こんにちは。Johnです。

今回は、ルアーの色がルアーフィッシングにおいてどれほど重要なものなのかという点について書きます。
ブラックバスにしても、シーバスにしても、エギングにしてもルアーカラーの有効性に関しては、意見が分かれるところですね。

例を挙げると・・・
夜のシーバスにはレッドヘッドがとても効果的だとか。

昼間は見切られるからイワシ等のナチュラル系が必要だとか。

濁っているからクリア系は見えなくなって釣れないとか。

一方で、どんな色でも釣れるという意見もあります。



私は何色でも釣れる派

では、なぜこのようなタイトルにしたのか。
私もある程度、一般的に言われているようなカラー選択を行っています。
夜であれば目立つようにパール系の膨張色。
常夜灯など明るい場所ならクリア系。
昼間はギラギラ反射するナチュラル系。
しかし、実際のところ水が濁っている状況でもクリアで釣れるし、昼間でもレッドヘッドで問題なく釣れます。
ルアーカラーは、釣り人にたくさんルアーを買わせるためのメーカーの戦略だと考える人もいます。
個人的には様々な釣れる要素の内、カラーが占める割合は1割に満たない程度という認識です。
ルアーサイズ、アクション、スピード、レンジの方がカラーより重要なのです。



それでもカラーは重要

確かに魚を釣る上で、アクションやレンジ等の要素がカラーより大切です。
しかし、釣りを行うのは釣り人であり、釣りをやめてしまっては釣れるものも釣れません。
長時間、飽きずに続けられるということが最も重要な要素だと私は考えています。
ルアーのカラーは釣り人の心が折れるのを防ぐため、長時間の釣りでも集中して続けるために必要なものなのです。
  • 反応がないからもう帰ろう
  • 反応がないからカラーを変えてもう少し続けてみよう
この差が釣果の差となって表れるわけです。



自分の信じる色が一番釣れる

結局のところ、釣り人が一番信頼できるカラーが一番釣れるカラーだと私は考えています。
集中できる色、最後まで信じて投げ続けられる色。
これはある意味正しいことですし、少なくとも間違ってはいないです。
でも、シーバスから見て本当に魅力的なカラーはこれだ!とわかっていれば、誰もがそれを信じて投げ続けられますよね。
長いルアーフィッシングの歴史の中でも色に関しては本当に様々な意見があり、なかなか答えを出すのが難しい。
レッドヘッドがシーバス専用カラーだと思っている人もいると思いますが、実際にはそれより遥か昔から存在するカラーリングなんです。



これが答え

しかし、昨日ある論文を発見しました。
異なる背景色におけるスズキのルアー色の選択
2000年の論文ということで少し古い感じはしますが、魚の性質が変わってない限りは100年経っても通用します。

簡単にいうと背景が白、赤、緑、青の状態でそれぞれ透明、白、赤、緑、青の疑似餌(ビニールテープを丸めたもの)を投入し、反応を調べたものです。
ぜひそれ以外の色でも何度も試して欲しいですね。
実際のところ、色というのはそれを判別できる細胞が有るとか無いというより、脳みそがどんな色に見せているのかということらしいので、実際に魚になってみないと色が見えるのかについては不明です。
この実験では、背景色に対してコントラストがより強いものによく反応したと結論が出ています。
背景色が白だと緑の疑似餌が効果的、背景色が赤と青だと白の疑似餌が効果的、一方透明の疑似餌においては背景色にかかわらず常に一定の反応が得られるということで、言ってしまえばクリアはどんな時も安定感のある色だと言えます。
背景色が緑の時は疑似餌の色による食い付きにあまり差は見られなかったようです。

私の経験では常夜灯周りでイカナゴに付いたシーバスを狙っていた際、ナチュラル系やパール系では反応を示さないのにクリア系に交換すると連続でバイトしてきたことがありました。
常に一定の反応を得られるクリア系ですが、最も活躍するのは常夜灯周りだと考えるようになりました。

似非科学の水素水(笑)、マイナスイオン(笑)のような胡散臭いものではなく、世界中の誰もが認める有意な差がしっかりと実験結果として残っています。




クリアが最も無難

各自、色の好みがあると思いますが、海水や常夜灯の色と言った背景色を見てよりはっきりくっきり見える色を選択することが、シーバスのバイトを得る可能性が最も高くなるということが実験で示されています。
しかし、同じポイントで同じ色のルアーばかりを見せられているスレたシーバスはこの限りではなく、この実験結果に逆行するような色が有効な場合もあるかと思います。

「じゃあクリアって魚から見えにくいから一番釣れないのでは?」と思われる方もいるかもしれません。
クリアという色は、ある程度光を透過させながらもしっかりとボディ内で光を反射するアピールと非アピールの中間色なのです。
また、実際釣り場に存在しているアミ類や稚魚は体が透き通っていることが多く、自然界に存在する色に近いと考えることもできますよね。



私はクリアを中心に組み立てる

私のシーバスルアーの基本カラーはクリアです。
実際に私の経験から自然とクリア系にたどり着いたのですが、これは100パーセント正しい答えとは言えないけれど、どんな状況でも結果を出してくれる色であることがこの論文を見て理解できました。
これからシーバスを始める方も、長くシーバスを狙っている方も、迷った時はクリア、釣れない時はクリアを投げると、もしかするとシーバスを連れてきてくれるかもしれませんね。
トップページのランカー画像もTKLMのクリアカラーで仕留めました。


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⬆️全部クリア系での釣果です。
シーバスは当然として、それ以外の魚たちにも有効だと考えています。
というわけで、最強カラーはクリアで決まり!



アイマ(ima) ima サスケ 120 裂波 









今回はずっと前に書いた記事を再編集してみました。



それではまた。



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最後までお付合いありがとうございました。