こんにちは。
みんな大好きアジング。
これからアジングを始めたい、アジングを始めたばかりだという方向けの記事になります。
きっかけはグーグル先生にアジングについて質問をした時、「これ書いた人ってアジングしたことないでしょ!」と思える記事がいっぱい出てきたので、私の経験をもとに少しでも実践的な内容にできればと思います。
少なくとも累計で数千匹(たぶん万はいってない)はアジングでアジを仕留めていますから、にわか記事よりは遥かに信憑性のある情報発信になるはずです。
問題が予想されるとすれば、アジングを少しやったことがある人ほど理解できない可能性があることです。
雑誌やプロ(笑)アングラーの洗脳に惑わされない素直な心で読んでください(保身)。
ロッド、リール、ライン、リーダー、スナップ、ジグヘッド、ワームを揃える上でどのように選ぶのか、またどうしてそのような考えに至るのか、という内容が中心になっています。
アジングとは
かつてイカをエギで釣ることをingをくっつけてエギングと呼び、その流れでルアーでメバルを釣ることをメバリング、ルアーでアジを釣ることをアジングというようになりました。
明確な定義はないのかもしれないけれど、アジング=ルアーフィッシングと考えてもらえれば良いと思います。
そして、この記事ではアジングというものをもっと限定したものに絞り込んで、できるだけわかりやすく伝えていこうと考えています。
まず、アジングで使用するルアーにはハードルアー(プラグ、メタルジグ)とソフトルアー(ワーム)というものがあり、釣り場所も防波堤からサーフ、磯に到るまで様々です。
この記事で語るのは、場所を防波堤(テトラ)に限定し、使用ルアーはジグヘッドにワームを組み合わせたものに限定します。
理由はこれがアジングの基礎中の基礎、一番釣れるから。
マイオナはある程度熟練して初めて楽しめるものであって、いきなりそんなところへ手を出しても難しく、釣果も伴わないため面白くありません。
また、釣り方は一定スピードでただ巻いてくるリトリーブの釣りと、アジがゆっくりと沈んでいくものに反応が良いことを利用したフォールの釣りの2種類を前提としています。
アジという魚


