こんにちは。Johnです。

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シーバスを全力で狙うようになってから、たくさん釣るようになってからロッドやリール、ルアーよりもフックの重要性について考えるようになって数年。
ブログを始めた当初、ST46よりもガマカツのSPやRBの方が針先が鋭く強い!という旨の記事を書いたことがあります。





ST46があまりにも簡単に伸びる上に針先がボロくて困っていたから、自分なりに検証をして導き出した答えなのですが、いつの間にやらオーナーから対抗できる商品が出ていました。

その商品というがSTX-45ZN




詳しくはオーナーHP

  1. ワイヤーが強くなったことで伸び難く、針先の鋭さが長持ち
  2. ガマカツと違って折れない
  3. 圧縮ロックでバラシが減る
  4. 亜鉛メッキによる高い防錆性能
  5. 重量がST46と同じ
  6. 値段は少し上がったがガマカツより安価
ガマカツのSPをしばらく使ってきましたが、同じくらいの強度で錆び難く、値段も控えめでフック交換時に負担が減るという噂の新型フックの登場に期待せずにはいられません。
以前から気になっていた商品ではありますが、この度ついに安価なAmazonで購入し、試すことにしました。





STXについては、この動画でわかりやすく説明してくれています。

後は針先の精度が良ければ余裕で採用できるレベルのフックかなという印象。
ガマカツのようにピタッと爪に吸い付くような針先だったら・・・。



STX45インプレ

強度、バラシ、防錆、値段の順番にまとめていきます。

①強度について

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こちらの写真はSTX45を使用し、小さいながらヒラフッコを10本近く連続で釣り上げた際に撮影したもの。
針先こそ当初の鋭さを失っている箇所もありますが、全く変形することなく形状を維持しています。
また、新品時の針先を何本かチェックしてみたところSTX45は鋭さも合格レベル。
同じ10番サイズのST46であれば確実に伸びて途中でペンチで直すか、交換が必要になっているところ。
強度は確実に向上しています。

余談ですが、STX58は針先の精度がST46の頃と比べて何が良くなっているのかわからないです(残念)。

ちなみにマニック95というルアーは標準で装着されているフックが超弱く、メバルプラッギングには最適ではあるけれどシーバスには疑問を感じずにはいられません。
写真の下に並んでいるマニックが標準仕様。
そこでこの時は新しく入手したSTXを試してみました。
フックの重量の関係でレンジが下がってしまうかとも思いましたが、使用していて特に問題は感じないレベルで、シーバスが掛かってからも不安を感じることなくやりとりができます。

そして、折れるガマカツ、伸びるオーナーと言われているように設計思想がそもそも異なります。
ひたすら鋭さを追求した結果、硬い素材を研ぎ上げる事にたどり着いたガマカツと、ガチガチに固めすぎない程良い硬さを利用して多少伸びても魚を獲る事を優先したオーナー。
このSTX45も針先の精度に関してはガマカツに僅かに劣るように感じられます。

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しかし、動画でも説明されているように針先の向きが若干内側を向いている事で、フッキング時の力の向きが最適化され貫通力がガマカツに劣っているようには感じられません。



②バラシ軽減について

STX45に搭載された圧縮ロックという機能。

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フックがこれまでと異なり角張っていてこの部分で魚の肉を支える形になります。
形だけだとよくわかりませんが、50センチ程度のフッコサイズでもほぼバラシをすることがなくキャッチできています。
シーバスは小さいサイズほどよくバレる魚であるにも関わらず、フックをSTX45に変更してからバラシが激減。
テストをしたプロの方々が言うように、バラシを減少させる効果は実感できるレベルです。

私はこれまでガマカツをしばらく使ってきた中で、このバラシに非常に悩まされてきました。
フックをしっかりと貫通させられていないことが一つの原因ではありましたが、それを解決してもまだまだ満足できるキャッチ率には届いておらず、何とかならないものかと考えていたところにSTXの登場。
単に針先の鋭さの問題ではなく、形状の問題が原因のひとつであることがこれではっきりしました。

本当にバラシが減るのでぜひ試してみてください。



③防錆性能について

ST46の防錆性能は個人的にはとても認められるものではありませんが、今回のSTX45はガマカツと同じくらい錆に強いと感じています。
私の場合、錆びたから交換というよりは針先が鈍ってきたらすぐに交換していたので、そもそも錆びているフックを見る事自体がそれほどないのですが、それでもST46は錆びているのが確認できていました。
しかし、STX45ではそれはありません。

もちろん、細かく見ればトレブルSPもSTX45も若干錆びていることがあるのかもしれませんけどね。
ガマカツのハイパーシールドとオーナーのSTX45に関しては錆びを心配する必要はないと断言します。



④コストについて

ST-46
8本入り850円
1本あたり106円

STX-45
8本入り950円
1本あたり118円

トレブルSP
6本入り850円
1本あたり141円

トレブルSP徳用
18本入り2400円
1本あたり133円 

値段こそST46より高くなってしまいますが、ガマカツより価格が抑えられてリーズナブル。

針先の鋭さから来る刺さりの良さが取り柄のトレブルSP。
しかし、STX45のフック形状を見直したことによるフッキングの良さとバラシ軽減性能はトレブルSPにはないもので、おまけに値段が徳用と比べても安い。

また、これまでガマカツを使用してきた中で何度かフックが折れたことがあるため、そこには若干の不安を感じていました。
「大物が掛かった時に折れたらどうしよう・・・」

この性能、この値段であれば十分に採用の余地があります。



まとめ

ナイロンラインが標準的だった頃に作られたSTシリーズと、PEラインが主流となった現在に最適化されたSTXシリーズ。
強度、フッキング性能、バラシ難さ、錆び難さ、コストパフォーマンスと、フックメーカー最大手のオーナーが技術と経験を生かして生み出した最新のフックです。

正直言ってかなり良い完成度です。
STX58の針先精度には疑問を感じてしまいますが、STX45は素晴らしく良い!

これまでは釣果を優先し、値段が高いにも関わらず仕方なくガマカツを使用していたのですが、今後は予備フックがなくなり次第順次STX45に交換して使っていきます。
現状、性能と値段のバランスがここまで良いフックは他にありません。
特にシーバスのバラシに悩んでいる方、サクラマスのローリングフック外しに悩んでいる方にとっては新たな希望となってくれること間違いなしです。

STX58はアカメ等の大型魚を狙う際には折れずに伸びるという部分でメリットがありますが、針先がちょっとな〜という印象です。
新品を触っただけでまだ大きな魚を掛けていないので、STX58に関してはまたしばらく使ってみてから報告しようと考えています。






それではまた。






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最後までお付合いありがとうございました。
また見て頂けるようなわかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。