こんにちは。Johnです。

釣り具屋さんに行けばそれこそ無数のアジング用と言われるワームが展示されています。
形状的には大きく二つに分けられ、主にただ巻きで使うことを想定して作られたもの、カーブフォールで使うことを前提に作られたものが存在し、アジングで中心となるフォール用ワームの種類をたくさん置いているお店が多いです。
その中で私が使用しているのがレインズのアジリンガーProアジアダーProというフォール用に作られたワームです。
アジングでは割と有名なので、すでに愛用している方も多いでしょうね。



決め手は素材とサイズ調節

私がワームを選ぶ際にどのような点に注意して選択しているのか紹介しておきます。

まず、ワームの素材が変わると何が違ってくるのかということですが、アジングにおいてはワーム自体の柔らかさによる食い込みと、実際に釣れた時に裂けてしまってズレることが抑えられると言う点が挙げられます。

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この写真を見てもらえれば分かる通り、アジはワームを丸ごと吸い込むように捕食するため、素材が硬いとこんな風にワームが折れ曲がって口の中に収まる確率が低くなります。
フォール用ワームはとにかく柔らかく!これが大事です。
一方、リトリーブ主体で使うことを想定されているワームは、サイズ自体があまり大きくないことが多く、折れ曲がらなくてもそもそも一口サイズという設計になっています。
もちろん、リトリーブ用とフォール用どちらも柔らかいことに越したことはないです。

もう一つの点が、アジは数釣りということに起因する耐久力です。
一晩で50尾、100尾と釣って行くわけですから、一回釣り上げるごとにワームを交換したり、一回投げるごとにズレてしまったワームを直していると非常に効率が悪くなります。
一晩で3尾、良くて5尾のような釣りであればそれほど気にならないかもしれませんが、短時間でバシバシ掛けて行くアジングではワーム一つの耐久力がその日の釣果に繋がるのです。

また、特にワームの耐久力に特化したアジングビームという商品が存在し、とにかくタフでズレないという長所があります。
しかし、一方で特殊素材のためフックが刺さり難く、ジグヘッドにセットする際に煩わしさを感じるため私は主力として使用することをやめました。
地域性もあるのだと思われますが、釣具屋にあまり並んでいないことも理由の一つです。

あくまでも普通にフックに刺さるワームで柔らかさと耐久力のバランスの良い商品を探した結果、レインズにたどり着いたというわけです。

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そしてもう一つ大事なのがこの写真。
上からアジリンガープロ、フィジットヌード、一番下が千切ったアジリンガープロ。
アジリンガーの形状だからこそできる大胆なサイズ調節も私がワームを選択する際に重視している点です。
フィジットヌードも千切れますが、細すぎてフックに付けられないのです。
また、先ほど紹介したアジングビームは特殊素材すぎてそもそも指で千切れません。

ボリュームのあるアジリンガープロでまず広く探り、魚の反応を見て「これだと少し大きいかな?」と思われる際に指でピッと千切って簡単にサイズダウンできます。
いちいちサイズの異なるワームを用意する必要がなく、重宝しています。



アジアダーは?

まず前提として私の考えを理解しておいて欲しかったので長くなりましたが、ここからが今回のブログタイトルにもなっているアジアダーをクビにした理由を説明します。
素材は同じものが使用されているため、柔らかさ、耐久力、サイズ調整ができる点は合格。

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上からアジリンガープロ、アジアダープロ、アジキャロスワンプと比較しやすいように並べてみました。
ボリュームも上から順番に小さくなるように置いています。
私がワームを選ぶ際にもう一つ重要視している点があり、それはワームの受ける抵抗=沈下速度をどうしたいのかということです。
ワームの表面がボコボコしているアジリンガーと、表面に凹凸が少なくツルッとしているアジキャロスワンプでは当然ながらジグヘッドにセットして沈めた時に着底までの時間が変わってきます。
もちろん、凹凸の少ないアジキャロスワンプが素早く沈み、アジリンガーは比較的ゆっくりと沈みます。
そもそも、当時アジアダーを採用した理由がアジリンガーよりもフォールスピードが速いということでアジリンガーとのセットでの導入となったわけですが、実際に使ってみるとそれほどの違いがなく、結局アジリンガーばかり投げていることが多くなりました。