たまに知らない人もいるけれど、だいたいの人がよく知っているアジ。
アジ科の魚は結構有名なものが多く、ブリ、カンパチ、シマアジ、ロウニンアジ(GT)、マアジ、マルアジと人気ターゲットが多いです。
その中でアジンガーが狙うべきなのは当然マアジ。
北海道の一部地域を除いて日本中いつでもどこでも捕獲が可能で、サイズも現実的に狙えるところで30センチ前後になり、質より量を狙うターゲットとなります(味も良い)。
40センチや50センチも釣れますが、とりあえずそれは気にせず小さくても数釣りができるようになることが一番の目標です。
小さくても思い通りにアジが釣れるようになれば、タイミングと場所次第でそんな大きなサイズも釣れる可能性が十分にあるので、基礎を大事にして行きましょう。
たまたま釣れた50センチのアジより、狙って釣った25センチのアジの方が釣り人にとっての価値は高いものです(でかいの釣れたら嬉しいけどね)。
アジング用ロッド
メーカーはどこでも良いので、5フィートから6フィート代のソリッドティップのアジングロッドを用意してください(アジングロッドと謳われたものを既に所有している場合それで十分)。
ソリッドとチューブラーの違いは詳しく説明すると長くなるため簡単に書くと、ロッドの先端をより細く、より繊細に作ったものがソリッドティップだと覚えてください。
1グラム前後のとにかく軽い仕掛けの存在を感じ取るためには、今の所ソリッドティップ一択です。
7フィートとか8フィートとか、巨アジに負けないパワーとか、チューブラーの高感度などは一切不要。
5000円から1万円くらいのロッドで十分に魚と渡り合える上、5万円のロッドを使用した場合と比べても釣果に遜色ないですからご心配なく。
目安にしかなりませんが、ジグヘッドの適性重量が〜2グラムや〜5グラムと表記してあるものであれば問題ないかと思います。
以前近くの釣具屋に知り合いの初心者が立ち寄った時に、振り出しのエサ用と思われるロッドを売りつけられていました。
なぜそうなったのか分かりませんが、店員さんに相談するときは上記の条件プラス2ピース、もしくは1ピースであることも合わせて伝えてください。
2ピースとは、1つのロッドを持ち運びを重視して2つに分けたもの、1ピースは分けていないものです。
1ピースの方が分断されていない分、ロッド本来の性能を発揮できるため良いとされていますが、値段が高く持ち運びに不便なために2ピースが主流となっています。
ダイワ アジング X 59UL-S (メーカーサイト)
一例を、と思ってグローブライトのHP見てたら良いもの発見。
これで十分。
シマノ(SHIMANO) ルアーマチック S56SUL(メーカーサイト)
高いものを買えば釣れるってわけでも、高いものを買えばショートバイトの時に上顎フッキングできるわけでもないです。
弘法筆を選ばず。
アジング用リール
リールの場合、メーカーは完全にダイワ(グローブライト)とシマノの2択。
ダイワなら1000番から2000番代、シマノなら2000番代から選ぶと汎用性が高くて無難です。
◯◯◯番代というのは例えばダイワだと2004とかリールの名前にあるあの数字のこと(2500番代はNG)。
3000円くらいでワゴン販売されている謎のリールでも十分対応はできるものの、初心者の段階で最も嫌われるライントラブルの軽減を考えるとある程度の値段のものを購入した方が良いです。
完全にトラブルをなくすことはできないため、何度も経験して慣れるしかありません。
特にアジングは夜間がメインであり、手元が良く見える昼間と比べてライントラブルが起こりやすくなります。
また、使用するラインが極細なため、安すぎるリールだとドラグの不調で釣りに集中できません。
実際には釣具屋で触って気に入ったものを買う流れになるかと思いますが、ロッドと同様に「これだと良いのではないか?」と感じた一例を紹介しておきます。
ダイワ '18 フリームス LT1000S (メーカーサイト)軽くてマグシールド付いてるし、これめっちゃいいじゃん。でもこれから始めるにはちょっと高い。
お財布に余裕がある人はこれがオススメ。
ダイワ 17 エクセラー 2004H(メーカーサイト)
フリームスが候補に入らない場合はこれ。
エクセラーより上、フリームスより下。
軽いしコンパクトでオススメ。
アジング用ライン
主に釣りで使われるラインは現在のところナイロン、フロロカーボン、エステル、PEの4種類あります。
それぞれ適材適所で使い分けるのがベストですが、私の経験上ジグヘッドを使った釣りではエステルラインのみでなんの問題もありません。
しかし、風や流れには最も弱く、傷への耐性が最も低い。
簡単にまとめると各種ラインにはこんな特徴があります。
近年、何かとPEが最高!のように騒がれていますが、少なくともジグヘッド単体のアジングにおいてはゴミラインだと考えてください。
何が問題かというと、風や流れに弱いことがとにかく大問題で、飛ばない、沈まない、トラブル多発と釣りになりません。
