こんにちは。Johnです。

今回は久しぶりにシーバス釣行の記事になります。

ただ、その前にライズとボイルの違いを私が理解している範囲で説明します。

わかりやすいのが茹でる事をボイルするといいますよね。
オキアミボイルは茹でられたオキアミです。

水が沸騰すると鍋の底から泡が出て来てボコボコする事は誰でも知っていると思いますが、それを彷彿とさせるくらい水面で捕食が行われているからボイルと言います。
そう私は認識しているのですが、よく単発の捕食でもボイルと言います。

私はそれは違うのではないかと思っているので、そういう場合はライズと呼ぶようにしています。

ただ、どちらの言い方でも伝えたい事は伝わります。
私のブログでは一応そのような「ライズ」「ボイル」の使い分けをしているのでご了承ください。



釣り方を合わせる

どんな釣りでもそうですが、特にルアーフィッシングの場合はその場にいる魚に釣り方を合わせてやらないと食い付かない事が多々あります。

例えばどんなプラグを投げても釣れる事がある一方で、他のプラグは全然釣れないけれどこのプラグだけはボコボコに釣れる、という事が起こります。

釣れない理由は、レンジであったり、ルアーのアクションであったり、シルエット(サイズ)であったり、カラーであったりする訳です。
ここであまり慣れていない人が間違えるのが「カラーが違うんだ」と考えてしまう事です。

私の経験上、カラーが釣果に大きな影響を与える事はほとんどありません(ゼロとは言わない)。
だから釣れる要素、釣れない要素としては一番最後に「色」を考えるようにしています。

基本的に自分の気に入ったカラーを使って問題はないと考えています。
もし、カラーの影響を考える場合は、効果の高い順に「昼間>常夜灯>暗闇」と考えてもらえれば迷いが減るのではないかと思います。

どんな状況でも釣果が安定しているのはクリアです(特に常夜灯周り)。

とりあえず、カラーよりは他の要素をしっかり合わせる事を実践した方が明らかに釣果はアップします。

特に、今回のような常夜灯周りで発生する釣れないライズを釣るためには、しっかりと釣り方を合わせないとなかなか口を使ってくれません。

そこに魚がいるのに釣れない時は、その釣り人の敗北です。
活性が低いからと言い訳はできますが、私にとって魚の活性は釣りをする上でどうでも良い要素です。
活性が低いなら低いなりに、高いなら高いなりに釣り方を合わせるだけですから。

目の前の魚に釣り方を合わせる事だけを考えてください。
どうしても釣り方が分からない時は自分に出来る事をその場で全て試すと良いです。



釣り方を見つけるまで

今回の釣り場は、河口近くの橋。
到着した段階で100メートルほど離れたところに釣り人が一人います。

大潮の満潮狙いで1時間半前からエントリーし、下げ始めるまで釣りをする予定です。
なぜなら、下げ潮が始まってしまうとこの立ち位置からは釣れなくなってしまうので、上げ潮かつ潮位が高いわずかな時間しか釣りができないからです。

ちなみに、前日も久しぶりに釣りをしていて、以前と釣れるタイミングが変わっていない事は確認済みです。

この場所のシーバスはわざわざここまで遡上してくるだけあって、基本的にお腹を空かせたルアーで釣れる魚達です。
しかし、とりあえずミノーを投げていれば釣れるのかというと、そのような状況は極めて稀です。

何を捕食しているのかは不明ですが、水面直下を流れてくるエサを食べているようで、トップ系かそれに近いレンジを漂わせると反応する事が多く、私の場合はまずTKRPからスタートする場合がほとんどです。

この日も、とりあえずTKRPで状況を探る事から始めました。
上げ潮のタイミングではありますが、流れは上流から下流方向。
パシャパシャと何度かアクションをさせて、そこからデッドスローもしくは放置して流すという方法を試みます。
ルアーが動きすぎると反応が悪い事が多いため、イメージとしてはメバルペンメバルでメバルを釣る感じです。

