こんにちは。

いつもの仕事後の釣行は、今回は潮のタイミングが悪く、到着する頃には干潮近くになる予定です。
いつもの暗闇ポイントは厳しいため、落ち鮎を意識したシーバスを狙ってそこから河川上流域を目指しました。



初めて実物を見た

到着すると台風の増水がまだ残って、とても美味しそうな流れが確認できます。
ここはカーブしているところなので、外側は流れが強く、内側は反転流が発生といかにもなポイント。
手前の岸際近くの流れがゆっくりしたシャローでは、何やらベイトがピチャピチャと・・・。
落ち鮎を意識しない場合、この速い流れの中で有効なのがエバーグリーンのオネスティというルアーで、あまり動かないことで激流対策としては打って付けです。
とりあえず、オネスティを投げ込んで様子を見ることにします。
すると、間もなく・・・

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あ、落ち鮎だ!
岸近くでピチャピチャしているベイトの正体はどうやらこいつ。
台風2連続による水温の低下で産卵が始まったようです。
ルアーのサイズ的にもなんとかなりそうだったので、そのまま投げ続けるとまた落ち鮎が引っ掛かります。
この川をホームにして、全くわからない状態から自分でポイントを開拓し、ようやく念願の落ち鮎に出会うことができました。

ボイルも3発くらいは確認。
これは確実に落ち鮎を食べているな。



タイドミノースリム120を流す

引っ掛かってきた落ち鮎のサイズは10センチから12センチくらい。
シンキングのオネスティでは、表層をほぼリトリーブしないで流すことができないため、フローティングのタイドミノースリム120に変更します。
このルアー美しくて好きなのですが、2フックが好きな私には3フックであることだけが気に入らない(笑)。
アップクロスで投げ込み、表層を流して探ります。
この「流す」というのは、人によって解釈が色々ありそうなので、一応あまりシーバス釣りをしたことがない人向けに紹介。

一般的にルアーはリールを巻いて引っ張ることで、リップに水が当たってアクションするのですが、「流す」というのは、このアクションをほぼしないように使うという意味です。
具体的には、アップクロスで投げ込み、重心移動を戻したら、あとはルアーが流されて出る糸ふけだけをリールで回収します。
糸ふけだけ回収しているつもりでも、実際にはルアーがちょっとだけ引っ張られていて、ほんの少しだけアクションするので、ゴミ化は防ぐことができます。
これは落ち鮎限定のテクニックではありません。
ランカーを獲りたければ、必ず身につけなければいけない必須技術です。

話を戻して、タイドミノースリム120では反応が得られないため、ルアーチェンジ。
ボイルしているからシーバスの存在は確実、あとは釣り人と魚のズレを修正するだけ。



真打登場!

まさにこんな時に有効な、アップクロスからの流しでその威力を実感しているK2R112に変更します。
1投目から美味しいポイントを打つのはナンセンス。
必ず少し外してその周辺から探るのが私の中のルール。
続いて2投目。
アップクロスからほとんど泳がず、弱ってただ流されている落ち鮎をイメージして流していきます。

プルプル・・プルプル・・・

ん?落ち鮎に引っかかったかな?

ロッドを立てて感じる重量は30センチくらいの魚にスレがかりしたような感じ。

急いで回収しようとすると、一気に走り出しました。

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雑魚のスレと思いきや、紛れもない川鱸。

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メジャーがズレていますが、サイズは81か82ってところです。
本当は向きも左頭が良かったけれど、K2R112が良い感じで写真に収まるのでそのままにしました。
撮り直しより、リリースを優先。
お腹がパンパンなところを見ると、鮎をたっぷり食べているようです。



最高の釣りができた

もう少し続けても良かったのですが、自分の足で見つけ出したポイントで、しかも落ち鮎で、イメージ通りのコース、ルアーで食わせられたのでこれ以上ないくらい満足しました。
こんな日はさっさと帰って余韻を楽しみます。
11月いっぱいは、落ち鮎についたシーバス釣りを楽しめると思われます。
淡水河川の釣りは面白いね。





アップでもダウンでも、形からは想像できない釣果を与えてくれます。
さすがK-TEN。



ロッド:セブンセンス MIDWATER TR
リール:セルテート2510R-PE
ライン:シーバスPEパワーゲーム0.8号
リーダー:プレミアムマックス3.5号
ルアー:オネスティ、K2R112、タイドミノースリム120



それではまた。





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