全く風のない状況で、投げて巻くだけのアジングをするのであれば選択肢としてはありですが、風のない日が一体何日あるのか考えてみましょう。
ある程度重量のある仕掛けを遠投する場合、例えばMキャロや5グラム〜10グラムあるようなハードルアーを使用する時だけ有効なラインです。
では、結局どれが良いのかというとエステルラインがジグヘッド単体のアジングに最も適したラインとなります。
風や流れへの強さはフロロカーボンが最強ですが、アタリがぼやけるため、フロロカーボン並みに風や流れに強く、フロロカーボンよりもアタリが良くわかるエステルが最高のラインというわけです。
例えばエステルラインが大嫌いな人がいたとして、その時はPEではなくフロロカーボンを使いましょう。
メーカーに関しては好みでよく、どのラインを使ったからと言ってそこまで変化はありません。
ただ、号数は0.3号。
0.2号は細すぎてキャスト切れや合わせ切れが多発することが予想され、0.4号は太くて扱い難いと感じます。
アジングのジグヘッド単体の釣りには0.3号のエステルがベストです(0.2号も0.4号も慣れれば問題はない)。
以前書いた記事にいろんなメーカーのエステルラインの使用感をまとめたものがあります。
「エステルライン比較インプレ」、「なぜエステルラインが有効なのか?」
よろしければ参考にどうぞ。
アジング用リーダー
リーダーというのは、メインラインの先端数十センチから数メートルが最も傷つきやすいことから、その傷つきやすい部分だけ少し太めのラインを繋げて強度を確保するために考え出されたものです。
傷つく理由として、魚の体に触れる、魚の歯に当たる、岩に擦れるなどが想像できますが、要はザラザラした硬いものにラインが触れると、その部分の強度が落ちて切れやすくなるということです。
ラインが切れて良いことは何一つありませんから、この部分の対策もしっかりと行うことが快適に釣りをすることに繋がります。
世の中にリーダーとして出回っているラインはナイロンとフロロカーボンの2種類。
正直言って30センチのアジといってもただの小魚なので、そこまで難しく考えなくてもまず切られることはありません。
ナイロンでもフロロでも好みで良いですが、傷への耐性が高いフロロカーボンが世の中の主流です。
私もフロロカーボンを使用しており、一度もナイロンリーダーにしたいと感じたことがないので大丈夫でしょう(適当)。
このような感じで一応それぞれメリットはあるんですけど、何メートルも使うわけでないしラインの伸びに関してはそこまで気にする必要はありません。
私はあくまでも傷に強くするためにリーダーを付けているので、フロロカーボンがベストだと考えています。
使用する長さは矢引きからヒトヒロで、好みと使用環境によって左右されます。
矢引とは、リーダーのスプールから矢を引くように糸を引き出すこと(80センチくらい)。
ヒトヒロとは、左右の手をいっぱいに広げるように糸を引き出すこと(1.5メートルくらい)。
魚の体以外にラインに触れるものがない場所では、30センチもあれば十分でしょうし、そこら中に岩やテトラがある場所では長めにした方がラインが切れるリスクを減らせます。
たまたま40センチを超えるアジがかかった場合、シーバスがヒットした場合、見えない障害物が水中に沈んでいた場合の保険を考えるとリーダーの長さは矢引きくらいがベストです。
長すぎるとメインラインとリーダーの結び目がロッドのガイドに干渉してトラブルになることもあるため、無駄に長いリーダーはNGということは覚えておいてください。
リーダーは何でも良いという人も多いため、本来リーダーという目的で作られていないものを使用している方が結構います。
しかし、しっかりとソルトルアーで使う上で対衝撃力や伸びを考えてメーカーも作成していますから、ルアー用のリーダーというのは単に金儲けのため、既存のラインのパッケージのみ変更したものではないのです。
今回は私が使用しているオススメのリーダーを例として紹介しておきます。
しっかりとソルトルアー用に作り込まれたリーダーです。
メーカーの特集記事も面白いので参考までにリンク貼っておきます。
「プレミアムマックス特集記事」
アジング用スナップ
状況に合わせてジグヘッドの重量交換を頻繁に行うため、直にリーダーとジグヘッドを結んでも良いですが、スナップがあるとより素早く、リーダーを結ぶたびに短くなることも防ぐことができて便利です。
これはライトゲーム用、アジ・メバル用と謳っているものであれば何でも良く、色々使ってみて使いやすいと思ったものを選択してください。
スナップをつけるとその分重量が増して悪影響を与えるのでは?と心配される方もいます。
一度もそんな経験ないのでどんどん使いましょう。
私がメインで使っているスナップです。
シーバスや真鯛が掛かっても一度も伸ばされたことはありません。
ダイワ(Daiwa) 月下美人 エイトスナップF(メーカーサイト)
これも軽量で使いやすいと思います。
ライン結束方法
ここまで紹介していなかったメインラインとリーダー、リーダーとスナップの結束方法です。
動画と画像は検索に引っかかったものを例として載せています。

