こんにちは。

稚鮎の様子を河口に見に行ったり、今治にメバルを釣りに行ったり、情報収集を中心に走り回ってきました。
結果、稚鮎祭りにはもう少し時間が必要なこと、今治は平日でも釣り人が多く、水深のある波止からの釣りが中心となるのでプラッギングには条件が良いことがわかりました。
次はしまなみ海道を走り回って流れの中にいる大物をプラッギングで狙いたい。

魚の写真は撮ってなかったので今回はシングルフックの作り方について記事にします。



シングルフックの自作

準備物

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  1. バイス
  2. 適当なサイズのエサ釣り用フック(ネムリなし)
  3. フロロライン
  4. スレッド(糸)とボビンホルダー
  5. ウィップフィニッシャー
  6. ニードル
  7. ヘッドセメント(接着剤)
フックを固定するためのバイスは絶対に必要です。
フライフィッシングをやっている人ならほぼ持っていると思いますが、まず釣具屋に売っていないのでフライショップかネットで購入する必要があります。
スレッドとボビンホルダーも必須(これは釣具屋で見たことある)。
ボビンホルダーはなんでも良く、スレッドは用途によって適した太さがあります(6/0くらいが汎用性高めで数字が小さくなるほど太くなる)。
私はシーバスや青物用のフックを作成する際は、強度を重視して不要なPEラインをボビンに巻き取って使用しています。
フックは釣具屋で、フィニッシャーはなくても大丈夫、ニードルは爪楊枝でOK、接着剤は100円ショップ等で入手してください。 
フックのアイになる部分には今回フロロカーボンライン1.75号を使用しています。
使えるものならなんでも良いですが、PE等細いものは魚が掛かった時にスプリットリングから抜ける可能性があるので注意してください。

また、ルアーフィッシングは魚のバイトに対して即掛けることが重要な釣り方なので、フックはフッキング率重視のネムリなしを選択してください。
ネムリとは・・・エサ釣りの際にフックを飲み込まれると歯がハリスに当たって切れてしまうことを防ぐために、喉奥ではなく滑らせて唇等にフックを掛けるための機構です。 
形状から根掛かり回避にも効果がありますが、根掛かりをわずかなフック形状のせいにしているようでは釣り人として進歩がなく、魚を釣らないことには話にならないためネムリはなし。
根掛かりすると面倒なジギングではありだと思います。 



SUNRISE(サンライズ) ペディスタルAAバイス エコノミー
このバイスはアマゾンのベストセラーということで値段が安い割に評価も悪くありません。
レビューを見る限りシングルフックを作成する人が購入しているようです。
ピンからキリまでありますが、フライフィッシングをこれから始めるのでなければこのクラスで十分です。



作成開始

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まずは下巻きを行います。

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こんな感じでヘッドまで巻きながら戻って下巻き完了。
重量を調整するときは例えばここにワイヤーを巻きつける等行う必要があります(今回はなし)。

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フロロをこんな感じで仮止めしてアイの大きさや向きを調節してください。

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アイの形状が決まったら下巻に沿ってグリグリ巻いて行きます。

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ただ巻きつけているだけだと魚が掛かった時にフロロがすっぽ抜ける可能性があるため、一度折り返します。
これがとても大切でわずかでも折り返せば強度がハネ上がります。

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不要なフロロを切断してしっかりと巻いて固定。

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ヘッドまで巻き終わったらハーフヒッチか私が使っているウィップフィニッシャーで結んで不要なスレッドをカット。
ハーフヒッチは道具なしで指で出来ます。

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ヘッドセメントか接着剤を適量垂らして乾かせば完成。

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ライトゲームであればこれで強度は十分です。
自分で作って交換できるのでボロボロのフックを長期間使用する必要はありません。

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慣れてないうちは苦労するかもしれませんが、簡単に大量生産可能です。
特に小型メタルジグ用のフックとしては最適。
注意点としては、プラグに装着する場合はトレブルフックと比べて重量が軽くなることと、水中での抵抗が変わるために動き方に影響があります。
最低限、重量はスプリットリングを含めて同じになるように調節してください。
また、フック重量の変更に伴い浮き方も変わりますからあえて自分好みに調節することも可能です。



自作シングルフックのメリットとデメリット

メリット
  • コストを抑えられる
  • すぐに交換可能
  • 用途に合わせてサイズの調節ができる
  • 魚を無駄に傷つけない
  • 貫通力が高い
デメリット
  • フッキング率の低下
  • 専用のフックが売っていない
  • 道具を揃える必要がある
  • プラグに使う時に重量調節が面倒
  • 水中抵抗に関してはトレブルと同様にはならない 
こんなところでしょうか。
理解しておかなければならない欠点はフッキング率が下がること(単純にトレブルと比べて1/3)と、プラグでの使用時には重量を合わせる必要があること、抵抗の関係でアクションが変わる可能性があることですね。

深く考えなくて良いメタルジグには最適ですが、フックが絡まないように作成時に気を使う必要はあります。
あと、メタルジグの沈み方にも影響があるので例えばフロントだけに付けるのか、リアだけに付けるのかでも変わってきます。
必ずラインが付いて沈むためメタルジグのフロント側が上、リア側が下の状態になりがち。
水平に沈めたいという思いがあるのであれば、リアにフックをつければ沈下時に抵抗を受けて水平に近づきます。

自作に挑戦したい方でわからないことがあるときは質問していただければわかる範囲で答えます。



それではまた。



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最後までお付合いありがとうございました。