こんにちは。Johnです。

私が高校生だった頃、レジャーフィッシングという雑誌のシーバス釣りの記事に触発されて通い出したのが重信川でした。
当時ブラックバスに傾倒していたわけですが、家からそれほど遠くない場所で70センチや80センチもあるでかい魚が釣れるという話を聞き流せるはずもなく、ブラックバス用のタックルにシーバス用のルアーだけ揃えて通いました。
後にシーバスタックルと言われるものを揃え、高校生から20代前半までの数年間、重信川のシーバスに鍛えられて今の私のスタイルが確立された事を考えると、シーバスフィッシングの面白さや深みを教えてくれた先生のような存在です。

ただ、通い始めたは良いもののこれがなかなか釣れなかった。笑

実際、私がシーバスを重信川で釣り上げたのはしばらく経ってからで、人生初のシーバスはすぐ近くにある水門のポイントでのヒットでした。

重信川は、松山近郊に住むシーバスアングラーが一度は釣りに行ったことのある、ある意味有名な河川ではありますが、シーバスをこれから始める方や中々釣れない方のために、私がこれまで通い詰めて導き出した攻略法を記事にまとめていきます。

ここ数年は全くと言って良いほど行っていないので、増水等で地形が変化し、過去の経験が通用しないこともあるため、あくまでも参考程度に、「こんな感じで釣れるんだ」程度に読んでもらえればと思います。



タックル

一般的な河口のシーバスゲームですから、タックルも特殊な物を用意する必要はありません。
9フィート前後のロッドに2500番から3000番くらいのリール、PEライン1号にリーダー16から20lb程度の普通の装備で大丈夫です。
ウェーダーはあった方が良いですが、なくてもなんとかなります。
ルアーは先行深度50センチ前後、深くても1メートル程度のミノーを水深別に数種類と、遠投の効くシンキングペンシルがあればシーバスを釣ることができます。
暗闇かつそれなりの広さがあることからミノーのサイズは12センチ前後が良いでしょう。
海から河口に入ってくるやる気のあるシーバスですから、ルアーは目立たせてなんぼです。
 


いつ行けば?

シーバスを狙うとなると当然夜間の釣行となり、タイドグラフを事前に確認して釣行のタイミングを決めます。
昼間でも釣れますが、夜の方が釣れるのでデイゲームの紹介は行いません。 
潮位が低いと浅すぎてよろしくないので、下げ潮でも上げ潮でもある程度水深が確保できる事が重要です。
具体的には潮位が150センチ以上ある時を狙います。

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↑下げ潮時に釣りをすべきタイミングA、上げ潮時に釣りをすべきタイミングBとして記しました。
慣れていなくても2時間くらいは釣りできますよね?

釣れる確率を少しでも上げたい場合、雨後の増水時や海から陸へ向かって強風が吹き荒れる時を狙い、月明かりの影響の少ない中潮や大潮の下げがベストな潮回りとなります。
このようなタイミングで海にいるシーバスが河口に侵入してきます。 

海から陸へ向かって強く吹き付ける風を嫌う人が多いのですが、非常によく釣れるタイミングである事を考えると、ぜひ苦手意識を克服して欲しいところです。

また、シーバスゲームに付き物の「水の流れ」が慣れないうちはなんのことかさっぱりわからないと思いますが、これは何度も通い、釣りを行なっていくうちに分かるようになってきます。
「流れが効いてきた」とか「いい感じに流れてる」と言ったセリフを聞いたことはないですか?
流れがしっかり出ている時にシーバスは非常によく釣れます。
これはキャストしたルアーが受ける抵抗から判断するわけですが、慣れる以外に理解する方法がありません。
要はリトリーブ時に重く感じたり、軽く感じたりするので、そこを意識しながら何百回とキャストを繰り返すと何となく分かるようになってきます。

これが分からなくてもシーバスを釣ることは可能なので、慣れてない方も安心してください。



どこで釣れば?