これの結び方をひたすら練習して夜の常夜灯下でも結べるようになりましょう。
↓私はただの八の字結びでやってるんですけどね。


村田式ダブルクリンチノットは上記図の④の行程を省きます。
実際に結んで見ると確かに無駄な手順であることがわかり、簡単かつ強度に優れた結び方です。
ダブルでないただのクリンチノットでも強度は十分、お好みでどうぞ。
ジグヘッド
各社から色々なジグヘッドが販売されており、ワームと並んで最も釣り人を悩ませる道具。
ヘッド(鉛)形状とフック形状がそれぞれ異なっていますが、どれを使ってもアジを釣る事は可能です。
また、ただ巻き(リトリーブ)で使う場合とフォール主体で使う場合ではフック形状の理想が異なるので、その部分とこれを使っておけば大丈夫というジグヘッドの紹介だけしておきます。

アジング用ジグヘッドの話の中でよく出てくるのがオープンゲイブ、ショートシャンクというキーワード。

上の写真の矢印を見てもらえればフックポイントの向きが異なっていることがわかり、上側のジグヘッドのようにフックポイントが外向きに広がった形状をオープンゲイブと呼びます。
アジの口の中にフックが入り込んだ時、当然外向きに広がったオープンゲイブの方が口の中のどこかに干渉しやすいため、吐き出し難く刺さりやすい形状と言えます。
しかし、これはあくまでもアジの口の中にジグヘッドがしっかりと入り込んだ場合に有効なのであって、入り込みが浅いときは口先(唇付近)の薄皮に掛かり易くなりバラシの原因となります。
一方、写真下のジグヘッドはフックがオープンゲイブと比べてアジの口の中に干渉し難い分、アジの食い込みがよくなります。
この部分については後日「アジング実践編」に記載する予定のため、フォールの釣りではオープンゲイブのジグヘッドが適しており、リトリーブの釣りではノーマルフック形状のジグヘッドが適していると覚えてください。

この写真のアジはフォールの釣りで捕獲したものですが、理想的な掛かり方をしています。
どうしてこうなったのでしょうか。

下手くそですが左下の生物がアジとして、ワームを発見!

