こんにちは。Johnです。

3連続釣行最終日。
シーバスかメバルか。

サイズ狙いか、数釣りか。
迷った挙句、メバルの数釣りを楽しむために仕事終わりに釣り場へ直行しました。



エサ釣り師の心を折る

上げ潮の時に反応が良い石組みの波止に到着すると、まずは反応を見るためにSPM75からスタートします。
まあ何と言ってもこの複雑な潮の流れに合わせた釣り方、魚の状況に合わせた釣り方を選択しなければ無数にいるメバルたちに完全に無視されてしまいます。
波止の先端に立った場合、波止の左側に沿って沖に流れる潮、左から右へと流れる潮、と思ったら急に右から左へ流れたり、左右同時に流れが発生しぶつかるように流れる。

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ファーストヒットはSPM75。
広範囲にアップクロスやダウンクロスで投げ込みますが、どうも反応がイマイチ。

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メバペンマグナムで表層付近を探ると可愛いサイズのメバルがヒット。
流れに対して程よい抵抗を感じる程度に非常にゆっくりとした表層ただ巻きで、小さいサイズがプラグを持って行こうとします。
ただ、なかなか掛からない。
この時点でレンジはSPM75よりは上だと判断しました。

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SPM55に変更し、メバペンマグナムより僅かに下のレンジを流れを考慮しながらゆっくりとリトリーブすると連発モードへ。

丁度この頃に私しかいなかったこの場所へ釣り人がやってきました。
どうやらメバルのエサ釣りをしに来たようで、軽く挨拶をして20メートルほど離れた波止の左側で釣りを開始していました。
電気ウキにゴカイをセットして流して釣っているようです。
私はここにプラッギングの練習を目的として来ているため、普段は全て魚をリリースするのですが、挨拶をしてきちんと私の釣りの邪魔にならない距離に陣取った優良釣り人に良いサイズをプレゼントすることにしました。

私「私全部逃すんですけど、良かったらいりますか?」
おじさんA「逃すん?美味しいんよ?」
私「最初は持って帰っていたんですけど、今は全部逃しているんです」

小さ過ぎるサイズは迷惑かなと、ほどより20センチ前後のメバルだけおじさんのクーラーまで持っていきます。
ここはメバルの数は圧倒的に多いので、エサ釣りだと入れ食いかと思ったらあまり釣れている様子にありません。
おそらくレンジの問題でしょう。

SPM55を中心に投げつつ、たまに沖に浮いてくる良型を狙って75やマグナムを試しますが、どうやらこの日はあまり大きなサイズはいないようです。

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大きくても22センチ、23センチと言った感じです。

満潮が近づくに釣れてプラグへの反応が悪くなり、全く釣れないわけではありませんが、カブラを投入してみると。

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なんと良型のアジが入ってきていたようです。
釣り上げた尺アジをクーラーボックスへ持っていくと、ちょうどおじさんも良型のアジが釣れたとのこと。
これらのことから分かる通り、アジは群れがいるかどうかで釣れる釣れないが決まります。
決して、低活性だから、ワーム合っていないから釣れないわけではないのです。

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あまり水深はありませんが、カブラだと釣れるサイズが小さ過ぎるのでボトムワインドも試してみると少し大きめのメバルがヒット。
でも正解の釣り方ではありません。
ジグ単も試してみましたが、どうも反応が悪い。


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その後もカブラとSPMをローテーションしながら数を稼いでいくと、おじさんがこちらまで歩いてきました。
おそらくもう釣りを止めるのでしょう。

おじさんA「もう心が折れたから移動する」
私「こっちもだいぶ反応が悪くなってきました」
おじさんA「ここは上げはいいんだけどそろそろ下げが効いてきたから」

私がカブラで小型をテンポよくヒットさせながら話をしていると、どうやらルアー用のタックルも揃えているらしく、釣れる気がしないからどうしてもエサ釣りに逃げてしまうとのことでした。

おじさんA「相当大きいルアー使いよるね」
私「7センチくらいです」ぶら下がったメバペンマグナムを見せながら。
おじさんA「結構道具を揃えたんだけど釣れる気がしない」
私「カブラ使ったことあります?一番釣れますよ」
私「このたくさんいる食わないメバルをなんとか釣れるようになることがここに来ている目的なんです」
おじさんA「もしかして釣りの仕事しよるの?」
私「いやいや、ただの釣り好きなサラリーマンです」

その後も話をしながらメバルを釣り続け、「次に来るときは餌は置いて、ルアーだけ持ってきてください」と冗談を言ってお別れ。
どうしてもエサ釣りに劣ると思われがちなルアーフィッシングが完全勝利した瞬間でした。
もう一度ルアーやってみようかな?という気になってくれると嬉しいですね。



