こんにちは。Johnです。

以前からアマゾンで気になっていたアレを思い切って購入してみました。
「思い切って」というほど高いものではないのですけど、全く使い物にならない可能性を考えると勇気がいりますね。



マルトのトレブルフック


これアマゾンで見たことないですか?
土肥富(マルト)というフック専門メーカーの激安フック800円前後
ホームページがスマホ対応していないためPCからでないとすごく見にくい。
1092と1094はほとんど同じです。

さすが日本のメーカーだけあって、値段以上の仕上がりであることが上記アマゾンリンクからレビューを見てもらえれば確認できます。

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20本で800円なのでとにかく安いことが1番の特徴。



フック形状と鋭さ

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メーカーが用意しているのが袖型と丸型の2種類。
今回は両方注文して確認して見たところ、がまかつRB、SPに近いのが袖型。
使用する場合、形状に関してはどちらでも問題ないと思われます。

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左ががまかつSP、右がマルト袖型。
奥にちらっと見えているのが丸型です。

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フックの取り付け向きは合格。

また、この価格にして先端も十分に鋭く、がまかつには一歩及ばないものの爪を滑らない実践的な研磨が施されています。
バーブ(カエシ)が大きすぎるため、気になる場合はペンチで潰し、錆止めとして接着剤を塗ってバーブレス加工するのもオススメです。
強度は実際釣ってないのでなんとも言えませんが、しっかりフッキングできていれば問題ないでしょう。
太軸でもしっかり刺さっていなければ伸びますからね。

ここまでは十分にオーナーやがまかつの代替フックとして十分な性能を備えているのですが、問題はこの後。



重量とサイズ

私がシーバス釣りに使用しているのががまかつのSPMHで、その重量は世の中のルアーに標準装備されているST-46とほぼ同じ重さです。
そもそもルアーを作成する段階でこのフック重量であればバランス良くアクションするように設計されているわけですから、この部分が狂うと製作者の意図した動きにならず、ST-46に近い重量であるためにがまかつのフックを交換に使えるわけです。

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↑がまかつSPMH2番の重量。

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↑マルト丸型2番

このようにマルトフックは全体的に重量がかなり軽め(特に袖型)。
さらに、全体的なサイズも一回り小さい。
マルトがMサイズ(ST-36)でがまかつがMHといったサイズ感です(マルト丸型2番とがまかつSPMH3番がほぼ同じ重量)。
1番手サイズをずらして取り付けるのはどうだろうかとも考えましたが、各サイズばらつきがあって難しいです。

メーカーにフック重量表があるのでそちらを参考にどうぞ。
実際に計ってみないと結構ムラがあります。



アリ寄りのナシ

私はルアーフックをかなり頻繁に交換するので、このフックが使用できればまさに救世主と呼べるくらいコストカットを図れるところだったのですが、ここまで検証した段階で今の所はがまかつを使い続けることにしました。
フック形状や鋭さは良しとしても重量とサイズのバランスが代替としては厳しく、その都度フックに鉛をまいたり、スプリットリングを交換して重量合わせをするには手間が掛かり過ぎます。
せめて重量だけでも同じくらいで作成してくれれば、交換用フックとして最高の選択肢になり得ただけに残念です。
また、非常に錆びやすいという点も気になります。
フッ素加工が施されて刺さりが良くて、錆びにも強いというモデルもありますが、一回の釣行で見事に錆が発生してしまいます。

一部ですが、がまかつ3番の代替にマルト丸型2番がまかつ4番の代替にマルト丸型4番とリング4番、マルト丸型6番とリング4番の組み合わせがほぼ同じ重量のため、部分的に使用することは可能です(勿体なので使いたい)。
フックとリングの組み合わせのみで埋められそうな場合は、今後検証してまとめていこうと考えています。

値段が値段ですから「重量が軽かろうと重かろうと気にしません」という方には非常にオススメの代替フック。
メーカーさんには是非重量とサイズが近い、即座に交換ができる物へと改良して欲しいですね。
そうなればオーナーとがまかつどちらも悲鳴をあげることでしょう。



それではまた。



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最後までお付合いありがとうございました。