アジはワームに対して尻尾からではなく、まさにフックが突き出している辺りを目掛けて(頭側を)一気にスパッと吸い込みます。

そしてこのような状態でアジの口の中に収まります。

それが先ほど紹介した写真のアジです。
この写真からアジングに適したジグヘッドの形状を考えると、フックはコンパクトでアジの吸い込みを邪魔しない(口の中に入りやすい)ショートシャンク、さらにヘッド形状もできるだけ小さなものが理想です。
もちろん、フック自体が無駄に太いと刺さりが悪くなるため、できるだけ細いもの(細軸)がベストです。
例えば鉛筆と注射針であればより細い注射針の方が刺さりやすいでしょ?
これまでの内容はわかり難いかもしれませんが、もし理解できているのであればジグヘッドを見たときに理想的な形状か、そうでないかという判断がつくはずです。
私は理想形状とコストパフォーマンスの両立を図るためにジグヘッドは自分で作ることにしています。
「アジング用ジグヘッドの作り方」
↑よかったら参考にどうぞ。
しかし、この記事はあくまでも初心者向きで書いているので、間違いのない市販品からスタートすることを強くオススメします。
理想とは程遠いジグヘッドも多数販売されており、ロングシャンクのものやヘッド部分が大きすぎるものは避けましょう。
また、フックポイントを爪に立てて滑るようであれば鋭いとは言えません。
軽い力で爪に引っ掛かることはジグヘッドを選択する上での最低条件です。
市販品では最高峰の完成度を誇るフォール用ジグヘッド。
圧倒的な掛かりの良さとバランスのとれた形状から他社の追随を許しません。
購入する際は上記と同じパッケージを選択すること(似たようなものがある)。
こちらはリトリーブ用。
しっかりとオープンゲイブではないフックを採用しています。
私がいうのもアレだけど「わかってるね!」
フックサイズはレンジクロスヘッドであればMサイズ、ティクトのアジスタであればSサイズ推奨。
メーカー、ジグヘッドによって異なり、ターゲットとするアジのサイズによっても選んで使う必要があります。
ただ、余程小さなアジを狙うのでない限りは上記サイズで大丈夫です。
他のジグヘッドを使用する場合は同じくらいのサイズから選んでください。
重量は0.5グラム前後、1.0グラム、1.5グラムをそれぞれ用意すればとりあえずなんとかなります。
リトリーブでは1.0グラムがベストなように感じますが、フォールの釣りでは1.2グラムなど少しだけ重めのものが汎用性が高く使いやすいです。
ジグヘッドの項目がえらく長くなってしまいましたが、例えばメインラインをエステルにするのかフロロカーボンにするのかより、ロッドが高いか安いかより、ワームに悩むよりも釣果に与える影響が最も大きい重要なパーツです。
ここはしっかりと吟味して自分にあったベストなジグヘッドを見つけ出しましょう。
ワーム
これは大きくリトリーブ用とフォール用に分けられます。
リトリーブ用をフォールで使っても(その逆でも)釣ることは可能ですが、ワーム作成時のテストでどちらかにベストな仕上げがされているはずなので、従っておくのが無難です。

一例として今手元にあったワームたちを並べてみました。
向かって左側に並んでいるのがリトリーブ用に開発されたワーム、右側に並んでいるのがフォール用に開発されたワームです。
なんとなく違いわかりますか?
ただ巻きで使うことを前提に作られている左側のワームは、リトリーブしたときに尻尾の部分がよく動くように作られているか、ほぼアクションしないピンテールタイプ(左の上から2番目)となっています。
一方、フォールで使用するために開発された右側のワームではフォール(落ちる)自体がアクションとなる、もしくは素材自体の柔らかさによって起きる震えるような動きがアジを捕食行動へと導きます。
カラーはまず何色でも問題なく、私自身未だかつてこの色しか釣れないという状況に巡り会えたことがありません。
雑誌等でよく見る「スレるからカラーローテーションで数を伸ばす」とか、正直何を言っているのか全く理解できないです。
無難なところで透明な色とそうでない色の2色あれば十分で、それで釣れない時は色のせいではなく魚がいないか、釣り方が間違っています。
私がカラーローテーションを行う時というのは、自身の集中力を継続させるためのおまじないのようなものであって、そういった意味では非常に重宝しています。
ワームは好きなもの、好きなメーカーのものを選んで使ったので問題ありません。
リトリーブ用を2種類、フォール用を2種類とカラーをそれぞれ2つずつ用意すれば大丈夫。
ワームの形や大きさは異なるものを選ばないと、似たような物を購入してしまうと意味がないためそこだけ注意してください。
マナー
どんな釣り道具より大事なものがこのマナーです。
釣りビジョンの釣り始めますという番組やグーグル先生が教えてくれる情報の中には、このマナーについて語られていることがほとんどなく、「知らないから何をやっても良い」は通用しないことを理解してから釣り場に立ってください。
簡単なことで、人の迷惑にならないように釣りをすれば良いだけの話です。
例えば先に釣りをしている人がいれば、その人の邪魔にならないところで釣りをするとか、隣で釣りをしたい場合は挨拶をしてから入らせてもらうなど。
大事なのはコミュニケーションです。
話すのも話しかけられるのも嫌なら、誰もいないところへ移動してください。
挨拶して初心者アピールをすれば、相手の方も初心者でない限り結構情報提供してもらえるものです。
基本的に自分より年上の釣り人であれば、自分が初心者でなくても初心者のフリをして話しかけて情報を引き出すことも可能です(私がよくやる手笑)。
ただ、中には◯◯のメーカーのロッドだから〜、このリールの組み合わせはバランスが〜、◯◯のテスターと知り合いで〜とクソ以下の会話を仕掛けてくる釣り人もいます。
大人しく話を聞くと長時間拘束されて釣りにならないため、適当に相槌を打って距離を取りましょう(相手に悪気はない)。
先ほど人に迷惑をかけないように釣りをしましょうと書きました。
でも難しいんですよね。
風や流れでラインが流されたり、アップクロスでキャストしてそこからダウンまでずっと流す釣りをしている方だっていますから、釣り方を知らない初心者がそこまで予測して立ち位置を決められるわけがないのです。
それをわかっているから私は初心者の方に対して怒鳴るような真似はしませんが、怒鳴りたい気持ちはあるし、理解できます。
そこは怒りを堪えて相手の方に優しく教えてあげる、注意された方も言い返さずに立ち位置を変えるなどして不要なトラブルは極力避けて釣りを大いに楽しみましょう。
これでアジングの始め方準備編は終了となります。
後日見直して、訂正・追記は行っていく予定ですが、私のアジングに対する考えは大体伝えられたかなと思います。
今回は準備編ですから、次は実践編という実際にどのようにアジを釣れば良いのかという記事をアップします。
それではまた。
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最後までお付合いありがとうございました。
みんな大好きアジング。
これからアジングを始めたい、アジングを始めたばかりだという方向けの記事になります。
きっかけはグーグル先生にアジングについて質問をした時、「これ書いた人ってアジングしたことないでしょ!」と思える記事がいっぱい出てきたので、私の経験をもとに少しでも実践的な内容にできればと思います。
少なくとも累計で数千匹(たぶん万はいってない)はアジングでアジを仕留めていますから、にわか記事よりは遥かに信憑性のある情報発信になるはずです。
問題が予想されるとすれば、アジングを少しやったことがある人ほど理解できない可能性があることです。
雑誌やプロ(笑)アングラーの洗脳に惑わされない素直な心で読んでください(保身)。
ロッド、リール、ライン、リーダー、スナップ、ジグヘッド、ワームを揃える上でどのように選ぶのか、またどうしてそのような考えに至るのか、という内容が中心になっています。
アジングとは
かつてイカをエギで釣ることをingをくっつけてエギングと呼び、その流れでルアーでメバルを釣ることをメバリング、ルアーでアジを釣ることをアジングというようになりました。
明確な定義はないのかもしれないけれど、アジング=ルアーフィッシングと考えてもらえれば良いと思います。
そして、この記事ではアジングというものをもっと限定したものに絞り込んで、できるだけわかりやすく伝えていこうと考えています。
まず、アジングで使用するルアーにはハードルアー(プラグ、メタルジグ)とソフトルアー(ワーム)というものがあり、釣り場所も防波堤からサーフ、磯に到るまで様々です。
この記事で語るのは、場所を防波堤(テトラ)に限定し、使用ルアーはジグヘッドにワームを組み合わせたものに限定します。
理由はこれがアジングの基礎中の基礎、一番釣れるから。
マイオナはある程度熟練して初めて楽しめるものであって、いきなりそんなところへ手を出しても難しく、釣果も伴わないため面白くありません。
また、釣り方は一定スピードでただ巻いてくるリトリーブの釣りと、アジがゆっくりと沈んでいくものに反応が良いことを利用したフォールの釣りの2種類を前提としています。
アジという魚