場所を変える

満潮までは先ほどの場所で良いのですが、今度は下げ潮時に良い場所へ移動します。
ここはL字型の波止の曲がり角付近に必ずと言って良いレベルで釣り人がいて、この時も電気ウキにサビキを取り付けて釣っている方がいました。

私「状況はどうですか?」
おじさんB「流れが速すぎて釣りにならない」

投入したウキがものすごい速度で左から右へ流れて行っています。
確かにいつも以上の速さのようです。

50メートルほど離れた波止の先端に陣取り釣りを開始。
この場所は激流なのですが、まさにこの時、左から右へ潮が流れていないと全く釣れないという特殊なポイントのため、釣りは難しいけれどチャンスです。
SPM75からスタートし、反応を見てこの場所の鉄板、SPM55へと変更しました。

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激流ですが、魚は完全に浮いておりそのレンジを外さないこと、じっくりと見せることが大事で、かと言ってサスペンドやトップを流しても反応が悪く、ほんの少しリトリーブをしていないとアタリも出ません。

このタイミングで沖からメバルを釣っていた船が帰ってきました。

私「釣れました?」
おじさんC「ちょっと出るタイミングが遅すぎて微妙」

とは言ってもショアから釣りをしている私よりは遥かにたくさん釣っているでしょう。

おじさん「その仕掛けだとあまり飛ばんかな?あそこの先で釣れるで」

20メートルくらい離れた位置に船でないと渡れない波止があるのですが、どうやらその辺りがメバルにオススメの場所らしく、SPM55をフルキャストし非常にゆっくりとしたリトリーブで誘ってみます。

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一撃でヒットしました。
川のように流れる場所に完全にダウンで投入するため、普通にリトリーブするとルアーが浮きすぎ、かと言って巻くのを止めると反応がなくなります。
激流ポイントでの釣りに慣れていないと、アタリだけで全く釣れないということもあり得る場所。

私「良かったらメバルいりますか?」
釣り人C「いやいや持って帰りや」
私「私全部逃すんですよね」
釣り人C「逃すんけ!?」

あ、この反応は本日2回目だ。
エサ釣りの方にとってはリリースするということが信じられない様子です。

釣り人C「尺アジとか尺メバル釣れたら流石に持って帰るんやろ?」
私「尺メバルはこの前釣ってリリースしました」
釣り人C「相当優しいな〜」

その後、大きなサイズほど優秀な魚だから子孫を残して欲しいという、10年先を見据えた考えを伝えてお別れ。
この日出会った方は全員が優良釣り人でした。
こんな深夜に釣りの話で盛り上がれることはなかなかありません。
もちろん、私が釣り上げる程度で魚の生息数に影響が出ることはありませんが、毎回大量のメバルを持って帰ると家族に嫌がられますからね。(笑)

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その後、潮位が下がって反応がなくなるまでSPMで釣り続け、帰り際にサビキ釣りの方に声をかけると小さいアジが2尾しか釣れなかったとのことでした。
逃したメバルをプレゼントするべきだったかと思いましたが、距離が随分と離れていたのでまあ仕方ないです。
この日はエサ釣り師2人と連戦し、圧倒的な釣果でルアーフィッシングの優位性を示すことができました。



大事なのはレンジ

基本的に餌とルアーを魚の眼の前に投入すれば、魚は餌に食いつきます。
今回の釣行、どちらの場所でも反応があったのは表層付近であって、水面下50センチでも1メートルでも魚の食い付くレンジを外してしまうのです。
だから表層を攻められるルアーフィッシングの方が釣果が良かった。
逆に深い場所で食い付く場合は私が全然釣れず、今回とは逆の結果になったでしょう。
餌とルアー、一長一短ですが、いつも言っているように魚に合わせた釣り方が何よりも大切な事なのです。

どうせやるならエサ釣りを超えないとね。
「餌の方が釣れるやん」と言われるようではまだまだ。
いつでも餌を圧倒できるように修行を続けます。






ロッド:UTR-55-one-TOR CQC
リール:ルビアス 1003
ライン:ジョーカー0.4号

リーダー:プレミアムマックス0.8号
ジグヘッド:自作ジグヘッド、尺ヘッド
ワーム:カブラ、ビームスティック、アジリンガープロ、ジャコナックル

ロッド:ブルーカレント76TZ
リール:月下美人AIR 2002H
ライン:アーマードフロロpro0.3号
リーダー:プレミアムマックス1.2号
ルアー:プラティ、メバペン、SPM、リッジスリム、リッジ35、ガンシップ



それではまた。






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最後までお付合いありがとうございました。
また見て頂けるようなわかりやすい記事作りが出来るよう今後も精進してまいります。