸のマフラーを想像してもらえると理解しやすいかと思います。
一本一本の繊維が直線であれば良いのですが、編み込みをするとどうやっても繊維が曲がってしまうのでその分感度が下がってしまいます。
曲がった繊維が引っ張られて真っ直ぐになると、初めてアタリが伝達されるわけですから、感度という部分に特化して考えると編み込みはない方が良い。
まあほんの僅かにしか感じられませんけど。
恩恵はそれだけに留まらず、ナイロン等と比べて軽く合わせただけでもフッキングが決まり易くなります。

また、編み込み系ラインは表面積がどうしても大きくなり、例えばナイロンラインと比べると風や流れの影響を受けやすくなるというデメリットを、フロロカーボンで表面を覆うことで擬似モノフィラメントラインとして成形し、問題を解決しています。

これまでにもPEラインの編み込みを行わず、コーティングして一本に固めることで感度と使いやすさを両立しようと試みたラインが存在しました。
有名なのはバークレイのファイヤーラインです(長いこと使っていません)。
しかし、このラインは表面に蝋のような塗料を付けているだけなのでコーティングの強度が低く、すぐに剥がれてしまいました。
コーティング系は全部そうですね。
おまけに製品ムラがひどく、普通に使えるものとプチプチちぎれるものが混在しています。

アーマードF+Proはフロロカーボンラインの芯としてPEを使っている特殊なラインのため、これまでのコーティングラインのようにすぐに剥がれてしまうという不安がないのです。
最早一体化していると言っても良いでしょう。
また、結束もFG等の摩擦系ではなく、一般的なナイロンの結び方でも大丈夫です。
ただ、私は3.5ノット(8の字系)を愛用していましたが、ラインの劣化のせいか手で引っ張ると切れるようになってからはフィッシャーマンノット改で結ぶようにしています。

さらに、フロロとPEという組み合わせがもたらす適度なラインのコシがバックラッシュを激減させるという恩恵をもたらしています。
これが本当にトラブルレス

これまで私はエステルを中心にメバルプラッギングに使用してきましたが、どうしてもトップウォーターをラインをたるませて放置という使い方を繰り返すと、ライントラブルの可能性が脳裏を過ぎり、時々指でラインをつまんで回収するという方法を取ってライントラブルを回避していました。
しかし、アーマードF+Proを使うようになってから一切気にすることが無くなりました。
マジでトラブルが起こらない(最高!)。



メリットとデメリット

  • 編み込みPEより感度が良い
  • 編み込みPEより風や流れの影響を抑えられる
  • ライントラブル超激減
  • 超強力なナイロン、フロロ感覚で使用できる
  • 結束が簡単
  • フッキングパワーの伝達が良い
これだけ素晴らしいラインと出会えたことは喜ばしいことですが、完璧ではありません。
例えばアジングで使われる軽量ジグヘッドでの釣りにはエステルラインがベストパートナーです。
アーマードF+Pro0.06号はいくら何でもやりすぎ。

あくまでも表面はフロロカーボンであることから、釣りをしているとガイドに付着した砂や塩の結晶に擦れて表面に細かな傷が付き(フロロ特有の現象)、さらに通常のPEではありえないモノフィラメント故の巻きグセが発生します。
 
例えばバス釣りなんかでメインラインにフロロを使うと、先端数メートルくらい白くなりませんか?
あれは表面が傷ついて起こっているのです。
上記のようなフロロカーボンラインのデメリットはそのまま残っているため、PEと思って使うよりはフロロと考えて使った方が良いでしょう。
私は釣行後に3メートルくらいはラインを捨てています。

また、0.2号以下は結束強度が不安定で、現在は0.3号をメバルプラッギング用に使用しています。
0.2号だとたまに起きていたキャスト切れやアワセ切れが0.3号に変更してからは全く無くなり、これはタックルバランス次第なところもありますが、通常のPEより風に強いことから思ったより太めを選択しても特に問題はありません。
むしろ、大事なルアーをなくしたり、大物を逃すことを回避できて良い結果をもたらします。
最も太い1号はだいぶ硬く感じますが・・・。

2020年追記
※0.4号以上を選択した方が無難です。
また、結束に関しては八の字系や摩擦系など様々あります。
自分の納得いくノットを選んでもらえば問題ないのですが、ここでは私が自信を持ってオススメ出来る結束方法として、簡単で安定した強度が得られるフィッシャーマンノット改を挙げておきます。



メインラインやリーダーが細いと抜けてしまう事があります。
そんな時はリーダー及びPEの巻き付けを2回ではなく、3回に増やすとしっかりと止まります。

あと、ラインナップが多すぎて選択に困るということがあります。
いらんでしょそんなに。

 

PEはこれに決まり

DUEL アーマード フロロプラス プロ F+pro アジ メバル 150m 

これほどライトゲームに向いたPEラインは今の所、これ以外に存在しません。
デュエルを覗くとシリーズが色々とあるようですが、このライン特有のメリット・デメリットを理解した上で、プロ(Pro)と書いてあるものを選択してください。

アジ・メバル用と謳っているものはラインの色が違うだけで通常のプロと中身は同じです。
この辺りは「私の嫌いな売り方をしているな」とは思いますが、商品自体は良いものなので、選択を間違えずに使ってもらればきっと素晴らしいと感じてもらえるはずです。
これまでライトゲームにPEを使って「失敗した」と感じた人にこそ使って欲しいラインです。
または、私のように何でもかんでもPEを使うことに抵抗のある人。

特にメバルプラッギングには一番オススメのPEラインです(0.4号以上推奨)。
オススメというより「これ以外に私を満足させるPEラインは存在しません」と言った方が正しいか。

食わず嫌いをせず、是非一度試してほしい唯一無二のPEラインです。

IMG_1668

3月にアーマードF+Proを使って仕留めた尺メバル。
目標としていたプラグでの尺を達成した瞬間です。




↑エステルラインについてのインプレはこちらから。


↑世界最高峰のPEラインのインプレはこちらから。



それではまた。




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最後までお付合いありがとうございました。
また見て頂けるようなわかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。