ちなみに、ワームの受ける抵抗が大きいほど沈下速度が遅くなり、操作した時にリグの存在を感じやすくなります。
しっかりとこの辺りを考えてワームを選択すると自ずとボックス内も綺麗に整理され、本当に必要なワームなのかそうでないワームなのか明確になるはずです。

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続いて、この写真は左がアジキャロスワンプ、右がアジアダーの断面を撮影したものです。
ちょっと分かりにくいのですが、右のアジアダーが楕円形になっており、ジグヘッドにセットする際に向きを見ながらフックを刺し、向きを見ながらフックを出すという行程も煩わしく感じていました。
一方、アジキャロスワンプは綺麗な円を描いていますから適当にフックを刺して、適当にフックを抜けば素早く簡単にフックセットが決まるわけです。

沈下速度による差別化、さらにフックセットの行い易さを考えると「アジアダーはないな。アジキャロスワンプにしよう」となったわけですね。

しかし、決してアジアダーがアジキャロスワンプに劣っていると言う訳ではなく、あくまでも私の求めるワームではなかったというだけの話です。

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この写真はワームの柔らかさを伝えやすくするために撮影したものです。
奥がアジアダー、手前がアジキャロスワンプと言うことで細かく分析することはできないのですが、アジキャロスワンプの方がちょっと硬いように見えます。
アジアダーは表面のリブ(凹凸)があるため太く思えますが、リブをなくすととても細いワームですし、柔らかさの違いはあって当然と言えるでしょう。

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また、形状の問題でサイズ調整の幅がアジキャロスワンプの場合少しだけ狭くなります。
アジアダーは半分近くのサイズに千切ってもジグヘッドにセットできますが、アジキャロスワンプは1/3ほどカットするのが限界でしょう。



テストしてみて

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正直言って、ワームの形状が変わるから、色が変わるから程度では釣果にはほとんど影響がありません。
上の写真のようにアジキャロスワンプでなんの問題もなく捕食することがテストをして分かりました。
ここからは考え方次第なところもありますが、フォールスピードを調節したいからワームを変える、頻繁にアタリがあるが掛からない時にサイズを変更する、と言う感じで自分のイメージと合わせるためにワームを使い分けて行くことが大切です。

私はアジキャロスワンプを導入したことで、今までより軽量なジグヘッドで今までと同じか、今までより早くリグを着底させることができるようになりました。
アジリンガーとの明確な差別化と共に、流れや水深のあるエリアでの効率が上昇したと言えます。
例えば今まで着底まで40秒かかっていたところが30秒になったら、帰りのクーラーボックスの重さがだいぶ違ってきます(ボトムにアジがいる事が前提)。

なんとなくこっちの方が釣れる・・・では進歩がないですからね。
自分のやりたい釣り方、今そこにいる魚に合わせる為にセットするワームを選択すると言う事です。



フォール用ワームボックス

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アジキャロスワンプの方が私にとっては有用だと言うことが証明されたため、ボックス内はこうなりました。
カラーによる釣果の差はアジングでは一度も感じた覚えがありませんが、その時の気分や周囲の明るさ、潮の濁り具合によって使い分けているつもりでいます。
ただ、まず気のせいです。
一番大事なのはこれが良いと自分で信じてキャストできることだと私は考えています。



ワームがズレてきたら

最後に一つのワームでたくさん釣るためのアドバイスを書いておきます。

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釣りをしていてワームが裂けてきた、ズレるようになったと感じたら写真のように少しだけワームの頭を千切ってフックを刺し直すと復活します。
一つのワームをこの方法でしばらく使うことができますが、当然短くなってくる為、「これは流石に小さすぎるな」と思ったら新しいワームに取り替えましょう。









それではまた。



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最後までお付合いありがとうございました。