たまに知らない人もいるけれど、だいたいの人がよく知っているアジ。
アジ科の魚は結構有名なものが多く、ブリ、カンパチ、シマアジ、ロウニンアジ(GT)、マアジ、マルアジと人気ターゲットが多いです。
その中でアジンガーが狙うべきなのは当然マアジ。
北海道の一部地域を除いて日本中いつでもどこでも捕獲が可能で、サイズも現実的に狙えるところで30センチ前後になり、質より量を狙うターゲットとなります(味も良い)。
40センチや50センチも釣れますが、とりあえずそれは気にせず小さくても数釣りができるようになることが一番の目標です。
小さくても思い通りにアジが釣れるようになれば、タイミングと場所次第でそんな大きなサイズも釣れる可能性が十分にあるので、基礎を大事にして行きましょう。
たまたま釣れた50センチのアジより、狙って釣った25センチのアジの方が釣り人にとっての価値は高いものです(でかいの釣れたら嬉しいけどね)。
アジング用ロッド
メーカーはどこでも良いので、5フィートから6フィート代のソリッドティップのアジングロッドを用意してください(アジングロッドと謳われたものを既に所有している場合それで十分)。
ソリッドとチューブラーの違いは詳しく説明すると長くなるため簡単に書くと、ロッドの先端をより細く、より繊細に作ったものがソリッドティップだと覚えてください。
1グラム前後のとにかく軽い仕掛けの存在を感じ取るためには、今の所ソリッドティップ一択です。
7フィートとか8フィートとか、巨アジに負けないパワーとか、チューブラーの高感度などは一切不要。
5000円から1万円くらいのロッドで十分に魚と渡り合える上、5万円のロッドを使用した場合と比べても釣果に遜色ないですからご心配なく。
目安にしかなりませんが、ジグヘッドの適性重量が〜2グラムや〜5グラムと表記してあるものであれば問題ないかと思います。
以前近くの釣具屋に知り合いの初心者が立ち寄った時に、振り出しのエサ用と思われるロッドを売りつけられていました。
なぜそうなったのか分かりませんが、店員さんに相談するときは上記の条件プラス2ピース、もしくは1ピースであることも合わせて伝えてください。
2ピースとは、1つのロッドを持ち運びを重視して2つに分けたもの、1ピースは分けていないものです。
1ピースの方が分断されていない分、ロッド本来の性能を発揮できるため良いとされていますが、値段が高く持ち運びに不便なために2ピースが主流となっています。
ダイワ アジング X 59UL-S (メーカーサイト)
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これで十分。
シマノ(SHIMANO) ルアーマチック S56SUL(メーカーサイト)
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シマノならこれ。
高いものを買えば釣れるってわけでも、高いものを買えばショートバイトの時に上顎フッキングできるわけでもないです。
弘法筆を選ばず。
アジング用リール
リールの場合、メーカーは完全にダイワ(グローブライト)とシマノの2択。
ダイワなら1000番から2000番代、シマノなら2000番代から選ぶと汎用性が高くて無難です。
◯◯◯番代というのは例えばダイワだと2004とかリールの名前にあるあの数字のこと(2500番代はNG)。
3000円くらいでワゴン販売されている謎のリールでも十分対応はできるものの、初心者の段階で最も嫌われるライントラブルの軽減を考えるとある程度の値段のものを購入した方が良いです。
完全にトラブルをなくすことはできないため、何度も経験して慣れるしかありません。
特にアジングは夜間がメインであり、手元が良く見える昼間と比べてライントラブルが起こりやすくなります。
また、使用するラインが極細なため、安すぎるリールだとドラグの不調で釣りに集中できません。
実際には釣具屋で触って気に入ったものを買う流れになるかと思いますが、ロッドと同様に「これだと良いのではないか?」と感じた一例を紹介しておきます。
ダイワ '18 フリームス LT1000S (メーカーサイト)
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お財布に余裕がある人はこれがオススメ。
ダイワ 17 エクセラー 2004H(メーカーサイト)
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軽いしコンパクトでオススメ。
アジング用ライン
主に釣りで使われるラインは現在のところナイロン、フロロカーボン、エステル、PEの4種類あります。
それぞれ適材適所で使い分けるのがベストですが、私の経験上ジグヘッドを使った釣りではエステルラインのみでなんの問題もありません。
- ナイロン
- フロロカーボン
- エステル
- PE
しかし、風や流れには最も弱く、傷への耐性が最も低い。
簡単にまとめると各種ラインにはこんな特徴があります。
近年、何かとPEが最高!のように騒がれていますが、少なくともジグヘッド単体のアジングにおいてはゴミラインだと考えてください。
何が問題かというと、風や流れに弱いことがとにかく大問題で、飛ばない、沈まない、トラブル多発と釣りになりません。
全く風のない状況で、投げて巻くだけのアジングをするのであれば選択肢としてはありですが、風のない日が一体何日あるのか考えてみましょう。
ある程度重量のある仕掛けを遠投する場合、例えばMキャロや5グラム〜10グラムあるようなハードルアーを使用する時だけ有効なラインです。
では、結局どれが良いのかというとエステルラインがジグヘッド単体のアジングに最も適したラインとなります。
風や流れへの強さはフロロカーボンが最強ですが、アタリがぼやけるため、フロロカーボン並みに風や流れに強く、フロロカーボンよりもアタリが良くわかるエステルが最高のラインというわけです。
例えばエステルラインが大嫌いな人がいたとして、その時はPEではなくフロロカーボンを使いましょう。
メーカーに関しては好みでよく、どのラインを使ったからと言ってそこまで変化はありません。
ただ、号数は0.3号。
0.2号は細すぎてキャスト切れや合わせ切れが多発することが予想され、0.4号は太くて扱い難いと感じます。
アジングのジグヘッド単体の釣りには0.3号のエステルがベストです(0.2号も0.4号も慣れれば問題はない)。
以前書いた記事にいろんなメーカーのエステルラインの使用感をまとめたものがあります。
「エステルライン比較インプレ」、「なぜエステルラインが有効なのか?」
よろしければ参考にどうぞ。
アジング用リーダー
リーダーというのは、メインラインの先端数十センチから数メートルが最も傷つきやすいことから、その傷つきやすい部分だけ少し太めのラインを繋げて強度を確保するために考え出されたものです。
傷つく理由として、魚の体に触れる、魚の歯に当たる、岩に擦れるなどが想像できますが、要はザラザラした硬いものにラインが触れると、その部分の強度が落ちて切れやすくなるということです。
ラインが切れて良いことは何一つありませんから、この部分の対策もしっかりと行うことが快適に釣りをすることに繋がります。
世の中にリーダーとして出回っているラインはナイロンとフロロカーボンの2種類。
正直言って30センチのアジといってもただの小魚なので、そこまで難しく考えなくてもまず切られることはありません。
ナイロンでもフロロでも好みで良いですが、傷への耐性が高いフロロカーボンが世の中の主流です。
私もフロロカーボンを使用しており、一度もナイロンリーダーにしたいと感じたことがないので大丈夫でしょう(適当)。
- ナイロンリーダー
- フロロカーボンリーダー
このような感じで一応それぞれメリットはあるんですけど、何メートルも使うわけでないしラインの伸びに関してはそこまで気にする必要はありません。
私はあくまでも傷に強くするためにリーダーを付けているので、フロロカーボンがベストだと考えています。
使用する長さは矢引きからヒトヒロで、好みと使用環境によって左右されます。
矢引とは、リーダーのスプールから矢を引くように糸を引き出すこと(80センチくらい)。
ヒトヒロとは、左右の手をいっぱいに広げるように糸を引き出すこと(1.5メートルくらい)。
魚の体以外にラインに触れるものがない場所では、30センチもあれば十分でしょうし、そこら中に岩やテトラがある場所では長めにした方がラインが切れるリスクを減らせます。
たまたま40センチを超えるアジがかかった場合、シーバスがヒットした場合、見えない障害物が水中に沈んでいた場合の保険を考えるとリーダーの長さは矢引きくらいがベストです。
長すぎるとメインラインとリーダーの結び目がロッドのガイドに干渉してトラブルになることもあるため、無駄に長いリーダーはNGということは覚えておいてください。
リーダーは何でも良いという人も多いため、本来リーダーという目的で作られていないものを使用している方が結構います。
しかし、しっかりとソルトルアーで使う上で対衝撃力や伸びを考えてメーカーも作成していますから、ルアー用のリーダーというのは単に金儲けのため、既存のラインのパッケージのみ変更したものではないのです。
今回は私が使用しているオススメのリーダーを例として紹介しておきます。
posted with カエレバ
メーカーの特集記事も面白いので参考までにリンク貼っておきます。
「プレミアムマックス特集記事」
アジング用スナップ
状況に合わせてジグヘッドの重量交換を頻繁に行うため、直にリーダーとジグヘッドを結んでも良いですが、スナップがあるとより素早く、リーダーを結ぶたびに短くなることも防ぐことができて便利です。
これはライトゲーム用、アジ・メバル用と謳っているものであれば何でも良く、色々使ってみて使いやすいと思ったものを選択してください。
スナップをつけるとその分重量が増して悪影響を与えるのでは?と心配される方もいます。
一度もそんな経験ないのでどんどん使いましょう。
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シーバスや真鯛が掛かっても一度も伸ばされたことはありません。
ダイワ(Daiwa) 月下美人 エイトスナップF(メーカーサイト)
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ライン結束方法
ここまで紹介していなかったメインラインとリーダー、リーダーとスナップの結束方法です。
動画と画像は検索に引っかかったものを例として載せています。
- メインラインとリーダー