周囲では少しずつライズが発生するようになりました。
ただ、サイズはそれほど大きな個体はいないようです。

状況次第でこの最初のアプローチで何尾か釣れる事があるのですが、この日はどうやら違う様子です。
TKRPには一度アタックがあっただけでその後反応なし。

こんな時に登場させるのがマニック95というエサのように釣れるルアー。

これをキャストして同じように流れを意識しながらデッドスローで水面付近を流せば、大体釣れるはず・・・だったのですが、どうも反応がイマイチです。


あれ?
引き続きライズは続いているのにルアーはまるっきり無視。

岸際に20センチ程度の小さなシーバスが付いているのを発見したので、まずはそれがどう反応するのか観察してみる事にしました。
マニックが正解であれば、通すだけで食い付かないにしてもアタックはしてくるはずです。

しかし、完全に無視。
人間がそうであるように、魚も自分の見たいものしか見えないのです。

ルアーボックスを見ながら、この状況を打破できるルアーはないかと探します。

これはどうかな?
タックルハウスのライジングミノースローチューン。
下から見たシルエットはマニックとほぼ同じだと思いますが、マニックが動いてないような細かなローリングアクションに対し、ライジングミノーはお尻をフリフリするという対照的な違いがあります。
また、レンジに関してはマニックよりもやや下という感じです。

これを岸際にダウンで入れてゆっくりリトリーブしてくると・・・。

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同じシンキングペンシルでもマニックとは明らかに反応が違いました。
その後も掛からないにしても何度も別の個体がアタックしてきます。
注意事項としては、お尻フリフリアクションが出ないように極々ゆっくりとリトリーブする必要があるという事です。
動きすぎるとまたもや完全に無視されます。

今回は上手いこと一発で反応を示すルアーを見つける事が出来ました。
しかし、これは言ってしまえば運が良かっただけで、いつもならどんどんルアーローテーションをして正解に近付けていきます。



ライジングミノーで連発

最初にいた釣り人は諦めてすぐに帰り、その次に入った釣り人も10分程度でいなくなってしまいました。
目の前で何度もライズしているにも関わらず。

この日の釣り方は、クロスからダウンクロスにライジングミノーをキャストし、ロッドを立ててレンジを出来るだけ水面に近づけながら流れと風を利用してのデッドスローリトリーブ。
流れがなく、風もなかったらこのレンジをキープするのは難しくなります。

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サイズは大きくても45センチ程度ですが、釣れないライズを攻略して8本の捕獲に成功しました。
帰ってしまった釣り人がライジングミノースローチューンを持っていたとしても、使い方を少し工夫しないと、ただ何も考えずにリトリーブしていては釣れない魚です。

しばらくブランクがあったのでフッキングの甘さから何度かバラしてしまいましたが、何尾か釣り上げて以前の感覚を取り戻してくると、それからは全てキャッチできています。

この釣り方はおそらくあれに似ています。
私の住む地域ではバチ抜けという現象は起こらないのですが、おそらくバチ抜けの釣りはこのような感じなのでしょう。

関係ないですね。
目の前の魚に釣り方を合わせるだけですから。

もっと簡単な釣り方も予想できます。
CB70ドリフトもしくはCB90ドリフトのデッドスローリトリーブ。

もしくはそれに近いメバル用プラグを使う事です。

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ちなみに、前日はマニックが反応良かった。
サイズも良かった。
でも、フッキングが甘くてこの通り。




もしかして、みんなこのルアーの事忘れてない?
全然売ってないんですけど(笑)



ロッド:ワールドシャウラ2832
リール:ステラ4000XG

ライン:完全シーバス1.2号
リーダー:プレミアムマックス3.5号
ルアー:TKRP、マニック95、ライジングミノーST



それではまた。





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最後までお付合いありがとうございました。
また見て頂けるようなわかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。