実際の河口はかなりの広さがあり、波止があったり常夜灯があるわけでなく、それが慣れていない方にとってはポイントを絞り難くさせる要因となります。
一見すると良さそうな所が至る所にあるように感じられ、言ってしまえばどこでも釣れる可能性があるのですが、その中でも一番釣れる可能性の高い場所で釣りをすることがシーバスへの近道です。

何度か県外から遠征してわざわざ重信川で釣りをしている方に出会ったことがあります。
はっきり言って何百キロも移動して来るほどの価値はこの河川にはありません。
家の近くでシーバスを釣りたい、出張で来たから釣りたい、と言う場合に「ここならなんとか釣れるかもしれませんよ」程度の認識でお願いします。

スクリーンショット 2019-07-18 9.46.28

写真の立ち位置からキャストをすると下げ潮、上げ潮どちらの場合も現実的にシーバスをキャッチできる可能性があり、対岸や中洲など他にも釣りができるポイントはありますが、慣れていない内は迷わず上記の場所を目指してください。

写真の場所、内側の①②は下げ潮、上げ潮共に水面に目視可能な流れの変化が発生し、シーバスと言わずチヌやソイと言ったその他の魚も釣れるオススメのポイントです。

外側の③④は下げ潮時に大型のシーバスを狙う場合にオススメです。
ランカーが釣れることが多く、そうでなくとも60センチ以上が多くを占めます。

当然、多くの方が釣りをしたい場所な上に、川の流れも手伝って2番にキャストしたルアーが4番あたりから帰ってくることも十分あり得るため、先行者がいる場合はしっかりと挨拶をして先行者のルアーコースを邪魔しないように配慮する必要があります。

上級者ほどルアーコースを重視し、初心者ほどルアーコースを軽視します。
どの釣り場でも風や流れの影響を考えてキャストし、お互いに気持ちよく釣りができるように気をつけてください。

釣り場は広大ですから、難しい場合は他のところで釣りをするのも選択肢の一つです。
私は海側で94センチまではキャッチしています。


釣り方は?

キャストして巻くだけで釣れます。
いわゆるタダ巻きと言うやつです。
実際に話ができれば詳しくお伝えするのですが、文章で伝えるのは非常に難しいこともあります。




以前の記事に良いものがあったので、こちらを参考にしてください。


また、潮クサビと言う言葉をご存知でしょうか。
淡水と海水が混ざり合うエリアでは、比重の大きな海水が海底付近を滑るように流れる現象が発生し、イメージしやすく言うと上半分は淡水、下半分は海水という感じで混ざり合わずにはっきり分かれることがあります。
特に上げ潮時に起こりやすく、底付近を流れる満ち潮の中を魚も一緒になって移動して来ることが多いように感じています。
実際、シンキングペンシルを表層ではなく、上げ潮に乗せるように底付近を漂わせて何度かヒットさせたことを考えると、潮クサビを意識したレンジ攻略も重要になってきます。

しかし、慣れていない人には非常に難しい釣り方となるため、タダ巻きで釣るという基礎の応用編として考えてください。



実際に釣りをして

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先日、久しぶりに重信川を訪れ、上記の立ち位置から狙ってみたところ50センチ程度ではありますが、2本のシーバスを仕留めることに成功しました。

雨の影響の残る満月の大潮。
満潮から潮位が下がり始めたタイミングでエントリーし、TKLM120を中心にローテーションしながら流れの変化を探りました。
釣れたのは①にキャストして私から5メートルほどの距離でルアーがターンした時、③にキャストしてリトリーブを始めた時です。
近距離でヒットするのは小さいシーバスであることが多いのですが、意外と足元近くでヒットすることも多いため、リーダーがガイドに干渉する辺りまでは釣るつもりでリトリーブをしましょう。

ルアーの選択やカラーについてはこちらの記事が参考になるかと思います。



何度も繰り返して経験していく内に、「こんな時に釣れるのか」「この流れの時が良いのか」と心で理解できるようになってきます。



まとめ

色々と書いたので分かり難いかもしれませんが、上げ潮でも下げ潮でも一番釣れる確率が高い立ち位置と、釣りをするべき潮位の紹介をさせて頂きました。

上げ潮の時は内側でレギュラーサイズを狙い、下げ潮の時は外側でランカーを狙う。

私が伝えたかったのはつまりこういうことです。

愛媛はシーバスに恵まれた土地というわけではないので、日本一シーバスが生息していると言われる東京と比べれば魚影が超薄い釣り場かもしれませんが、遠征でもしない限り我々はそこで釣りをする他ないのです。

シーバスを釣りたい!と考えている方の参考になれば、最初の1尾と出会うきっかけになれば幸いです。
特に最初は中々釣れないのがシーバスと言う魚なので、諦めずに何度も通い、釣り場で出会った人に釣り方を教えてもらっても良いかもしれませんね。
もし、その場所に精通している方が友達や知り合いにいる場合は、一緒に釣りに行くのが一番の近道です。



それではまた。






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最後までお付合いありがとうございました。
また見て頂けるようなわかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。