これの結び方をひたすら練習して夜の常夜灯下でも結べるようになりましょう。
↓私はただの八の字結びでやってるんですけどね。

- リーダーとスナップ

村田式ダブルクリンチノットは上記図の④の行程を省きます。
実際に結んで見ると確かに無駄な手順であることがわかり、簡単かつ強度に優れた結び方です。
ダブルでないただのクリンチノットでも強度は十分、お好みでどうぞ。
ジグヘッド
各社から色々なジグヘッドが販売されており、ワームと並んで最も釣り人を悩ませる道具。
ヘッド(鉛)形状とフック形状がそれぞれ異なっていますが、どれを使ってもアジを釣る事は可能です。
また、ただ巻き(リトリーブ)で使う場合とフォール主体で使う場合ではフック形状の理想が異なるので、その部分とこれを使っておけば大丈夫というジグヘッドの紹介だけしておきます。
- 各部名称

アジング用ジグヘッドの話の中でよく出てくるのがオープンゲイブ、ショートシャンクというキーワード。
- フックポイントの向き

上の写真の矢印を見てもらえればフックポイントの向きが異なっていることがわかり、上側のジグヘッドのようにフックポイントが外向きに広がった形状をオープンゲイブと呼びます。
アジの口の中にフックが入り込んだ時、当然外向きに広がったオープンゲイブの方が口の中のどこかに干渉しやすいため、吐き出し難く刺さりやすい形状と言えます。
しかし、これはあくまでもアジの口の中にジグヘッドがしっかりと入り込んだ場合に有効なのであって、入り込みが浅いときは口先(唇付近)の薄皮に掛かり易くなりバラシの原因となります。
一方、写真下のジグヘッドはフックがオープンゲイブと比べてアジの口の中に干渉し難い分、アジの食い込みがよくなります。
この部分については後日「アジング実践編」に記載する予定のため、フォールの釣りではオープンゲイブのジグヘッドが適しており、リトリーブの釣りではノーマルフック形状のジグヘッドが適していると覚えてください。
- アジの捕食スタイル

この写真のアジはフォールの釣りで捕獲したものですが、理想的な掛かり方をしています。
どうしてこうなったのでしょうか。

下手くそですが左下の生物がアジとして、ワームを発見!

アジはワームに対して尻尾からではなく、まさにフックが突き出している辺りを目掛けて(頭側を)一気にスパッと吸い込みます。

そしてこのような状態でアジの口の中に収まります。

それが先ほど紹介した写真のアジです。
この写真からアジングに適したジグヘッドの形状を考えると、フックはコンパクトでアジの吸い込みを邪魔しない(口の中に入りやすい)ショートシャンク、さらにヘッド形状もできるだけ小さなものが理想です。
もちろん、フック自体が無駄に太いと刺さりが悪くなるため、できるだけ細いもの(細軸)がベストです。
例えば鉛筆と注射針であればより細い注射針の方が刺さりやすいでしょ?
これまでの内容はわかり難いかもしれませんが、もし理解できているのであればジグヘッドを見たときに理想的な形状か、そうでないかという判断がつくはずです。
私は理想形状とコストパフォーマンスの両立を図るためにジグヘッドは自分で作ることにしています。
「アジング用ジグヘッドの作り方」
↑よかったら参考にどうぞ。
しかし、この記事はあくまでも初心者向きで書いているので、間違いのない市販品からスタートすることを強くオススメします。
理想とは程遠いジグヘッドも多数販売されており、ロングシャンクのものやヘッド部分が大きすぎるものは避けましょう。
また、フックポイントを爪に立てて滑るようであれば鋭いとは言えません。
軽い力で爪に引っ掛かることはジグヘッドを選択する上での最低条件です。
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圧倒的な掛かりの良さとバランスのとれた形状から他社の追随を許しません。
購入する際は上記と同じパッケージを選択すること(似たようなものがある)。
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しっかりとオープンゲイブではないフックを採用しています。
私がいうのもアレだけど「わかってるね!」
フックサイズはレンジクロスヘッドであればMサイズ、ティクトのアジスタであればSサイズ推奨。
メーカー、ジグヘッドによって異なり、ターゲットとするアジのサイズによっても選んで使う必要があります。
ただ、余程小さなアジを狙うのでない限りは上記サイズで大丈夫です。
他のジグヘッドを使用する場合は同じくらいのサイズから選んでください。
重量は0.5グラム前後、1.0グラム、1.5グラムをそれぞれ用意すればとりあえずなんとかなります。
リトリーブでは1.0グラムがベストなように感じますが、フォールの釣りでは1.2グラムなど少しだけ重めのものが汎用性が高く使いやすいです。
ジグヘッドの項目がえらく長くなってしまいましたが、例えばメインラインをエステルにするのかフロロカーボンにするのかより、ロッドが高いか安いかより、ワームに悩むよりも釣果に与える影響が最も大きい重要なパーツです。
ここはしっかりと吟味して自分にあったベストなジグヘッドを見つけ出しましょう。
ワーム
これは大きくリトリーブ用とフォール用に分けられます。
リトリーブ用をフォールで使っても(その逆でも)釣ることは可能ですが、ワーム作成時のテストでどちらかにベストな仕上げがされているはずなので、従っておくのが無難です。

一例として今手元にあったワームたちを並べてみました。
向かって左側に並んでいるのがリトリーブ用に開発されたワーム、右側に並んでいるのがフォール用に開発されたワームです。
なんとなく違いわかりますか?
ただ巻きで使うことを前提に作られている左側のワームは、リトリーブしたときに尻尾の部分がよく動くように作られているか、ほぼアクションしないピンテールタイプ(左の上から2番目)となっています。
一方、フォールで使用するために開発された右側のワームではフォール(落ちる)自体がアクションとなる、もしくは素材自体の柔らかさによって起きる震えるような動きがアジを捕食行動へと導きます。
カラーはまず何色でも問題なく、私自身未だかつてこの色しか釣れないという状況に巡り会えたことがありません。
雑誌等でよく見る「スレるからカラーローテーションで数を伸ばす」とか、正直何を言っているのか全く理解できないです。
無難なところで透明な色とそうでない色の2色あれば十分で、それで釣れない時は色のせいではなく魚がいないか、釣り方が間違っています。
私がカラーローテーションを行う時というのは、自身の集中力を継続させるためのおまじないのようなものであって、そういった意味では非常に重宝しています。
ワームは好きなもの、好きなメーカーのものを選んで使ったので問題ありません。
リトリーブ用を2種類、フォール用を2種類とカラーをそれぞれ2つずつ用意すれば大丈夫。
ワームの形や大きさは異なるものを選ばないと、似たような物を購入してしまうと意味がないためそこだけ注意してください。
マナー
どんな釣り道具より大事なものがこのマナーです。
釣りビジョンの釣り始めますという番組やグーグル先生が教えてくれる情報の中には、このマナーについて語られていることがほとんどなく、「知らないから何をやっても良い」は通用しないことを理解してから釣り場に立ってください。
簡単なことで、人の迷惑にならないように釣りをすれば良いだけの話です。
例えば先に釣りをしている人がいれば、その人の邪魔にならないところで釣りをするとか、隣で釣りをしたい場合は挨拶をしてから入らせてもらうなど。
大事なのはコミュニケーションです。
話すのも話しかけられるのも嫌なら、誰もいないところへ移動してください。
挨拶して初心者アピールをすれば、相手の方も初心者でない限り結構情報提供してもらえるものです。
基本的に自分より年上の釣り人であれば、自分が初心者でなくても初心者のフリをして話しかけて情報を引き出すことも可能です(私がよくやる手笑)。
ただ、中には◯◯のメーカーのロッドだから〜、このリールの組み合わせはバランスが〜、◯◯のテスターと知り合いで〜とクソ以下の会話を仕掛けてくる釣り人もいます。
大人しく話を聞くと長時間拘束されて釣りにならないため、適当に相槌を打って距離を取りましょう(相手に悪気はない)。
先ほど人に迷惑をかけないように釣りをしましょうと書きました。
でも難しいんですよね。
風や流れでラインが流されたり、アップクロスでキャストしてそこからダウンまでずっと流す釣りをしている方だっていますから、釣り方を知らない初心者がそこまで予測して立ち位置を決められるわけがないのです。
それをわかっているから私は初心者の方に対して怒鳴るような真似はしませんが、怒鳴りたい気持ちはあるし、理解できます。
そこは怒りを堪えて相手の方に優しく教えてあげる、注意された方も言い返さずに立ち位置を変えるなどして不要なトラブルは極力避けて釣りを大いに楽しみましょう。
- 挨拶をする
- 夜間、人がいるときにライトで海を照らさない
- ゴミを捨てない
これでアジングの始め方準備編は終了となります。
後日見直して、訂正・追記は行っていく予定ですが、私のアジングに対する考えは大体伝えられたかなと思います。
今回は準備編ですから、次は実践編という実際にどのようにアジを釣れば良いのかという記事をアップします。
それではまた。
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最後までお付合いありがとうございました。
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